« 「歩きスマホ」はマナーの問題 | トップページ | レリーズタイムラグに関する誤解と現実 »

2014年6月 8日

iPhone カバー/液晶保護シートつけたくない

140608175555

 おいらはiPhoneにカバーをつけたり,液晶保護シートを貼ったりせずに使っている。裸のまま,いつもGパンの尻ポケットに入れっぱなしだ。iPhone 3GからiPhone 4,iPhone 5,iPhone 5sと,そうやって使い続けている。カバーをつけたり,ケースに入れたり,液晶保護シートを貼ったりしない理由は……

 それが一番美しい状態だから。

 iPhoneを買ってすぐにケースに入れたり,液晶保護シートを貼ってしまう人は,腕時計のガラス(風防)にも保護シートを貼るんだろうか?

 何もつけない姿こそ,iPhoneのデザイナー・設計者がベストだと考えたデザインだ。当然,強度も耐摩耗性も考慮して設計した結果がそこにある。
 そんな美しいiPhoneを,どこの馬の骨ともしれない(ごめんなさい),デザイナーかどうかもわからない人間(ごめんなさい)がデザインした安っぽいカバーやケースで隠してしまいたくない。

091231102012

 旅行中に宿泊したビジネスホテルのエアコンのリモコンだ。液晶と操作パネル部分に,出荷時の保護フィルムが貼られたままになっていて,しかもそれがボロボロになっている。ときどき見かける悲しい姿だ。

 リモコンの設計者は,リモコンが使いやすいように操作パネルや文字の色や光沢を選択し,最良の状態のままユーザーに届くように,剥がしやすい保護フィルムを選定している。ユーザーが,どんな理由か知らないが,フィルムを剥がさずに,表示が見づらいまま使い続けることで,リモコンを作った人の配慮は無視される。綺麗な姿をこの世に現すことなく,そのまま最後は廃棄物になってしまうリモコンが不憫でならない。

 買ってすぐにカバーをつけられてしまうiPhoneも,同じように不憫に思う。

120402223605

 これは安い傘だから,どうでもいいと言えばいいのだが,もっと高級な傘でも,柄の部分の保護フィルムを剥がさずに使い続けている人が多い。職人が手造りしている木製や籐製の傘の柄は風合いが命だ。使用者の手に渡るまで,その風合いを台無しにしないためにつけられた保護フィルムを剥がさないなんて,もったいないもったいない。赤の他人の傘でも,剥がしてあげたくなる。

 iPhoneの風合い……iPhone 5・5sはアルミ合金,iPhone4・4sはSUSとガラスのボディで,多少力を加えてもまったく変形しない,剛性の高いソリッドな感触が最大の魅力だ。プラスチックをかぶせてしまうなんてもったいない。アルミニウム合金とガラスの冷たさ,しばらく使ったときのぬくもり(熱くなることもあるけど)をダイレクトに感じたい。

 人間は,古代から木材や土器,陶磁器,そして金属と長い間付き合ってきて,それらに恋することができるけど,プラスチックとは最近出会ったばかりで,恋するほどの付き合いはしていない。そんなことをふと思ってしまう。

 片手で使うとき,iPhone 5の大きさは親指が画面の端まで届くギリギリの大きさだと思う。カバーをつけると,iPhoneが一回り大きくなり,片手で使いにくくなるのも残念だ。大きくなる……といえば,iPhone 6では画面が大きくなるという噂を聞くが,画面が大きくなっても指が届かなくては使いにくいので,あまり嬉しくない。

061224222339

131218170000

 ニコンのD2XやD800Eには最初から液晶保護カバーがついているが(D3にはついていなかった),これは液晶保護フィルムよりもはるかに透過率が悪く,これを付けっぱなしにして使うなんて,信じられない。

 それでも,液晶ディスプレイに傷がつくのはイヤだという人が多いかもしれない。しかし,いまどきのデジカメの液晶ディスプレイは,ちゃんと硬質アクリル板で保護されていて,スチールウールで軽く擦ったぐらいでは傷がつかないようになっている。液晶保護フィルムなんか貼らなくたって,ほとんど傷はつかない。数年使っても,液晶のアクリル板表面の微少なキズで,透過率が10%ぐらい低下する程度だろう。

 市販の液晶保護フィルム(たぶん材質はPET)の透過率は90%〜95%ぐらいだろうから,保護フィルムを貼り付けると,いきなり使い古して細かい傷がついた液晶ディスプレイを見るのと同じ状態になってしまう。しかも,硬質アクリル板よりもPETフィルムは硬度が低く傷がつきやすいから,1年ぐらい使っただけで透過率は大きく悪化する。
 液晶保護フィルムなら,貼り替えれば新しくなると言っても,貼った瞬間にいきなり透過率は90%〜95%に落ちるわけだから,全然嬉しくない。

 そもそも,製品を買ったユーザーが液晶保護フィルムを貼らなければならないとしたら,メーカーは中途半端な製品を売っていることになる。そのようなことをエンジニアの矜持が許さない。

 液晶保護フィルムを貼らないと心配な人は,ひょっとしたら昔の液晶パネルのイメージが残っているのかもしれない。あるいは,ひょっとしたら,まだ硬質アクリル板が使われていないデジカメがあって,それを使っていてイヤな思いをした経験があるのかもしれない。

 たしかに,昔のデジカメには,液晶ディスプレイに硬質アクリル板が使われていないものがあった。たとえば,私が昔使っていたCanonのIXY DIGITAL800ISがそうだった。

061203195425
 いつもポケットにIXY DIGITAL800ISを入れて使っていたら,液晶ディスプレイのコーティングがボロボロになって,見るも無惨な状態になってしまった。たしかに,こういうのを経験すると,液晶保護フィルムを貼りたくなるかもしれない。
 でも,こんなにボロボロになった液晶ディスプレイでも,1年ぐらい使った液晶保護フィルムよりは綺麗だと思うけど。

 蛇足になるが,剥がさずに使っている人がいることが信じられないものがもうひとつ。

070811115924

 Windowsパソコンにベタベタと貼られているIntel入ってるシールやらOSがなんちゃらというシールだ。跡が残らないような粘着剤が使われているシールなので,剥がさない理由がわからない。むしろ,1年ぐらい経って,シールが汚れたりしてから剥がそうとすると,粘着剤が経年劣化して跡が残るのだから,買ってすぐに剥がすべきものだと思うのだが……

|

« 「歩きスマホ」はマナーの問題 | トップページ | レリーズタイムラグに関する誤解と現実 »

雑記」カテゴリの記事

コンピュータ」カテゴリの記事

カメラ」カテゴリの記事

Gadget」カテゴリの記事

コメント

ときどき手が滑って落とすので
ケースに入れてる
入れないなんて信じれない

投稿: O-chan | 2014年7月26日 13時48分

 人それぞれなんでしょうけどね。携帯電話やiPhone,デジカメなど,あるいは定期券やらなんやらを手に持って行動することがありますけど,うっかり落とした覚えがありません。

 頻繁に落とすとしたら,持ち方とかを考え直した方が良いかもしれません。

投稿: 三日画師 | 2014年7月29日 14時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: iPhone カバー/液晶保護シートつけたくない:

« 「歩きスマホ」はマナーの問題 | トップページ | レリーズタイムラグに関する誤解と現実 »