« 阪堺電軌住吉公園駅付近と住吉大社 | トップページ | 網干の町を歩く 新在家から興浜へ 山陽網干 »

2016年1月 7日 (木曜日)

高砂やこの浦舟に帆をあげて 高砂市

160107-142815-Edit

高砂やこの浦舟に帆をあげて 山陽高砂


 元日から連日好天が続き,最高気温が15℃前後まで上がるぽかぽか陽気となっている。今日は,町のあちこちに廃線跡が残る山陽電鉄高砂駅の周辺を歩くことにする。

160107-114538
 大阪駅前南交差点からJR大阪駅の駅ビル「サウスゲートビルディング(大阪ターミナルビル)」を見る。以前は「アクティ大阪」という名称だった。キーテナントとして大丸梅田店が入っている。

160107-114857
 写真左がJR大阪駅サウスゲートビルディング,正面が梅田阪急ビル・オフィスタワー(阪急うめだ本店他),写真右が阪神百貨店梅田本店。私は田舎者なので,こういうビル群ではそわそわしてして落ち着かない。

160107-115443
 阪神梅田駅から姫路行きの直通特急に乗り込む。

160107-132225
 1時間15分程度で高砂駅に到着する。

160107-132436
 山陽電鉄(山電)の高砂駅。

160107-132603
 高砂駅の地下道を通って改札口へ。地下道の壁のペイントが面白い。近くの高砂高校美術部の生徒が描いたものらしい。

160107-133331
 山陽電鉄の高砂駅(兵庫県高砂市)。地図を見ると駅の北側(反対側)に駅前ロータリーがあるが,改札口は南側にしかないようだ。

160107-133342
 山電高砂駅前の商店街。下村の焼うなぎ,柴田最正堂,喫茶ミルクパーラー,鉄板伊酒屋ゑべっさん……

160107-133432
 鉄板伊酒屋ゑべっさん。なぜ「伊」酒屋なのだろう。山電高砂駅前の商店街が緩やかな曲線を描いているのは,すぐ裏側に国鉄高砂線(元は播州鉄道)が通っていて,線路に沿って商店街が形成されたからだと思われる。

160107-133702
 駅前の商店街の裏側の国鉄高砂線廃線跡は駐輪場になっている。

160107-133905
 山電高砂駅前の喫茶ミルクパーラー。シャッターが閉まったままになっている。

160107-134009
 高砂駅前,「ブライダル都市・高砂」のモニュメント。
 世阿弥作の謡曲「高砂」で“高砂やこの浦舟に帆をあげて”と歌われることから,高砂市は「ブライダル都市」宣言を行っている。モニュメントの上部に掲げられているマークはブライダル都市高砂のシンボルマークである。

160107-134206
 高砂駅前の高砂町浜田町二丁目の商店街。

160107-134329
 高砂駅前の商店街裏の駐輪場には自転車がびっしり並んでいる。

 播州鉄道が高砂駅・高砂浦駅まで線路を延ばしたのは1914年(大正3年)である。現在の山陽電鉄の前身である神戸姫路電鉄が旧高砂線に沿って線路を延ばし,高砂町駅(現在の高砂駅)ができたのが1923年(対象12年)だから,むしろこの廃線跡の線路のほうが早く敷かれたことになる。

 高砂は古くから港町(加古川の舟運)として栄えた町だが,もともとの市街地は高砂町栄町よりも南側にあったと思われる。現高砂駅の周辺の市街地は鉄道が敷かれてから形成されたため,町並みが線路に沿っているのだろう。

160107-134440
 高砂町栄町の商店街。ここも旧高砂線の線路に沿って緩やかにカーブしている。面白いことに,写真左側の家並みの裏側にはショッピングセンターの「サンモール高砂」が,同じカーブを描いて建てられている。サンモール高砂は1976年開業だから,ショッピングセンターとしては古いほうだとはいえ,比較的新しいショッピングセンターにも,今はなき線路の影響が残っていることになる。

160107-134516
 高砂町朝日町三丁目の商店街から高砂町浜田町二丁目の商店街を見る。

160107-134557
 高砂町朝日町三丁目。正面奥に見えるのが巨大な三菱製紙の高砂工場とその煙突である。写真右にサンモール高砂の入口がある。

160107-135124
 高砂町浜田町二丁目。

160107-135247
 高砂駅前の裏路地,浜田町二丁目にはスナックなどが点在している。

160107-135334
 高砂町栄町の商店街。ここも旧高砂線の線路に沿って緩やかにカーブしている。右側の家並みの裏側が旧高砂線,左側の家並みの裏にはサンモール高砂がある。

