« iPhone 6s発表。落胆そして感服 | トップページ | 上大岡最後のC北地区は32階建てビルに »

2015年10月 6日

いよいよPENTAX大口径標準ズーム発売へ

Hd_pentaxd_fa_2470mmf28ed_sdm_wr

 いよいよPENTAXが,35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ用の大口径標準ズームHD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRを発表。発売日は2015年10月16日となる。

 いろいろなところで話題になっているように,デザインやレンズ構成から,光学系はタムロンのSP 24-70mm F2.8 Di VC USD Model A007に非常に似ている気もするが,タムロンのレンズ構成図にある前群の高屈折率レンズ2枚などの一部が異なっており,実際のところはよくわからない。

 まあ,SP 24-70mm F2.8 Di VC USDはニコンFマウントでのDxOMark Scoreは,D810での測定において31(Sharpness P-Mpixは22)であり,ニコン純正のAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDの29ポイント(Sharpness P-Mpixは21)を上回っており,まったく同じ光学系だったとしても,それは喜んでも良いことだと思う。タムロンよりもかなり高価になってしまうが,大人の事情もあるだろう。

 PENTAXではあまり評判が良くなかったSDM(レンズ内超音波モーター)の採用や,PENTAXお得意の防塵・防滴AW (All Weather) ではなく,WR (Weather Resistant) 簡易防滴構造にとどまったことに対しても残念だとする声も多いが,レンズ駆動はタムロンのUSD (Ultrasonic Silent Drive) であり,“タムロン初の簡易防滴構造”だと思えば納得できる。クイックシフト・フォーカスはあるし,贅沢は言わない(笑)

 なぜ D FA☆(スター)レンズにならなかったのか,これはかなり気になる。何かしらが☆レンズの基準に達しなかったからだろう。値段は立派な☆レンズ並だし,防塵防滴のAWじゃないことぐらいしか思いつかない。

010702075443edit
〔愛用していた大口径標準ズーム smc PENTAX-FA☆28-70mm F2.8 AL〕

 HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRを買うかどうかが悩ましい。20年近く前に買った旧大口径標準ズームレンズ smc PENTAX-FA☆28-70mm F2.8 ALを持っているからである。このレンズは,ほとんど使わない電動ズーム機能が付いていて,昔のカメラだと露光間ズームなどという変態行為も可能だったりするのだが,その分,大きくて重いという印象が強いレンズだった。

 ところが,写真が銀塩フィルムからデジタルとなり幾星霜,一眼レフの交換レンズは次第に大きく重くなり,いつの間にかsmc PENTAX-FA☆28-70mm F2.8 ALは大きいレンズではなくなっていた。

150926142121
〔所有しているPENTAXとNikonの旧大口径標準ズーム28-70mmレンズ〕

 今では考えられないことかもしれないが,20年前,ニコンは大口径標準ズームの製品化でキヤノンはもとより,PENTAXにも後れを取っていて,smc PENTAX-FA☆28-70mm F2.8 ALに対抗するレンズは長らくAF Zoom Nikkor 35-70mm F2.8Dであった。

 そんな状況で,1999年に満を持して登場したのが超音波モーター駆動のAF-S NIKKOR 28-70mm F2.8D EDである。PENTAXとNikonを併用していた私は,これをすぐに購入した。そして,今でもD3とD800Eのメインレンズとして使用している。

 同じ28mm〜70mm F2.8というスペックだが,PENTAXは直径85mm × 長さ104mm・質量800g,ニコンは直径89mm × 長さ122mm・質量935gと,後発なのにニコンのほうが大きく重い。ニコンの新しいAF-S 24-70mm F2.8Eにいたっては,長さ154.5mm・質量1070gもある

 そして,新しく発売されるPENTAXのHD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRは,直径88.5mm × 長さ109.5mm・質量787g……

 ニコンの新しい大口径標準ズームは買うのを思いとどまっているが,このレンズ巨大化時代にあって,HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRのコンパクトさは(たとえ以前は大きくて重いと思っていたレンズと同程度でも),魅力的に感じないでもない。

 個人的に気に入らないのは……

D_fa2470
〔「カメラの八百富|HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRが新発売!フルサイズ対応です!」より〕

のように,望遠側でレンズ全長がにょきっと伸びること。広角側でしか役に立たないフードが付いていて,望遠側でレンズ全長が伸びるレンズがあまり好きではない。

 各社の大口径標準ズームは,昔はズーミングによってフード付き全長が変わらないタイプだったが,少し前からキヤノンが陥落。PENTAXもDA☆レンズで陥落。残るのはニコンだけとなった(そのかわり,全長がやたら長くなったが)。

 PENTAXのフルフレーム一眼レフは来春だから,ボディを買ってから考えるか。広角側24mmは魅力的だから,どうせ買うなら早めに買ってしまうか。悩んでいるうちに秋の夜長は更けてゆくのであった。

Photo
〔PENTAXとニコンの大口径標準ズーム仕様比較〕

|

« iPhone 6s発表。落胆そして感服 | トップページ | 上大岡最後のC北地区は32階建てビルに »

カメラ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: いよいよPENTAX大口径標準ズーム発売へ:

« iPhone 6s発表。落胆そして感服 | トップページ | 上大岡最後のC北地区は32階建てビルに »