« 迷える子羊は神戸牛の夢を見るか? 三宮 | トップページ | 有馬温泉から三田経由で天王寺へ »

2016年1月 8日 (金曜日)

日本最古の有馬温泉 湯本坂の町並み

160108141725_tonemappededit

日本最古の有馬温泉 湯本坂の町並み


 有馬温泉の谷間の細い坂道「湯本坂」に並ぶ土産物店の家並みをみて歩く。

 日本書紀に舒明天皇が有馬の湯に入ったと書いてあるほどの歴史ある温泉は,江戸時代後期には有馬千軒と呼ばれるほど賑わったという。現在でも起伏の多い土地に近代的な大型の観光ホテルが立ち並び,日本でも有数の温泉街を形成している。
 そんな一大温泉街である有馬町の古くからのメインストリートである有馬本街道「湯本坂」には,昔ながらの木造の土産物店がずらりと並んでいる。

160108-134343
 神戸電鉄有馬線の有馬温泉駅前。写真左が有馬温泉駅である。
 さくらやまなみバス(西宮市南北バス)のかぶとやま荘経由阪急夙川・西宮北口行きが坂を上ってきた。このまま有馬温泉バス停まで上っていくと転回する必要があるのでどうするのかと思ったが,どうやら有馬温泉バス停までは行かずに,すぐ南側の太閤橋交差点から有馬街道に入って,西宮市に向かうらしい。西宮まで乗ってみたくなる気持ちを,なんとか沈めた。

160108-134304
 有馬温泉駅前から有馬川の上流にある温泉ホテル街を見る。

160108-134643
 有馬川に架かる太閤橋から川を見る。川岸が整備されて有馬川親水公園になっている。こういう整備のしかたがもてはやされた時代もあったなあ……という印象だ。
 すぐ横には古泉閣の泉源の櫓がある。

160108-134931
 六甲川と滝川の合流地点。ここから下流が有馬川となる。有馬川は三田市と神戸市北区の境界付近(福知山線の道場駅付近)で武庫川に合流し,六甲山地の東側を回り込んで大阪湾に流れ込んでいる。
 山の上に建つのが創業700年の老舗旅館,兵衛向陽閣。「♫有馬兵衛の向陽閣へ~」というCMソングは,東北で生まれ育ち,関東在住の私の頭の中にもこびりついているので,たぶん関東地方のテレビでも放映されていたはず。

160108-135027
 有馬町・有馬・有馬温泉のバス停が並ぶ太閤通りは,滝川の暗渠を利用して幅員を広げている。
 写真右の三ツ森本店(三津森本舗)は,有馬温泉に湧き出る炭酸泉を使った炭酸煎餅の元祖だとか。

160108-135208
 太閤通り。「太閤」とは,もちろん豊臣秀吉のことである。秀吉は,大火や戦乱や地震で被災した有馬温泉を保全保護し,再興に力を注いだという。湯山御殿を建て,9回も入湯に訪れるなど,よほど有馬温泉(湯山)が好きだったのだろう。

160108-135232
 太閤通り。土産物屋の後ろは善福寺。

160108-135309

160108-135429
 喫茶・パーラー「いずみ」。すぐ後ろにしだれ桜がある。

160108-135500
 梅田・芦屋・宝塚行きの阪急バスのりば(阪急バス有馬案内所)と有馬観光物産店若狭屋に挟まれた細い上り坂が有馬本街道(湯本坂)である。

160108-135555
 有馬本街道「湯本坂」。細く曲がりくねった坂道に,昔ながらの格子戸のある家並みが形成されていて,名産品や土産物の店になっている。

160108-135645
 土産物の若狭屋と駿河屋の間の細道の階段。

160108-135743
 有馬本街道「湯本坂」を少し上ったところから太閤通りを振り返る。木造三階建てが並ぶ光景に興奮する。

160108-135844
 木造三階建ての橋乃家別館嵐翠案内所。

160108-135933
 ほっこり饅頭の三ツ森まんじゅう店(三津森)と有馬本温泉「金の湯(きんのゆ)」。金の湯は公衆浴場(共同浴場)で,サラニサかを上ったところには「銀の湯」もある。

