« 江戸時代の町並みが残る今井町の夕暮れ | トップページ | かつらぎの嶺に誓えば 大和高田 »

2016年1月 5日 (火曜日)

貴賓室があった桜井線畝傍駅

160105121630_tonemapped

貴賓室があった桜井線(万葉まほろば線)畝傍駅


 昨年のゴールデンウィークに大和高田の町を歩いたときに,雨のためあきらめたJR高田駅から近鉄南大阪線の高田市駅までの町並みを見て回るため,桜井線の畝傍駅へ。急ぐ旅ではないので,運転本数の多い近鉄大阪線大和八木~大和高田駅は使わず,日中は1時間に1本しかない桜井線を使う。

160105-120930
 畝傍駅前の旧六十八銀行八木支店(旧和歌山銀行橿原支店)。奈良県南部に現存する最も古い鉄筋コンクリート造の近代建築で,1928年(昭和3年)竣工。昨日歩いた今井町を含めて,歴史的建築物の多い橿原市にあって,最も早く登録有形文化財に指定された建物である。アーチのある入口の両脇に2本のオーダー(何式かは不明。イオニア式っぽいが,柱頭の渦巻き飾りが角張って中華模様風になっている)を配している。現在は「Jour Ferie」というウエディングレストランとして使用されている。

160105-121438
 立派な畝傍駅の木造駅舎。橿原市の代表駅である。ただし現在は無人駅。広い駅前広場の大部分は駐車場として利用されている。
 橿原神宮や神武天皇陵への最寄り駅ということで,写真右側の部分には皇族のための貴賓室が設けられていた。シャンデリアや応接セットのある貴賓室は一般公開されることもあるようだが,現在は閉鎖されている。

160105-121534

160105-121630
 畝傍駅のホームに桜井線(万葉まほろば線)奈良行きの電車が入ってきた。ホームは駅舎より少し高いところにあり,階段で結ばれている。

160105-121733
 ホームと駅舎を結ぶ階段は,写真手前から,貴賓室の前,一般乗客用,そして団体客用と3か所設置されている。

160105-122722
 畝傍駅の改札口。

160105-123054
 がらんとした畝傍駅の待合室。

160105-124245
 畝傍駅の桜井・奈良方面ホーム。写真奥が高田・王寺方面のホーム。

160105-124354
 ホームから貴賓室に降りる階段。貴賓室は封鎖されている。

160105-124443
 畝傍駅ホームの全景。

160105-124516

160105-125004
 一般利用者用の階段。ホームは電車用にかさ上げしたため,汽車時代の客車用に作られた階段部分との間がスロープになってしまい,滑り止めのラインが引かれている。

160105-125725
 高田・王寺方面のホーム。
 現在の畝傍駅は2面2線式ホームだが,かつては写真右にも線路があり,2面3線式だったようだ。畝傍駅へは終戦時まで近鉄吉野線の元となった吉野鉄道が橋原神宮前から延びてきており(小房線),写真右側あたりにそのホームがあったと思われる。

160105-125827

160105-130651
 ホーム上屋も木造だ。

160105-131341
 畝傍駅のホームに和歌山行きの電車が入ってきた。2両編成の105系電車だ。

160105-132423
 電車が高田駅に到着。

 奈良から高田まで桜井線を走ってきた和歌山行きの電車が,高田駅でスイッチバックして和歌山線に入る。そのため車掌が降りて運転士と入れ替わる……あれっ? 電車はワンマン運転だったはず。なぜ車掌がいたのだろう?

 どうやら金橋駅に秘密があるようだ。畝傍駅と高田駅の間にある金橋駅は小さな無人駅である。しかし,電車に乗っていて驚いたのは,小さな駅にもかかわらず降車客が多かったからだ。駅の近くにイオンモール橿原があるためらしい。
 金橋駅は小さな無人駅で改札はなく,ホームの桜井・奈良寄りに階段があるだけになっている。そのため,高田・王寺行きのワンマン列車だと,運転席から遠い電車のドアから未精算のまま客に逃げられてしまう多くなるため,電車後部に乗車した乗務員がホームに降りて切符を回収しているようだ。

── SONY Cyber-shot DSC-RX100M3

【関連記事】
2007年5月6日 (日曜日):香具山は畝傍ををしと耳成と…畝傍駅周辺

|

« 江戸時代の町並みが残る今井町の夕暮れ | トップページ | かつらぎの嶺に誓えば 大和高田 »

・29 奈良県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 貴賓室があった桜井線畝傍駅:

« 江戸時代の町並みが残る今井町の夕暮れ | トップページ | かつらぎの嶺に誓えば 大和高田 »