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2013年8月 1日 (木曜日)

あけぼの町飲食店街と急行食堂 新庄

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あけぼの町飲食店街と急行食堂 新庄



 新庄駅に着いたのが午後4時。今晩の宿を新庄駅の東口に確保し,しばらく新庄駅前(沖の町・若葉町あたり)をぶらつくことにする。

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 改札口を出たところには,8月の後半に開催される新庄まつりで運行される色鮮やかな山車(やたい)が飾られている。東北三大山車祭のひとつとも言われ,東北の夏祭りの最後を飾る。このような豪華な山車が,「チェレンコヤッサー」というかけ声とともに各町内から20台も行列を作るという。

 7年前の夏に来たときに展示されていたのは沖の町若連の山車だったが,今回展示されていたのは落合町若連の山車。地図を見たが,新庄の市街地に落合町を見つけることができなかった。たぶん旧町名なのだろう。各町の山車が順番に展示されるのか,昨年評価の高かったものが展示されているのかは不明。歌舞伎や歴史的な物語の一場面が,等身大の人形で表現されていて迫力がある。この山車は「風流 萩野仁田山鹿子踊り伝説」の名場面だという。

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 新庄駅は「ゆめりあ」という観光物産館と一体化している。ガラス張りで採光効率が良く,とても明るいが,ちと暑い。

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 新庄駅と一体化している「ゆめりあ」の物産館,イベントスペース。ここまでガラス張りだと温室のようだ。

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 新庄駅と「ゆめりあ」が鏡のように輝く。

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 新庄駅前通商店街。

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 駅前通商店街から新庄駅を振り返る。

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 右矢印の「ようこそ新庄へ 新庄駅前青果市場」が気になったが,ちょっと覗いたら,駐車場のようになっていたのでパスしてしまった。

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 新庄駅前の五叉路。

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 急行食堂。店名の由来は〝出前は急行 味は特急 値段は三等〟なんだとか。

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 電線の地中化が済んで,さっぱりした駅前通商店街。

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 五叉路から北に延びる通り。新庄駅前通商店街。

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 新庄駅方向を振り返る。丸亀八百清商店。

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 沖の町の駅前通商店街。街路灯に描かれているのは金の茶釜。爺さまが助けた狐が,爺さまを助けるために金の茶釜に化け,寺の和尚様に買われていったが,小僧に磨かれて声を出してしまい,最後は火に掛けられて,熱くて逃げたという民話が元になっている。

 新庄の中心街には,金の茶釜とおり(駅前通り),こぶとり爺さまとおり(大正町通り),かわうそど狐とおり(大町通り),鴨とり源五郎とおり(南本町通り),笠地蔵とおり(北本町通り)のように,五つの民話のとおりがある。

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 駅前通商店街の三条カメラ。

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 駅前通商店街を金山行きのバスが通る。

 金山町は新庄市の北にあり,羽州街道の宿場町として江戸時代に賑わった町である。奥羽本線が通らなかったため,古い家並みが残っているらしい。景観の保存に積極的で,新しい住宅も特徴のある金山型住宅で建てられているという。

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 くすりキク薬局。

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 北国ホームと旅館とまれ屋。沖の町バス停付近。

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 南本町十字路に向かって,すこし下り坂になっている。低くなっているところを中の川が流れている。この中の川沿いの新庄市役所の東側に,細い川に挟まれた飲み屋街があるのだが,気付いたのは翌日になってからだった。

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 旅館とまれ屋と宝石の柿崎。

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 沖の町から若葉町に続く通り。

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 若葉町のあけぼの町(曙町)飲食店街。飲食店街のアーチが道路を跨ぐのではなく,道路に平行に店の前に建っている。アーチをくぐって飲食店街に入るのではなく,アーチをくぐると飲食店に入ることになる。

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 道路を跨いでアーチを掛ける許可が出なかったのかな。

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 地図を見ると,若葉町の三角形になった区画に飲食店がひしめいている。

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 もともとは「あけぼの町マーケット」として,日用品や衣料品を扱う店も多かったそうだが,現在は飲食店街になっている。