160108-140013
 ほっこり饅頭の三ツ森まんじゅう店。

160108-140102

160108-140131
 ほっこり饅頭の三ツ森まんじゅう店。三ツ森(三津森)は有馬温泉にたくさんの店舗がある。

160108-140239
 有馬本温泉「金の湯」。

160108-140429
 ありまやの前から松茸昆布・竹細工の大黒屋へと続く有馬本街道「湯本坂」。

160108-140508
 松茸昆布・竹細工の大黒屋の前の湯本坂。

160108-140737

160108-140802
 丹久化粧品店と炭酸煎餅本家三津森本舗。

160108-140836
 お好み焼「一休」の前の湯本坂。

160108-141022
 炭酸煎餅本家三ツ森本舗。

160108-141056
 炭酸和ッフルの三津森本舗と「にしとら化粧品」。

160108-141126
 お好み焼「一休」,三津森本舗と湯本坂。

160108-141216
 三ツ森まんじゅう店。とにかく三津森本舗の店がいっぱい並んでいる。

160108-141315
 湯本坂の川上商店と竹中肉店。この先が四ツ辻になっている。

160108-141331
 湯本坂の川上商店と竹中肉店。この先が四ツ辻になっている。

160108-141351
 有馬本街道の湯本坂。

160108-141442
 有馬本街道の湯本坂。

160108-141519
 湯山の香,有馬名物「松茸昆布」の川上商店。佃煮の老舗川上商店は創業永禄二年,室町時代後期の創業である。ここが本店で,有馬温泉街内に南店と山椒専門店の山椒彩家がある。

160108-141548
 川上商店の前の湯本坂。

160108-141725
 川上商店の前の四ツ辻と赤い郵便ポスト。

160108-141837
 松茸昆布の川上商店と竹中肉店。

160108-142052
 川上商店の前の四ツ辻と明石焼(明石玉子焼)の有馬十八番。

160108-142141
 旅館「上大坊」。

160108-142315
 とうふまめ清の横から四ツ辻を見る。

160108-142718
 竹中肉店の横から四ツ辻を見る。

160108-143420
 ありまサイダー「てっぽう水」。有馬温泉は日本のサイダー発祥の地といわれる。1908年(明治41年),飲料メーカーの「有馬鉱泉」が,湧き出る炭酸水に砂糖などを溶かしてサイダーを作ったのが始まり。炭酸の圧力でコルク栓が勢いよく飛び出すことから「有馬炭酸鉄炮水」と名づけたという。

 有馬鉱泉はその後別の飲料メーカーに買収され,有馬炭酸鉄炮水は姿を消したが,21世紀になって阪神淡路大震災で客足が激減した有馬温泉の復興のために“幻の味”を再現したらしい。

160108-144459
 旅館「上大坊」,有馬十八番の前の湯本坂。

160108-144553
 茶房「堂加亭」の前の湯本坂。

160108-144611
 招き屋,ベンチタイムの前の有馬本街道湯本坂。

160108-144720
 招き屋は招き猫を中心にした雑貨屋。

160108-144917
 有馬名産人形筆製造元「灰吹屋」。

160108-145027
 有馬名産人形筆製造元「灰吹屋」。

160108-145107
 和風くれーぷと酒の器「ふじ笑」と神戸旅靴屋の紳士館。

160108-145128
 神戸旅靴屋の紳士館(写真右)と婦人館(写真左)。

160108-145202
 神戸旅靴屋婦人館,ひさご飴本舗。

160108-145401
 神戸旅靴屋婦人館。

160108-145421
 妬湯(うわなりの湯)と小さな社。妬湯は間欠泉で,最近では昭和30年代に湧出し,現在は湧出していない。江戸時代の本には,女子が盛装してこの温泉の前に立つと激しく湧いてとまらないとか,悪口を言ってののしればたちまち湧くと記されているらしい。

