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2016年3月 8日

鶴見川河口貝殻浜の変貌

Photo
〔1987年公開の映画『マルサの女』に映る鶴見川河口付近〕

 映画『マルサの女』を見ていたら,見覚えのある風景が映った。
 JR鶴見線国道駅の近く,横浜市鶴見区生麦五丁目の鶴見川河口付近の風景だ。国道駅の高架下は昭和初期の雰囲気が残ることで知られているが,ほんの少し前まではその近くの鶴見川沿いにも懐かしくなる風景が残っていた。

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〔鶴見川河口堤防工事前の鶴見川河口付近(2000年9月10日撮影)〕
 これは,映画『マルサの女』の撮影から十数年後,ほぼ同じ場所の写真だ。生麦の鶴見川には堤防がなく,道路のすぐ横を鶴見川が流れていた。

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〔鶴見川河口堤防工事が始まった頃(2004年1月24日撮影)〕
 そしてほぼ同じ場所を2004年1月に撮影した写真。付近の家屋は鶴見川から大きくセットバックし,高い堤防(築堤)が作られている。

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〔鶴見川貝殻浜(2004年1月24日撮影)〕
 同じ2004年1月でも,少し河口寄りの生麦の貝殻浜(貝浜)と呼ばれていたあたりは,河口干潟になっていて,まだ工事が始まっておらず,映画『マルサの女』の風景の奥にチラッと映っている建物が残っていた。

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 この貝殻浜(貝浜)は,その名の通り,ぎっしりと貝殻がつまってできていた。江戸時代から生麦や子安は貝や貝の佃煮が名産だった。漁師は貝をむき,その貝殻が浜に積もっていったのだと思われる。「生麦(なまむぎ)」という地名は,貝を生でむくことから「なまむき→なまむぎ」になったという話を聞いたことがある。

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〔鶴見川貝殻浜(2008年4月5日撮影)〕

 2008年4月撮影の鶴見川貝殻浜。河口干潟は貴重なものだということで,貝殻浜は堤防工事の際に一部が保存され,親水公園として整備された。

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