 どうでもいい話だけど,小学生の頃,友人のM君の影響を受けて,時刻表に凝った時期があった。根が単純だから,停車駅の少ない特急列車(時刻表には通過駅を示す矢印が並ぶ)に憧れたのだが,その中でも奥羽本線経由の寝台特急「あけぼの」は,夜の11時過ぎに埼玉県の大宮駅を出ると,宇都宮・郡山・福島,そして山形駅も通過し,ここ新庄に朝の5時前に停車するまでノンストップで,興奮したことを覚えている。
 あけぼの・新庄…から思い出した話だけど。

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 あけぼの町飲食店街の中の路地。

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 三角形の区画の中に,Y字型の路地がある。

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 Y字型の路地よりもさらに細い路地。

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 あけぼの町飲食店街。
 曙町町内会による曙町まつりでは,はしご酒大会が伝統?になりつつあるらしい。

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 直角二等辺三角形の区画にある曙町の,1辺の長さの√2倍の長さがある底辺となる通り(何だ,この説明は?)。

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 あけぼの町飲食店街の中のY字型路地の分岐。

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 西側の駐車場あら,あけぼの町飲食店街を見る。

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 新庄市役所の東側で中の川から分岐した水路が通る若葉町の通り。

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 若葉町。あけぼの町飲食店街の西側の通りだが,このあたりも飲食店が多めだ。

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 中の川の派川。

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 若葉町のグリンバレーK。

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 グリンバレーKの斜向かいのLEAF MOON。

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 南側からあけぼの町飲食店街に戻る。

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 直角二等辺三角形の南側の45°の底角になるところ。

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 曙町の南東側。

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 直角二等辺三角形の沖の町側の一辺。
 あけぼの町飲食店街の建物は古いが,看板は全体的に新しく,放棄されたままのような店は少ない。夜になれば明かりが灯り,酔っ払いが集まってくるのだろう。

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 若葉町と沖の町の境界を駅の方へ。

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 駅前通商店街。駅前の五叉路から南西に延びる通り。

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 駅前の五叉路へ。

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 午後五時過ぎ,早めの晩飯を急行食堂で食うことにする。

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 急行食堂で腹一杯になり,店の外で記念撮影。隣はナース倶楽部。

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 ゆめりあのイベント空間〝花と緑の交流広場〟。巨大な凧は,山形県の有形民俗文化財になっている「隠明寺凧(おんみょうじたこ)」。

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 ゆめりあのエレベータの扉は,新庄周辺の国土地理院の地形図になっている。地形図好きなので,思わずじっくりながめてしまった。さては……

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 予想した通り,2階のエレベータの扉は,新庄付近の古い地形図になっていた。奥羽本線(当時の奥羽南線)と陸羽西線(当時の酒田線)は完成していて,陸羽東線(新庄線)はまだ未完成路線として描かれているのをみると,大正時代の地形図ではないかと思われる。これは面白いね。エレベータを使わずにながめてしまいそうだ。

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 新庄駅の南口にあるビジネスホテルにチェックイン。ここはなかなか見晴らしがいい。

 午後6時頃という早い時間にチェックインしたのは久しぶりだ。明日以降の予定を考えるためだ。
 奥羽本線〜田沢湖線で角館までの切符は持っている。角館から秋田内陸縦貫鉄道の秋田内陸線(国鉄時代の角館線と阿仁合線を頑張ってつなぎ合わせた路線で,「あきた♥美人ライン」いう愛称がついている)で鷹巣まで行くことも決めている。

 問題はその後だ。秋田市に行くか,弘前まで行くか。明日の晩(だけじゃないけど)は弘前ねぷた祭が開催されるという。それならやっぱり弘前まで行って,初めて弘前ねぷたを見てみたい……ということで,ネットで弘前の宿を確保。ねぷた祭りの最中に宿を取るのは難しいと思ったが,一人旅だと,やっぱりシングルルームのあるビジネスホテルは取りやすい。

 明日の晩は弘前で弘前ねぷた祭りが決まり。となったら,ちょっと色気が出て,明後日の晩は青森のねぶた祭りも見てみたいという気になってくる。さっそくネットを使って宿を検索。青森ねぶたの周回コースに近いビジネスホテルのシングルがひとつ空いてたので,すぐにゲットした。おおっ,これで明日,明後日の行動予定がほぼ決まった。

