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2016年2月13日

OLYMPUSが噂のPEN-Fを発表

フィルムカメラ風の高品位ミラーレス「OLYMPUS PEN-F」(2016/1/27 デジカメWatch)
PENスタイルボディにEVFを内蔵 センサーは2,030万画素に

オリンパス株式会社は、ミラーレスカメラの新製品「OLYMPUS PEN-F」を2月26日に発売する。PENシリーズの最上位モデル。

価格はオープン。税別での店頭予想価格は、ボディのみ15万円前後、12mm F2.0付属のレンズキットが21万円前後。ボディカラーはシルバーとブラック。

Olympus_penf
〔2016年2月26日発売予定のOLYMPUS PEN-F〕

 往年の金属外装フィルムカメラのエッセンスを取り入れた外観が特徴であり,オリンパスでは「時代を超えた美しいデザイン」であることを強調しているという。
 ここに出てくる「往年の金属外装フィルムカメラ」とは,OLYMPUS-PEN F/FTで間違いないと思う。露出計が内蔵されたハーフサイズのOLYMPUS-PEN FTを,昔は旅行用のカメラとして愛用していたことがあって,そのコンセプトのデジタルカメラが発売されそうだとの噂にはずっと注目していた。

Pop_pen_penft
〔1966年(昭和41年)発売のOLYMPUS-PEN FT(TTL露出計内蔵)〕

 カメラの軍艦部にシャッターボタンや各種ダイヤル,そしてフィルム巻き上げレバーが目立たないOLYMPUS-PEN F/FTのデザインは,銀塩フィルムパトローネの大きさや巻き上げ機構から自由なデジタルカメラに向いているはずだ。

 OLYMPUS-PEN FTには右手でしっかり握るためのグリップが付いていなかったが,ボディ前面のシャッター速度ダイヤルの位置が絶妙で,右手中指の先をシャッター速度ダイヤルに引っかけておくと,カメラを安定して握ることができた。

 PEN-Fでは類似場所にクリエイティブダイヤルを配置していて,これが右手中指を引っかけるのに使えるかどうかは(本来の使い方ではないが),銀塩OLYMPUS-PEN F/FTユーザーが昔を懐かしく思い出すかどうかに影響しそうだ。

 マイクロフォーサーズ(以下m4/3)のデジタルカメラは,パナソニックのLUMIX DMC-GF1,LUMIX DMC-GX1の2台を使っていて,旅行用のカメラとしてたくさんシャッターを切った。特にGF1は自然な発色に好ましさを感じたが,どちらもダイナミックレンジの狭さが玉に瑕だった(DxOMarkのLandscapeはGF1が10.3,GX1が10.6)。

 オリンパスのカメラはパナソニックに比べると若干ダイナミックレンジが広い傾向があるので,使ってみたいという興味はある。少なからず所有しているm4/3のレンズが,多少の制限はあろうとも,そのまま使えることにも魅力を感じる。

Olympus_penf_2

 新しいオリンパスのPEN-Fはどぎついまでにメカメカしい。ローレット加工を施したダイヤルをふんだんに使い,電源スイッチはもろにバルナックライカのフィルム巻き戻しノブだ。

 オリンパスの設計者・意匠デザイナーの頭の中には,米谷さんの気持ちが乗り移ったOLYMPUS-PEN Fのすっきりしたスタイルではなく,メカメカした魅力いっぱいのバルナックライカがあったのではないだろうか。
 メカメカしたバルナックライカが嫌いなわけではないが,m4/3の新しいデジカメOLYMPUS PEN-Fは“何かが間違っている”という印象にしかならない。OLYMPUS-PEN F/FTとOLYMPUS PEN-Fのハイフンの位置の違いは想像以上に大きい。

 OLYMPUS-PEN FとOLYMPUS PEN-Fの間には,深くて暗い川がある……

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コメント

クリエイティブダイヤルのデザインも、どう見てもバルナックライカのスローシャッターダイヤルですね。

投稿: 魚籃坂 | 2016年2月18日 12時51分

 クリエイティブダイヤルの位置が,PEN-Fのシャッター速度ダイヤルではなく,バルナックライカのスローシャッターダイヤルと同じですもんね。

投稿: 三日画師 | 2016年2月20日 00時03分

Penf-Fを謳うのであれば、普通に構えて縦位置に成るフォーマットが無いのでPen-Fと謳う事が残念に思います。
(使える画素数が少なくなっても企画して欲しかった)
技術が進歩している今日だからこそ、先人の知恵と努力に敬意を払って頂ければと考えるのは愛用者は多いのではないでしょうか?。
中身は素晴らしいと思いますが売らんが為に思えてきて”華文字”が寂しく思われます。

投稿: pen-fv | 2016年4月15日 22時27分

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