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2018年11月17日 (土曜日)

京急大師線に乗って小島新田へ

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京急大師線に乗って小島新田へ


 京急大師線の連続立体交差事業(地下化工事)のうち,産業道路駅〜小島新田駅間の地下化工事が2019年3月に完了し,産業道路の踏切が解消する。工事が完了する前の様子を写真に撮っておこうと思い,重い腰を上げた。

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 京急川崎駅で大師線に乗り換える。大師線ホームは地上にあり,行き止まりの頭端式ホームになっている。

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 大師線ホームに停車する小島新田行きの電車。隣の港町駅前に高層住宅が何棟も建ったりして沿線人口が増えているためだろうか,平日の通勤時間帯でもなく,川崎競馬開催日でもなく,ましてや初詣の時期でもないのに,車内は結構な乗車率だった。

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 京急川崎から約10分,あっという間に終点の小島新田駅に到着。当初は産業道路駅で下車するつもりだったが,たまに乗った大師線なので終点まで乗りたくなったのだ。

 以前は1面1線だったホームが1面2線になっている。

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 小島新田駅前。

 江戸時代にこのあたりの多摩川の河口を小島六郎左衛門が埋め立てて新田開発を行ったため,小島新田と呼ばれたことに由来する駅名らしい。Wikipediaを見るとそのように書いてある。

 明治時代の地理院地形図を見ると,ここには「田町」というちゃんとした地名が付いている。しかも,産業道路駅付近には「上田町(かみたまち)」,小島新田駅付近には「下田町(しもたまち)」という集落もある。現在の小島新田駅は田町二丁目に存在している。
 ここに「小島新田」の地名が見られるようになるのは,一帯が田んぼではなくなった戦後のことで,大東急による大師線の小島新田駅の開業とほぼ一致する。

 なぜ「田町駅」もしくは「下田町駅」にならなかったのだろうか。本当の理由はよくわからないが,「田町」の中心が上田町にあり,むしろ産業道路駅前と言えるエリアが「田町」だったため,小島新田駅は「田町駅」「下田町駅」を名乗れなかったのかもしれない。

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 小島新田駅。仮設駅舎かな。

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 小島新田駅の北側に接する「いつくしま跨線橋」をくぐって,江川二丁目を見る。小島新田駅から「いつくしま跨線橋」を渡った先には小島町の大部分を占める日本冶金工業川崎製造所の巨大な工場があるため,江川二丁目には日本冶金の社宅が多い。

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 いつくしま跨線橋の下が駐輪場になっている。

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 いつくしま跨線橋への階段。

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 小島新田駅前の小さな飲食店街……。以前は写真左側にも飲食店が並んでいたが,共同住宅になってしまったようだ。

 小島新田駅は大師線の駅の中で最も乗降客が多い(京急川崎駅を除く)。臨海部の工場への通勤の結節点になっているからだ。近年,乗降客数を減らす駅が多い中,小島新田駅の乗降客数はほぼ横ばい,ほんのわずか増加傾向にある。会社帰りに“一杯”の機会が少なくなったのだろうか。

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 小島新田駅前。狭い駅前広場にはタクシーが待機しており,周辺の企業等への客を運ぶ。

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 小島新田駅前の小さな飲食店街を歩く。

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 田町二丁目。

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 大師線の電車が到着すると,改札口からたくさんの人が出てきて,町に散っていく。

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 小島新田駅に引き返す。

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 いつくしま跨線橋への階段を上り,駅前を俯瞰する。

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 いつくしま跨線橋。小島新田駅の東側を南北に縦断する東海道本線貨物支線・神奈川臨海鉄道の川崎貨物駅の構内を跨いでいる。

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 川崎貨物駅。ハンプやカーリターダーなどは撤去されたとはいえ,今でもコンテナヤード部分は塩浜操車場と呼ぶのかと思ったが,全部ひっくるめて川崎貨物駅と呼ぶのが正しいらしい。

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 いつくしま跨線橋の小島新田駅方向を見る。

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 いつくしま跨線橋の小島町方向を見る。

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 晩秋の日没は早い。のんびりしていると暗くなってしまいそうなので,そろそろ産業道路駅に向かうことにする。

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 小島新田駅前。

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 ホームへ。

「電車はここより先に止まります」。

 ずっと昔,1年半だけ専門学校の講師の仕事をしたことがある。事務長だったかが某新聞社出身で,「○○新聞用語の手引き」に則らない言葉の使い方にとてもうるさく,「ここより先に」などと書くと「ここから先に」だろと注意されたことを思い出した。授業で使うMacintoshのデモをしたときには,メニューの「全てを選択…」にダメ出しされたっけ……。「全て」はダメ,「すべて」だろと(笑)

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 発車間際だった京急川崎行きの電車に乗り込む。

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 隣の産業道路駅で下車する。小島新田駅に比べると,こちらは地下化工事の真っ最中という雰囲気だ。

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 小島新田駅方に構内踏切がある。大師線は小島新田駅寸前まで複線だったが,上り線側を使って地下化工事を行うため,産業道路駅から先が単線になっている。

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 大師線の電車だけじゃなく,交通量の多い産業道路を走る車両を止めるわけにはいかないので,大がかりな工事になっている。

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 駅の仮設通路。

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 産業道路駅の改札口。

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 京急では創立120周年記念事業として,沿線の小中学生に駅名変更案を募集している。大師線連続立体交差事業により駅が新しくなる産業道路駅がその主対象だ。

 新駅名の候補として挙げられているのが「大師河原」駅。大師線は川崎大師平間寺へのアクセスのために作られた路線であり,川崎大師・東門前・大師河原と大師関連駅が並ぶのは致し方ない。

 さいたま市「見沼区」という歴史的にも誇れそうな地名が一部の住民に不評(なんでも「沼」という字がダメなのだとか)で,区名案に対して住民運動が起きたことがある。それと同様に「大師河原」の「河原」に違和感を感じるという声が上がる可能性はあるかもしれない。

 地図的には「大師ジャンクション駅」もわかりやすいが,「産業道路駅」と同様に地域住民が望まないだろう。

── RICOH GR

【関連記事】
2008年6月14日 (土曜日):京急大師線港町ブルース

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