 普段は,事前に宿や列車の予約してから旅をすることがないので,少し不安を感じる。明日と明後日の晩のホテルを予約しているので,なんとしてでもそこにたどり着かなければならないわけで,あまり自由な旅とは言えなく感じてしまうのだ。

 というわけで,明日は新庄〜大曲〜角館〜鷹巣〜大館〜弘前と,各駅停車を乗り継いだかなりの長旅になる。ちょっと早めに寝ることにするか……

 ── Nikon D800E + AF-S Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G or iPhone 5 or Canon PowerShot S100

【参考】
2006年8月9日 (水曜日):上山(かみのやま)温泉郷を歩く

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2006年8月10日 (木曜日)

驚きの銀山温泉

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驚きの銀山温泉


 今日は新庄からほど近い銀山温泉に行ってみることにする。山形県内の盆地はどこも猛暑だが,少しでも標高の高い銀山温泉なら,少しは涼しいかもしれない。

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 新庄駅の待合室で,銀山温泉へのバスが発着する大石田駅方面への電車を待つ。
 座席のピッチが異常に狭いので,端の席に座っている人に立ってもらわないと内側の席に座れないし,荷物を置くスペースもない。もう少し利用者の状況になってベンチを設置してもらいたいものである。

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 列車の改札が始まり,やっとホームに入る。待合室に座ることもできず,暑い駅構内や外に立っている人がたくさんいるのだから,早めに改札を開けて,空調の効いた車内に入ってもらうぐらいのことは考えてもらいたい。

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 大石田駅に到着。銀山温泉へのバスは一日に4本である。

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 バスがやって来た。乗客は私ともう一人だけ。途中の尾花沢市街のバス停からは結構な数の乗降がある。客は運転手と顔見知りで,いつも決まった場所で乗降するらしく,特にフリーストップバスだというアナウンスはないが「○○さん家はこのあたりだったナイ」という感じで,自由に乗降しているように見えた。

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 もちろん運転手横のカブリツキ席に座る。

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 銀山温泉に到着。

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 銀山温泉へはバス停付近から坂を下ることになる。寂れた温泉街を予想していたが,想像以上に観光客が多く,途中の坂は路上駐車する車であふれていた。

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 坂を下り終わると温泉街である。銀山川の両岸に大小の温泉旅館が建ち並ぶさまは見事である。

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 あまりの凄さに声を失ってしまった。銀山温泉の建築は凄いという噂は聞いていたが,これほどまでに凄いとは思っていなかった。

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 さらに銀山川の上流へ。

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 ここで温泉街が終わっている。非常に狭い範囲に温泉街が密集している。

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 温泉街の端には白銀滝がある。

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 滝壺の横にちょうど良い岩があったので,そこに座ってしばらく涼むことにする。

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 周囲をたくさんのトンボが飛び回っていた。しばらく座っていても蚊に刺されることがなかったのは,トンボが蚊を食ってくれたからかもしれない。お礼に撮影してさし上げるが,普段撮り慣れない被写体なのでドギマギしてしまった。

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 帰りのバス時刻が近づいてきたので,バス停に戻ることにする。

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 帰りのバス車内。のんびりした風景に少しウトウトしてしまう。旅の至福の瞬間である。

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 大石田から奥羽本線の下り普通列車に乗る。

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 列車を乗り継ぎ,横手駅に到着。

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 北上線のディーゼルカーが停まっていた。温泉街巡りついでに北上線の湯田温泉(ほっとゆだ駅)に向かうことも考えたが,とりあえず今日は横手のビジネスホテルに泊まることにする。

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 横手駅。

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 横手駅前の食堂。今日はここで晩飯を食うことにする。

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 駅周辺をぶらつく。稲庭行きのバス……パブロフの犬的条件反射でうどんが食いたくなる。

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 駅前のビジネスホテルの窓から外を見る……

【使用したカメラ】
・KONICA MINOLTA DiMAGE A2
・Canon IXY DIGITAL 800IS

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2006年8月 9日 (水曜日)

上山(かみのやま)温泉郷を歩く

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上山(かみのやま)温泉郷を歩く


 昨晩は非常に疲れていたため,ビジネスホテルに着いたらあっという間に眠りこけ,そのせいで朝の5時過ぎに目が覚めてしまった。窓の外で短い警笛音が聞こえたので外を見たら…,
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福島駅のホームに北海道からの寝台特急列車カシオペアが停まっていた。