160107-135432
 高砂町栄町の商店街から高砂町浜田町二丁目の商店街を見る。

160107-135538
 高砂町栄町の商店街の中にあるサンモール高砂(西友)の入口とオモニの手作り総菜店・創作居酒屋「アリラン」。

160107-135547
 田中音楽堂(引揚資料館)。ご主人が高射砲部隊にいて満州で終戦を迎え,シベリア抑留時の資料を展示しているらしい。

160107-135625
 高砂町栄町の商店街。

160107-135806
 高砂町栄町の高砂栄町郵便局とサンモール高砂。

160107-135840
 高砂栄町郵便局の横から東側に緩やかにカーブした道路は,国鉄高砂線の高砂駅から三菱製紙高砂工場に延びていた引き込み線跡である。

160107-140019
 高砂町農人町の東側の交差点。傍らには農人町の由来が書かれた案内板が立っている。「農人町 町場の北西端,北堀川の北岸沿いに東農人町から西へ東西に連なる町並。町名は農民や塩田従事者が多く住んでいたことに由来する」とある。

160107-140237
 高砂町農人町を西へ歩く。

160107-140457
 高砂町農人町の平沙酒店。

160107-140514
 高砂町農人町の平沙酒店と橋本雑貨店。

160107-140541
 橋本雑貨店の前の高砂町農人町の家並み。

160107-140735
 高砂町農人町の銭湯「末広湯」と煙突。

160107-140751
 銭湯「末広湯」とビジネス・御宿「ひかり荘」。
 末広湯の北側の高砂町栄町には三菱製紙の寮や社宅が立ち並んでいる。三菱製紙の体育館もある。

160107-140850
 高砂町農人町の銭湯「末広湯」。

160107-141150
 高砂町農人町の平沙酒店。

160107-141511
 高砂町農人町の交差点の高砂徳利。

160107-141600
 高砂町次郎助町へ。

160107-142249
 銭湯「梅ヶ枝湯」の四ツ辻。

160107-142342
 銭湯「梅ヶ枝湯」。銭湯にしては珍しい木造モルタルの平面的な建物だ。

160107-142408

160107-142427

160107-142538
 銭湯「梅ヶ枝湯」の隣の建物。三階建てっぽいが,中二階ありの二階建てかもしれない。

160107-142625
 梅ヶ枝湯の裏側に回り込む。

160107-142701
 銭湯「梅ヶ枝湯」は木造,モルタル造り,煉瓦造りが混じっていて,不思議な感じがする建物だ。

160107-142756
 四角い煉瓦造りの煙突。その横にへばりついたような四階建て風の建屋は何だろう。

160107-142827
 旧国鉄高砂線の高砂駅跡から,銭湯「梅ヶ枝湯」の裏側の全景を見る。

160107-142946

160107-143126
 上手く説明できないが,計画的に建てられたわけではない建物の魅力が感じられる。

160107-143400

160107-143436
 井戸の跡。

160107-143520
 正式名称は銭湯「梅ヶ枝湯 長谷川」か。

160107-143900
 梅ヶ枝湯のある高砂町次郎助町から高砂町鍛治屋町へ。

160107-143933
 高砂町鍛治屋町側から梅ヶ枝湯を振り返り見る。

160107-144026
 高砂町鍛治屋町から東へ続く全蓋式アーケードの「銀座商店街」。

160107-144107
 銀座商店街の西側は旧国鉄高砂線の高砂駅跡で,路線バスの転回場になっている(なっていた)。
 播州鉄道が1914年(大正3年)に延伸開通,後に播但鉄道を経て,国鉄高砂線となったが,1984年(昭和59年)2月に高砂駅~高砂港駅間が,同年11月に加古川駅~高砂駅間が廃線,高砂駅も廃止された。高砂線代替バスの高砂南バス停および転回場になっていたが,現在は代替バスも廃止。高砂市のコミュニティバス「じょうとんバス」は高砂南バス停を通るが,この転回場は通らず,梅ヶ枝湯の前の道路を通っているようだ。

160107-144201
 高砂銀座商店街。

160107-144320
 POKER株式会社・三星化学合資会社。アーチ窓のアーチ部分に凝った装飾がある。

160107-144340
 高砂町鍛治屋町から高砂町細工町の家並みを見る。

160107-144538
 全蓋式アーケードがある高砂銀座商店街へ。

160107-144627

160107-144649
 高砂銀座商店街。

160107-144705
 高砂銀座商店街では毎月第3土曜日に「朝ごぱん市」を実施している。いわゆる「朝市」だが,“ごぱん”はこの地方の方言なのか,ダジャレなのかは不明。

160107-144723
 高砂銀座商店街の三井印判佛具店。

160107-144830
 高砂銀座商店街を東へ歩く。

160107-144855
 高砂銀座商店街の高砂町北渡海町の四ツ辻。

160107-144934
 全蓋式アーケードのある高砂銀座商店街の高砂町北渡海町の四ツ辻から北に向かって,全蓋式アーケードのある高砂センター街商店街が延びている。

