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2008年10月26日

昔話:大いなる挫折の中 Nikon F3ユーザーとなる

 1995年頃,Nikon F3HPのユーザーになった。

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 ずっとメインカメラとして使っているPENTAX LXは,Nikon F3と比較しても決して見劣りしないカメラだとは思っていても,ハイアマチュアや業務用のカメラメーカーとしてのPENTAXの評価は(中判カメラの645や67は別にして)キヤノンやニコンより低く,そのあたりにコンプレックスを感じていることは自分でも薄々気づいていた。
 抑圧しているモノがあるとき,それを取り除けるならば取り除いたほうがよい。実際にF3を使ってみれば,LXの良さもより理解できるだろう……と,F3を買うことにした。

 1995年頃といえば,暗い話題が多かった。阪神淡路大震災,カルト教団オウム真理教のサリン事件,バブル経済崩壊後の長期不況や雇用不安……。

 個人的には,1988年から北海道の小樽−ニセコ(倶知安)間に北海道鉄道文化協議会(略称「鉄文協」私も会員のひとりだった)が主体となって復活運転していた「C62ニセコ」の挫折……会員の寄付金(動態保存基金)を元に運行していたが,不況によるスポンサー企業の撤退等により資金難となり,復活運転を開始してからわずか8年,1995年11月の運転がとうとう最後になってしまったのがショックだった。

 鉄文協の運営が蒸気機関車C62現役時代の姿の復活運転に拘泥しすぎていて,営業(商業)運転を成立させるための一般乗客向けの工夫や努力を怠ったという批判が多かった記憶がある。現役時代のC62+旧客(旧型客車)の姿に拘れば拘るほど,乗車券を買って乗ってくださるお客さんより,沿線に詰めかけた大勢の「撮るだけ」の鉄道ファンを喜ばせるという自己矛盾。沿線でC62運行を支えた鉄文協会員のボランティアと,撮影する鉄道ファンとのトラブルも多かったと聞く。
 結局,大きな挫折ではあったが,それでも,資金・労力・技術力が必要な産業遺産の保存のあり方に,一石を投じることはできたと思っている。

 余計な話が長くなってしまった。

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 F3を買ったのは新宿駅東口前の中古カメラ屋だった。最初に買ったのはボディとレンズ1本だけだったが,さすがは業務用カメラ,中古屋に格安のモータードライブ(MD-4)がたくさん並んでいるので,すぐに買い求めた。
 モードラMD-4の連続撮影速度は,最高約6コマ/秒。PENTAX LXで使っているのはモードラではなくワインダーだが,その約2コマ/秒のマッタリした速度とは次元が違った(もちろん,LXのほうもモードラならば約5コマ/秒で遜色ない)。

# 高速連写は,フィルムを入れていないときにしか行ったことはない。

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 Nikonという文字は,現在のように右スラント(イタリック体)していないほうがカッコいい。

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 ボディに対して,モードラがスラントしているのが面白い。レンズを付けると重心が前掛かりになるので,底面を重心側にずらす工夫だと思われる。

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