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 福島から奥羽本線の各駅停車で上山温泉に向かうつもりだったが,のんびりしすぎて各駅停車が無い時間帯になってしまった。朝8時31分の次の電車が昼過ぎ12時54分になってしまうのだから,この列車ダイヤはちょっとひどすぎる……と文句を言いたくなってしまう。
 しかたなく,山形新幹線に乗り込む。

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 かみのやま温泉駅に到着する少し前,のんびりした田園風景の中に出現する高層ビル。高層アパート(マンション)だということだが,ちょっと違和感がありすぎ。すごい。

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 かみのやま温泉駅に到着。

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 モダンな駅舎。

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 温泉街へ向かい歩き始めると,古い建物がちらほらと現れる。

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 消火栓に屋根が……。

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 かみのやま温泉からの道を直進すると,新湯通りとなる。

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 見事な作りの旅館。

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 大きく新しい旅館も多い。

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 新湯通りを上ったところには,城下町の武家屋敷が数軒残っている。鬱蒼とした緑に囲まれ,温泉街とは別世界になっている。

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 垣根もきれいに手入れされている。

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 武家屋敷から湯町へ坂を下る。

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 湯町には古い重厚な温泉宿が建ち並んでいる。

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 温泉街の真ん中にある広場では,子供達が野球を楽しんでいた。

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 さらに坂を下ると,下大湯公衆浴場がある。

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 裏道を歩くと古い建物がまだまだたくさん残っている。

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 福島〜米沢間の奥羽本線とは違って,米沢〜山形〜村山間の普通列車の本数はある程度確保されているが,それでも列車の本数は限られている。温泉街を歩き回り,汗だくになった状態で,クーラーの無い待合室で1時間以上も列車を待つのは辛い。かみのやま温泉駅から山形駅までは各駅停車でも10分ちょっとだが,山形駅周辺のクーラーの効いた場所を求めて,新幹線に乗る。

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 山形で涼み,さらに電車を乗り継いで新庄へ。今日の宿は新庄のビジネスホテルである。

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 山形新幹線が新庄まで延長されたため,奥羽本線の線路は新幹線と同じ幅に改軌され,新庄以北の奥羽本線や陸羽東線,陸羽西線と線路が分断されている。新庄は古くから鉄道の要衝だったが,かつて奥羽本線を走った特急列車や急行列車も通らなくなった現在の姿は寂しい限りである。

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 きれいな新庄駅の駅舎。

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 強い太陽光に駅舎が輝く。

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【使用したカメラ】
・KONICA MINOLTA DiMAGE A2
・Canon IXY DIGITAL 800IS
・PENTAX Optio WP

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2005年8月 7日 (日曜日)

山形から帰る

 初めて左沢(あてらざわ)線に乗ってみようと考えていたが,山形県には朝から大雨洪水警報,雷注意報が出ており,新幹線が動いているうちに帰ることにする。

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 山形新幹線の開通に合わせて綺麗になった山形駅。東京までの指定席はすでに満席だったため,グリーンにする。

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 切符を確保した後,駅前の喫茶店で一服。朝刊一面の花笠祭りの記事を見て,昨夜の余韻を楽しむ。

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 山形駅のホームに電車が入ってきた。

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 車窓に古い橋が見えたので,あわてて撮影。
 夏の天気らしく,山形駅では激しく降っていた雨も,このあたりでは降っていた気配すらない。

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 が,米沢を過ぎ板谷峠に差し掛かるとまた強い雨が降り始めた。

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 車内販売で米沢の駅弁「牛肉どまん中」を売っていたので,迷わず買って食す。甘辛い味付けが美味である。

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2005年8月 6日 (土曜日)

陸羽西線で最上川を遡る

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 今日は鶴岡がスタート。陸羽西線に乗って最上川を遡り,庄内から最上へ向かう。
 鶴岡駅前ほど歩行者の利便を無視しているところを見たことがない。先日,焼津駅前のひどさを嘆いたばかりだが,その焼津駅前からエレベータ付き歩道橋を取り払ったのが鶴岡駅前である。駅前通りから真っ直ぐに駅に向かえないばかりか,駅前通りを横断することもできない。歩行者の安全のために「歩行者が通れない」ようにしていると思われるが,ほとんどの歩行者はガードレールを跨ぎ,横断禁止の道路を渡っている。本末転倒とはこのことである。
 不思議なことだが,鶴岡駅前にはたくさんの木が植えられているのだが,蝉の鳴き声がまったくなかった。蝉はトンボのように環境(水質)悪化の影響を受けにくく,都会でもたくさん繁殖している昆虫なのだが,どうしたことだろうか。

