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2016年8月16日

オリンピック生中継の臨場感と映画の映像美

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 リオデジャネイロ・オリンピックの日程も終盤に入り,すっかり寝不足の毎日である。そんなオリンピック三昧の中,日本映画専門チャンネルで映画『時よとまれ 君は美しい ミュンヘンの17日 (VISIONS OF EIGHT)』が放送された。

 映画『時よとまれ 君は美しい ミュンヘンの17日 (VISIONS OF EIGHT)』は,市川崑をはじめとして世界を代表する8人の映画監督がオムニバス形式で映像美の極地に挑んだミュンヘン・オリンピックの公式ドキュメンタリー映画で,1973年のゴールデングローブ最優秀ドキュメンタリー賞の受賞作品でもある。

 ミュンヘン・オリンピックは,個人的には,体操の塚原光男の鉄棒の下り技「月面宙返り(ムーンサルト)」と,パレスチナゲリラによる選手村襲撃の悲劇「黒い九月事件」が強く印象に残る大会だった。

 ジョン・シュレシンジャー監督が担当した最後の章「最も長い闘い(マラソン)」には選手村の悲劇も描かれている。

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 市川崑が担当した陸上男子100mでは,走る選手を正面からとらえる。一列に並んだ選手が一斉にこちら側に向かって走ってくるシーンは,テレビの映像では見ることはなく,迫力がある。
 映画全体が,まさに「時よとまれ 君は美しい」という映像美で埋め尽くされている。

 しかしながら,今現在,リオデジャネイロ・オリンピックの生中継のライブ映像を見ていると,やっぱりリアルタイムの映像は,リアルタイムならではの緊張感というか緊迫感というか,手に汗握る魅力にあふれている。何が起こるかわからない臨場感は,名監督が構成する映像美をはるかに上回る迫力がある。

 生中継の映像は,眠い目をこすりながらでも見る価値があると断言できる。

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