« 羽越本線を俯瞰/そして日本海の夕日 | トップページ | 山形から帰る »

2005年8月 6日 (土曜日)

陸羽西線で最上川を遡る

050806-091001
 今日は鶴岡がスタート。陸羽西線に乗って最上川を遡り,庄内から最上へ向かう。
 鶴岡駅前ほど歩行者の利便を無視しているところを見たことがない。先日,焼津駅前のひどさを嘆いたばかりだが,その焼津駅前からエレベータ付き歩道橋を取り払ったのが鶴岡駅前である。駅前通りから真っ直ぐに駅に向かえないばかりか,駅前通りを横断することもできない。歩行者の安全のために「歩行者が通れない」ようにしていると思われるが,ほとんどの歩行者はガードレールを跨ぎ,横断禁止の道路を渡っている。本末転倒とはこのことである。
 不思議なことだが,鶴岡駅前にはたくさんの木が植えられているのだが,蝉の鳴き声がまったくなかった。蝉はトンボのように環境(水質)悪化の影響を受けにくく,都会でもたくさん繁殖している昆虫なのだが,どうしたことだろうか。

050806-092205
 鶴岡駅で待っていた羽越本線の電車は悪名高き「走るんです」だった。

050806-094804
 余目駅で陸羽西線に乗り換える。陸羽西線の列車が来るまで時間があったので,途中下車する。

050806-095147

050806-095223

050806-095505

050806-095614

050806-100100
 駅前には農協の古い倉庫が残っていた。つい最近まで現役だったようだが,周囲にロープが張られているところを見ると取り壊されてしまうのは近いかもしれない。

050806-104805
 陸羽西線用のホームへ。

050806-111752
 陸羽西線は最上川に沿って走る。最上川を船で下った松尾芭蕉が,『五月雨を 集めて早し 最上川』と詠んだことで有名だ。そして現在,最上川は観光客向けの川下りで賑わっている。陸羽西線の車窓からも,川を上り下りする観光船を見ることができる。
 それにしても,ヨーロッパのライン川にかけて最上川を「芭蕉ライン」と呼ぶのは,風流じゃないように思うのだが……,かの芭蕉は認めてくれるだろうか。

050806-112444

050806-112624
 川下り船の乗り場に近い古口駅で下車する。陸羽西線の列車は,ほとんどがこの古口駅ですれ違うように設定されている。
 ここ古口では,ニイニイゼミやアブラゼミ,ミンミンゼミに混じって,エゾゼミの鳴き声が目立つ。エゾゼミの鳴き声を聞くと東北に来たことをなんとなく実感する。

050806-123338

050806-132454

050806-132740
 古口駅近くの山に登り,最上川の支流角川に架かる鉄橋を渡る列車を撮影しようと思ったのだが,山の上からは木々に遮られて線路が見えなかった。いくら地図を念入りに調べても,残念ながら木の高さまでは現地に行ってみないと判別できない。
 結局鉄橋のたもとまで戻って列車を撮影することにした。

050806-135103
 のどかな田んぼと角川の綺麗な流れ。こういう風景をからめて列車の撮影ができれば嬉しいのだが,なかなか思ったような構図の写真にはならない。

050806-143200

050806-143754

050806-152913
 古口駅で新庄行きのディーゼルカーに乗る。列車が来る直前までは駅に誰もいなかったが,いつの間にかたくさんの乗客が集まっていた。

050806-154724
 新庄駅で奥羽本線の列車に乗り換える。新庄までは山形新幹線が走れるように線路の幅を広げたため,以前は繋がっていた線路が新庄駅を境にして途切れてしまっている。奇妙な光景だと感じた。

050806-172504
 山形駅到着。ガラガラだった車内は,山形駅が近づくにつれて浴衣姿の乗客で満員になった。

050806-175942
 まったく頭になかったのだが,昨日から花笠祭りが始まっていたのだった。今晩の宿の予約がなかなか取れなかった理由がやっとわかった。
 まだ花笠踊りが始まる前には,このように写真を撮る気分になったが,踊りが始まるとものすごい人だかりになり,人混みが苦手な私は唖然とながめているしかなかった。

050806-175249t

050806-183557
 踊りに加わる前の舞妓さん達。

 あらためて自分は人混みが好きじゃないことを実感した夜だった。
 花笠の夜は更けゆく……

|

« 羽越本線を俯瞰/そして日本海の夕日 | トップページ | 山形から帰る »

・06 山形県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

伊達屋酔狂です。
お久しぶりです。
6~7年前に銀山温泉にいったときに花笠踊りを初めて拝見しました。
テレビで見たゆったりとした優雅な流し踊りかと思いきや、そこで見た花笠踊りは身体を上下に激しく上げ下げするまったく別の踊りのようでした。
踊り子さん達の一心不乱に身体を振り、笠を廻す姿は、踊りというより何か霊が乗り移ったようなそんな身体の表現なのかなとも思わせるような動きに見えました。
私達の町でも15/16両日の盆踊りに向けて連日太鼓練習中でして昨晩たまたま銀山温泉に行ったメンバーが数人にて「あの時の花笠踊り、、凄かったね〜」といまだに話題になってます。
おじさん達の心を掴んでしまった花笠踊り、又、見に行きたいっす〜。

投稿: | 2005年8月11日 (木曜日) 19時12分

 伊達屋酔狂さん,おばんです。
 花笠踊りは「花笠」という言葉からの印象もあって優雅なイメージがありますが,たしかに激しい踊りですよね。元々は土木作業をするときなどに調子を合わせたり,景気をつけるための労働歌だったという話を聞いたことがあり,そう思って踊りを見ると,さもありなんという感じがします。若い人のグループの踊りは,伝統的な踊りとはまた違ってさらに躍動的だったりもします。
 で,「ヤッショー,マカショー,シャンシャンシャン!」という掛け声がいまだに頭に残っています。

#でも,踊りの中にまで入り込んで写真を撮っている人たちの無粋な行動には,ちょっとシラケてしまいました。

 そうそう,もうすぐ盆踊りですね。「生の笛と太鼓と歌」の盆踊りも,もはや貴重な存在です。頑張ってください。
 近所(川崎市北部です)でも盆踊りが行われますが,東京でもないのに東京音頭(しかも録音)を流し続けます。三春の盆踊りで育った人間としては,やっぱり伝統という根を持たない生活の薄っぺらさ,寂しさを感じます。

投稿: 三日画師 | 2005年8月12日 (金曜日) 19時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 陸羽西線で最上川を遡る:

« 羽越本線を俯瞰/そして日本海の夕日 | トップページ | 山形から帰る »