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 鶴岡駅で待っていた羽越本線の電車は悪名高き「走るんです」だった。

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 余目駅で陸羽西線に乗り換える。陸羽西線の列車が来るまで時間があったので,途中下車する。

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 駅前には農協の古い倉庫が残っていた。つい最近まで現役だったようだが,周囲にロープが張られているところを見ると取り壊されてしまうのは近いかもしれない。

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 陸羽西線用のホームへ。

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 陸羽西線は最上川に沿って走る。最上川を船で下った松尾芭蕉が,『五月雨を 集めて早し 最上川』と詠んだことで有名だ。そして現在,最上川は観光客向けの川下りで賑わっている。陸羽西線の車窓からも,川を上り下りする観光船を見ることができる。
 それにしても,ヨーロッパのライン川にかけて最上川を「芭蕉ライン」と呼ぶのは,風流じゃないように思うのだが……,かの芭蕉は認めてくれるだろうか。

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 川下り船の乗り場に近い古口駅で下車する。陸羽西線の列車は,ほとんどがこの古口駅ですれ違うように設定されている。
 ここ古口では,ニイニイゼミやアブラゼミ,ミンミンゼミに混じって,エゾゼミの鳴き声が目立つ。エゾゼミの鳴き声を聞くと東北に来たことをなんとなく実感する。

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 古口駅近くの山に登り,最上川の支流角川に架かる鉄橋を渡る列車を撮影しようと思ったのだが,山の上からは木々に遮られて線路が見えなかった。いくら地図を念入りに調べても,残念ながら木の高さまでは現地に行ってみないと判別できない。
 結局鉄橋のたもとまで戻って列車を撮影することにした。

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 のどかな田んぼと角川の綺麗な流れ。こういう風景をからめて列車の撮影ができれば嬉しいのだが,なかなか思ったような構図の写真にはならない。

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 古口駅で新庄行きのディーゼルカーに乗る。列車が来る直前までは駅に誰もいなかったが,いつの間にかたくさんの乗客が集まっていた。

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 新庄駅で奥羽本線の列車に乗り換える。新庄までは山形新幹線が走れるように線路の幅を広げたため,以前は繋がっていた線路が新庄駅を境にして途切れてしまっている。奇妙な光景だと感じた。

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 山形駅到着。ガラガラだった車内は,山形駅が近づくにつれて浴衣姿の乗客で満員になった。

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 まったく頭になかったのだが,昨日から花笠祭りが始まっていたのだった。今晩の宿の予約がなかなか取れなかった理由がやっとわかった。
 まだ花笠踊りが始まる前には,このように写真を撮る気分になったが,踊りが始まるとものすごい人だかりになり,人混みが苦手な私は唖然とながめているしかなかった。

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 踊りに加わる前の舞妓さん達。

 あらためて自分は人混みが好きじゃないことを実感した夜だった。
 花笠の夜は更けゆく……

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2005年8月 5日 (金曜日)

羽越本線を俯瞰/そして日本海の夕日

 古い城下町村上の街並みを歩いてみようと思っていたのだが,米坂線で鉄道写真が撮れずに欲求不満がたまったので,羽越本線では鉄道の撮影に専念することにする(暑くて暑くてあまり歩き回りたくなかったというのが正直なところかも)。
 羽越本線の村上から北側は日本海に沿って線路が敷かれ,しかもその海岸線は有名な笹川流れをはじめとして変化に富んだ美しい景色が楽しめる。だが,その村上以北の普通列車の本数は米坂線並みに少ない。列車に乗りながらの撮影旅行が難しい区間である。

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 村上の隣の間島駅で下車する。

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 間島駅近く,トンネルの上の坂を登っていると貨物列車がやってきた。昼過ぎのこの時間帯,旅客列車はほとんど走っていないが,貨物列車は頻繁に走っている。
 小さな畑が重なって,段々畑になっている。よく見ると,これらの段々畑はもともと棚田だったことがわかる。小さな棚田では生産性が低かったろうし,減反政策の影響もあるのだろう。棚田だった頃にここに来てみたかったと,ふと思った。

