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2010年12月17日

加茂市新町商店街の道路拡幅について

 加茂市の新町商店街を整備へ 雁木など歴史に配慮した街並みに(2010年12月15日 新潟日報)

 加茂市の中心商店街のアーケードづくりなどを進める「近代化事業」で、未着手だった新町地区の「加茂新町雁木(がんぎ)通り商店街振興組合」の設立総会が13日、同市内で開かれた。道路拡幅で一方通行を解消するとともに、木造の雁木づくりを目指す。

   (リンク切れ)
   近代化事業に入る加茂市の新町商店街(新潟日報)


(大きな地図で見る)
 加茂市の新町商店街付近の地図(Googleマップ)

 確かに新町商店街付近は道幅が狭い。
 加茂駅前から見ると,駅前から本町,仲町から上町,五番町から新町と,徐々に幅員が狭くなっており,Googleマップを見る限りでは,南小前交差点から東側では,東側の郊外に向かう方向の一方通行になっている。

 加茂市は人口が約3万人。JR信越本線の加茂駅の東側に細長く旧市街地が延びているのが特徴の町だ。古くから栄えた町なので,人口に比べて市街地の規模は大きく(長く),長い商店街は「ながいきストリート」とも呼ばれているようだ。
 かつては,蒲原鉄道が加茂駅から磐越西線の五泉駅までを結んでおり,ローカル私鉄の典型的ないい感じの電車が走っていた。その電車も昭和の末期に廃止され,現在は加茂駅の西側に移転した加茂市役所や加茂高校に象徴されるように,加茂駅の西側に新しい町が作られ,ロードサイドショップ中心の郊外型の街づくりがなされている。

 さて,加茂市の中心商店街の近代化事業であるが,加茂駅側から東側に向かって,徐々に道路拡幅と新しいアーケードの設置(雁木は取り壊し?)を行っているようで,その事業が新町商店街まで伸びてきたことになる。
 新町商店街の一方通行だけでなく,加茂川に沿った道路の一方通行も複雑で,いろいろなしがらみの中で,このような一方通行が生じているのだと思われる。

 だが,新町商店街を拡幅して一方通行を解消し,(写真を見る限り)部分的に残ったり残らなかったりしている雁木を取り壊して,新しい木造の雁木(アーケード)を作ることで,はたして新町商店街に賑わいが戻ってくるのだろうか。はなはだ疑問である。
 商店街に人が戻ってくる要素が見当たらず,結局自動車の交通量が増えて,単なる加茂駅・西加茂のロードサイドショップに向かうアクセス道路になるだけではないだろうか。駅前から本町,仲町から上町の商店街の現状がどういうものなのかを知らないので,あくまで推測になってしまうが,新町商店街の拡幅工事は,商店街としての機能にとどめを刺しそうな予感がする。

 各地の都市の様子を見てきた(数少ない)経験では,マイカー中心の生活への対応ということで,商店街をセットバックして綺麗に整備し,道路を広げ商店街を歯抜けにして駐車場を作る……という施策で,商店街が賑やかになった例を,私は知らない。

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