160108-145615
 妬湯の前の飛び出し坊や。なんじゃこりゃ……

160108-145728
 妬湯の前の有馬本街道湯本坂。

160108-145923
 妬湯の横を少し入ったところにある有馬妬泉源。湯気が吹き上がっている。

160108-150128
 もっと歩き回りたかったが,息切れがひどくなってきたので,このへんで駅に引き返すことにする。

160108-150139
 招き屋の前のベンチで少し休む。商店街に座って休む場所があることは,商店街に賑わいをもたらすためにはとても重要だと思うのだが,こんなに簡単なことができていない商店街は多い。

160108-150324
 旅館「上大坊」の前が人でいっぱいだ。有馬温泉全体に言えることだが,外国人観光客の割合がとても多いのが印象的だった。観光地はどこも同じような状況かもしれない。

160108-150402
 湯本坂の四ツ辻。

160108-150429
 郵便ポストがある湯本坂の四ツ辻。

160108-150434
 とうふまめ清の前のソフトクリーム看板で順番に記念撮影する観光客。

160108-150500
 佃煮元祖川上商店の前の湯本坂を下る。

160108-150642
 六甲山から降りてきたようなスタイルの人も混じる。

160108-151054

160108-151209
 有馬本温泉「金の湯」の前。

160108-151414

160108-151615
 湯本坂を下る。

160108-151722
 湯本坂の上り口へ。

160108-151750
 湯本坂の上り口にある土産物の若狭屋と駿河屋(写真左)。

160108-151836
 太閤通りの喫茶・パーラー「いずみ」と善福寺。

160108-151908
 阪急バスの有馬温泉バス停と案内所。

160108-151935
 太閤通りの有馬温泉バス停前の有馬籠轡の竹芸有馬籠くつわ。竹細工の他に土産物を扱っている。

160108-152027
 蓬莱峡経由宝塚行きのバスが発車し,太閤通りに出てきた。

160108-152054
 太閤通りに並ぶ土産物屋。

160108-152203
 太閤通りを下り,神鉄の有馬温泉駅に向かう。

160108-152412
 有馬川の有馬親水公園と有馬街道の太閤橋。

160108-152628
 太閤橋交差点と温泉旅館「有馬御苑」。

160108-152729
 神鉄有馬線の有馬温泉駅に到着。

160108-152738
 有馬温泉駅の横が小さなタクシープールになっている。

160108-152934
 有馬温泉駅のホームに停車する有馬口行きの3両編成デ1100形電車。2扉である。

160108-153803
 ホームの反対側に有馬口からの電車が到着すると,こちらの電車の発車時刻である。

有馬温泉

── SONY α7S + Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSS or SONY Cyber-shot DSC-RX100M3 or iPhone 5s

|

« 迷える子羊は神戸牛の夢を見るか? 三宮 | トップページ | 有馬温泉から三田経由で天王寺へ »

・28 兵庫県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

初めまして、ローリングウエストと申します。新潟県柏崎生れ川崎市在住の58歳(山好き・旅好き・歴史好き・古代ミステリー好き・70年代ロックPOPS好き)の中年オヤジでございます。旅好きブログをリサーチしていたらら関西の名所巡りの貴殿のHPを見つけて覗かせていただきました。有馬温泉のこの界隈もよく歩きました。六甲山周辺の風景は本当に懐かしい!小生も14年前に大阪勤務だったので関西名所は殆ど廻ったのでリンク記事を見させて思い出させて頂きます。全国の都道府県を巡り歩いているのも同じなので、今後、旅の情報収集も含めてときたま覗かせて頂きますのでよろしくお願いいたします。今は諏訪御柱祭の記事を公開しておりますので是非とも覗いてみて下さい。

投稿: ローリングウエスト | 2016年4月 9日 (土曜日) 11時53分

 ローリングウエストさん,コメントありがとうございます。
 今年は御柱祭の年でしたね。チケットを取るのが難しそうですけど,一度は生で見てみたいものです。

投稿: 三日画師 | 2016年4月11日 (月曜日) 06時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14019/63459064

この記事へのトラックバック一覧です: 日本最古の有馬温泉 湯本坂の町並み:

« 迷える子羊は神戸牛の夢を見るか? 三宮 | トップページ | 有馬温泉から三田経由で天王寺へ »