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2015年12月22日

川崎駅は河原だった? 自由通路工事が難航

 川崎駅は河原だった? 地中の玉石で改良工事に遅れ(2015/12/17 日経コンストラクション)

 川崎市とJR東日本が共同で進めているJR川崎駅の改良工事の工期が、地中で見つかった大量の玉石の影響で7カ月程度延びる見通しとなった。現場の地下25m付近に埋まっている直径150〜300mm程度の玉石が、基礎杭の施工の障害になっている。川崎市が12月9日に明らかにした。

 現場には、北口自由通路や人工地盤などを支えるために、43本の基礎杭を施工する。川崎市市街地整備推進課によると14年夏ごろから、北口自由通路の施工予定位置付近など主に北側のエリアで、河原にあるような丸みを帯びた玉石が大量に出現し、杭打ち機の排泥管(管径200mm)が詰まるなどのトラブルが生じ始めた。

 川崎駅から北に1kmも離れていない場所に多摩川が流れていることから、川崎市では「駅の敷地の一部が、かつては多摩川かその支流の河原だったのではないか」(市街地整備推進課)と推定している。

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〔川崎駅の北口自由通路工事はバスの後ろに写っている乗換跨線橋(現在撤去済み)付近に設置される予定〕

 JR川崎駅では,既存の東西自由通路の混雑緩和,駅周辺の回遊性の向上のために,2013年から北口自由通路と新たな改札口(北口)の整備を進めている。
 北口自由通路は川崎駅の東京寄りに設けられ,ホーム上に設置した人工地盤の上に広い北改札コンコースを設けて既存の東西自由通路とを結ぶことになる。コンコース横にはJR系の商業施設も作られる。

 さて,工事現場の地下25m付近には直径15〜30cmの玉石が大量に埋まっているという。
 河口近くの多摩川にそんなに大きな石が転がってくるかという気もしたが,千年万年に一度の洪水ならばそれは想像もできないたいへんな流れになるだろうし,悠久の時の流れは石を丸くするのだろう。とりあえず明治39年測図の地形図を見てみよう。

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 多摩川の蛇行の跡が明確で,旧河道はしばらくは三日月湖になっていたものと思われる。このあたりの土地は多摩川の氾濫原で,大規模な洪水があるたびに流路が変わったり(人工的に流路を変えたところもあるだろう),地形が変わる。川崎駅付近は河原どころか多摩川そのものだったと言えよう。

 川崎市の起源でもある旧東海道の川崎宿の町並みが砂子〜小土呂橋で曲がっているのは,当時の多摩川の自然堤防に沿って川崎宿が形成されたからとも言えそうだ。

 かつての多摩川の置き土産によって,2017年の夏に予定されていた北口自由通路の供用は2018年3月に,中央北改札口の開業も2017年7月にずれ込むらしい。

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〔常に混雑する現在の川崎駅東西自由通路〕

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