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 さらに坂を登り,風景と蝉の鳴き声を楽しみながら何かしら列車がくるのを待つ。乗ろうと思っている列車の時刻まで時間はたっぷりある。時刻表に載っている列車は数少なく,貨物列車が来ることに期待する。
 と,さっそく貨物列車が走ってきた。

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 線路の向こう側に見える細い直線道路は,旧羽越線跡である。旧線は海岸線に沿って走っていたが,複線化とともに海から離れたところをトンネルで通過するように付け替えられている。

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 海から吹き付ける風が気持ちよかったため,乗る列車を一本遅らせることにした。
 時間に余裕ができたため,特急いなほを撮ることができた。

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 当初乗る予定だった各駅停車が眼下を走り去る。

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 旧線跡に降り立ってみる。路肩に立てられた棒は積雪時に道路があることを示すものだろうか。

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 各駅停車に乗って北に向かう。
 今川駅で対向列車を待つ。今川駅のホームのすぐ横には存在感のあるお寺がある。

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 対向列車は妙にハデな列車だった。何かのイベント列車だろうか。

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 日本海に陽が沈み始めたので車窓から撮影する。しめ縄が張られた岩があった。日没の美しさに神秘的なものを感じるのは無理もない,と思った。

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 日本海の日没は格別である。

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 日没まで日本海の夕日を見ていたかったが,羽越本線は小波渡(こばと)駅を過ぎると海岸から離れ,内陸を走るようになる。

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 列車は庄内平野をひた走る。ここは日本有数の米どころである。

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米坂線の車窓を楽しむ

 米坂線は,米沢と羽越本線の坂町とを結んでいる超ローカル線である。米沢と坂町を通しで運転する列車は一日5往復しかないため,いつものように適当に途中下車して対向列車を撮影した後で後続列車に乗る,という方法が使えない。むちゃくちゃ暑くて歩き回るのはつらいし,途中の景色が良いところで古いディーゼルカー(塗色はハデハデでかっこ悪い)を撮影するのはあきらめ,車窓を楽しむことに専念する。

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 米沢駅構内の片隅にある米坂線のホームへ行くと,国内では珍しくなったキハ52が待っていた。

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 と思ったら,これから発車する列車はホームの先端,はるか彼方に停まっていた。
 一両目以外は非冷房車両。真夏に非冷房車両……,久しぶりに窓全開の列車を堪能することができそうだ。

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 ゆっくり列車を楽しむにはこれ,うまい駅弁が必要である。米沢駅にはうまそうな駅弁がたくさんあるが,今日は牛串弁当というのを選んでみた。
 牛肉はもちろんうまかったが,脇役のシソ巻き(甘みと辛みを加えた味噌をシソで巻き,油で揚げたもの。東北地方では一般的な食べ物)が主役を食ってしまうほど美味であった。

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 越後金丸付近の車窓。荒川を堰き止めたダム湖の周囲に緑が溢れんばかりである。

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 坂町駅に到着。羽越本線を貨物列車が通過する。

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 羽越本線の村上行き電車に乗り,終点の村上駅到着。羽越本線は村上から北もずっと電化されているが,村上駅からは各駅停車の本数が激減し,しかも電車ではなくディーゼルカーで運行されている。

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2005年8月 4日 (木曜日)

牛肉の里 ── 米沢へ

 昨日はあいにく夏休み中の出勤となってしまったが,残りの4日間の休みは気を取り直して出かけることにする。暑い日が続くので,少しでも涼しいところということで山形新幹線に乗り込んだ。

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 特急つばさは東北新幹線のMaxやまびこと連結して北を目指す。

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 米沢到着。米坂線のディーゼルカーが目立っていた。

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 米沢駅。どこかしらレトロ風な新しい駅舎だ。
 米沢の今日の最高気温は35℃……,むちゃくちゃ暑かった。米沢の街は米沢駅からかなり離れているし,クーラーの効いた駅近くのビジネスホテルにさっさと逃げ込むことにする。

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 晩飯は米沢駅で買った駅弁,牛肉どまん中。たいそう美味だった。

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