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2016年6月 4日

仙石線の利用者が震災前を上回る

 <仙石線>利用客 震災前比3.6%増(2016年5月30日 河北新聞)

 東日本大震災で被災し昨年5月30日に全線復旧したJR仙台-石巻(宮城県石巻市)間の利用者が、1日平均で震災前を3.6%上回った。仙石線は震災前に及ばなかったが、仙石線全線運行再開に合わせ開通した仙石東北ラインが利用者数を押し上げた。

 JR東日本仙台支社によると、仙石線のあおば通-高城町(宮城県松島町)間の今年4月末までの利用者は1日平均約5万9800人。震災前の2010年の約6万1700人をわずかに下回った。

 新設された仙石東北ラインの高城町-石巻間の利用者は1日平均約4100人だった。2路線の利用者数を合算すると、仙台-石巻間は1日平均約6万3900人で、震災前の10年より2200人上回った。

仙台−石巻間を東北線経由で直通運転

 仙石線のあおば通〜高城町の利用者はわずかに減少しているが,不通区間から先の利用客は仙石東北ラインをを使うので,両者を合算すると震災前を上回ることになる。

 まだまだ震災からの復興は道半ばとはいえ,仙石東北ラインが新しい需要を引き起こしていることは確かだろう。復興作業のために石巻に向かう人が増えたことも,利用者増加の理由のひとつかもしれない。

 もともと東北本線と仙石線は,東塩釜駅〜高城町の区間で線路が寄り添うように走っていて,ほんのわずかな手間で線路を繋げれば,駅間距離の短い仙石線の仙台寄りをパスして,石巻〜仙台間の所要時間を短縮することができそうな条件は持っていた。
 ただ,東北本線が交流電化,仙石線が直流電化であり,見た目ほど簡単ではなかった。

 結局,東日本大震災で被災した仙石線沿線の復興支援を目的として,東北本線松島駅の西側で非電化単線の短絡線が整備され,ハイブリッド気動車HB-E210系を使った列車が運行されている。

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〔東北本線の電車内から見た陸前浜田駅付近の仙石線(2005年12月11日撮影)〕

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〔東北本線松島駅の西側を見る(2001年12月23日撮影)〕

 仙石東北ラインの接続線は,東北本線松島駅の西側に設けられている。

【関連記事】
・2011年11月10日:年度内に石巻-仙台間の直通列車運転へ

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