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2010年11月13日

DEC HiNoteUltra 433 スリムノートの時代

DEC HiNoteUltra 433

 Digital Equipment Corporation……通称DEC。現在のコンピュータを語る上で,忘れてはならないコンピュータメーカーである。
 DECのミニコンピュータ,PDPやVAX-11は,1980年代までの科学技術計算分野で広く使われていた。また,64bit RISCプロセッサの「Alpha」は,高クロック競争の先頭を引っ張った。Windows NTで動作するAlphaStation上の,3D CADのなめらかさに驚かされたことを思い出す。
 そんなDECが1990年代の後半にコンパックごときに吸収され(半導体部門はIntelへ),さらに丸ごとヒューレット・パッカードに吸収されてしまったときには,ショックを受けた人も多かったと思う。

DEC HiNoteUltra 433
 そのDECが出していたのが,薄型軽量ノートパソコンの嚆矢,HiNoteUltra(通称DHU)である。

DEC HiNoteUltra 433
 私が使っていたのは,HiNoteUltra 433。モノクロSTN液晶ディスプレイのモデルで,厚さがわずか25.5mmというのが自慢だった。カラー液晶ディスプレイのモデルは少し厚くて30.5mm。正直なところ,カラーモデルは非常に高くて,買えるような値段ではなかった。

 このHiNoteUltra 433は,モノクロ液晶(しかもAppleのPowerBookのようなTFT液晶ではなくSTN液晶だった)なので人気がなかったのか,どこにも在庫がなく,あるところで偶然入手できたものである。
 江戸川橋のDECのサービスセンタに持って行って,US配列キーボードに交換してもらったのも懐かしい。

DEC HiNoteUltra 433

DEC HiNoteUltra 433
 ディスプレイは180°完全に開くことができ,しかもバッテリーを起こすとキーボードをチルトすることができるというヒンジ部分の構造は,なかなか良くできている。

DEC HiNoteUltra 433
 懐かしいトラックボール。AppleのPowerBook(Duo含む)のようななめらかさはなかったが,親指でトラックボールを操作すると,キーボードのホームポジションを崩さずにポインタが動かせて,とても便利だった。

 PowerBookやHiNoteUltraで親指トラックボールの操作になれてしまった私は,いまだにデスクトップパソコンでは親指トラックボールを使っている。
 どこかのメーカーで,HHKB用のパームレストの中央に親指トラックボールを内蔵したタイプを作ってくれないだろうか……。

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