160107-145006
 高砂センター街商店街。

160107-145031
 高砂センター街商店街を北へ歩く。

160107-145056
 高砂センター街のあらいや食料品店。看板に「三ツ矢ソース」とある。関西地方でときどき見かけるブランドだ。

160107-145233
 播州地酒「高砂の松」の小南酒店。

160107-145252
 高砂町次郎助町のいろは食品。

160107-145259
 高砂町次郎助町の友藤商店。

160107-145320
 全蓋式アーケードのある高砂センター街と小南酒店。

160107-145343
 高砂センター街を北へ歩くと高砂町東農人町となる。

160107-145425

160107-145458
 高砂町東農人町のお好み焼オーケーと高砂商店連盟協同組合の商店街アーチ。交差点の先はサンモール高砂に続いている。

160107-145539
 高砂町東農人町から高砂センター街を振り返る。

160107-145608
 高砂町東農人町の商店街アーチ。

160107-145831
 高砂センター街に引き返す。

160107-145849
 高砂センター街の川南酒店。「ちょい飲み ちょい食べ」の看板が出ている。川南酒店には角打ちがあるようだ。

160107-145922

160107-145954
 北側を振り返る。

160107-150014
 高砂センター街。

160107-150033
 高砂センター街のあらいや食料品店とオガワ履物店。

160107-150051
 三ツ矢ソースのあらいや食料品店。

160107-150146
 高砂センター街と高砂銀座商店街の交差点には“パルファンのフアンスパン”大塩屋と「まめや」本店がある。

160107-150154
 高砂センター街を振り返る。

160107-150236
 高砂銀座商店街のまめや本店とよい子のおもちゃ川島玩具。

160107-150301
 高砂銀座商店街の「高砂や」と田中屋模型店。高砂やは多目的スペース。

160107-150323
 RADICON SHOP 田中屋模型店。店内にミニ四駆のコースがある。鉄道模型やモデルガンのコーナーがあり,子供の頃に近くにこういう店があったら楽しくて入り浸りになりそう。

160107-150503
 高砂銀座商店街の杉野洋服店。

160107-150525
 高砂銀座商店街の大衆食堂きねや。

160107-150556
 高砂銀座商店街の東端,高砂町北本町の茶・陶器「宇治園」。下村商店は,駅前にあった焼うなぎの店の本店らしい。

160107-150643
 高砂町北本町の高砂銀座商店街アーケードの東端。本町商店街の大きなアーチが見える。

160107-150716
 高砂銀座商店街の入口には,マツバ商事のマツバプロパンとマツバ練炭のネオンサインがある。

160107-150737
 高砂町北本町の本町商店街。

160107-150945
 高砂町清水町を東へ歩く。

160107-151101
 高砂町清水町の清水町会館と高砂凍氷。

160107-151250
 高砂町船頭町の銭湯「高砂湯」。既に廃業し,看板なども撤去されている。梅ヶ枝湯と同様に,銭湯っぽくない平面的な建物なので,看板がないと銭湯だったかどうかの判別が難しい。

160107-151621
 高砂町材木町,高砂町今津町の堀川の船着場。

160107-151811
 高砂町今津町の交差点。

160107-151941
 高砂町今津町の古い家並み。

160107-151952
 中央部がつぶれかかっている。
 高砂町今津町,高砂町材木町には土蔵造りの建物が多い。すぐ東に堀川の船着場があり,その名残だと思われる。

160107-152032
 案内板などを見つけることはできなかったが,この大きな土蔵造りの建物が工楽松右衛門邸だと思われる。工楽松右衛門は廻船問屋の船頭として,木綿を使った厚手の帆布「松右衛門帆」を開発したり,函館のドックや鞆の浦の築港に携わった人物で,老朽化した工楽邸の土地や建物は高砂市に寄付され,市が建物の保存に乗り出すことになったらしい。

160107-152121
 工楽松右衛門邸の壁には舟板が使われている。

160107-152318
 高砂町今津町の工楽松右衛門邸から高砂町魚町に続く路地の家並み。工楽邸はかなり老朽化が進んでいる。

160107-152411
 高砂町魚町から路地の東側を振り返る。

160107-152440
 高砂町魚町の路地を抜けると高砂町南本町の本町商店街に出る。

160107-152512
 高砂町南本町の本町商店街。

160107-152639
 高砂町南本町から高砂町材木町に抜ける路地の土蔵群。

160107-152707
 高砂町南本町から高砂町材木町に抜ける路地の土蔵群。

160107-153000
 高砂町北本町の本町商店街にある高砂商工会議所の建物は,旧高砂銀行の本社で1932年(昭和7年)竣工。2本のイオニア式オーダーが銀行建築らしい,重厚な感じの建物である。

160107-153013
 旧高砂銀行本社と喫茶・お食事「キンパ」。

160107-153337
 高砂町北本町にある本町商店街の大きな商店街アーチ。真ん中にあるマークはブライダル都市高砂のシンボルマーク。

160107-153410
 大きなアーチが特徴の看板建築は雑貨店「デラコンチャ」。

160107-153501
 北本町交差点付近から本町商店街を振り返る。

160107-153545
 北本町交差点の酒道場「幸」と高橋酒店。

160107-153621
 北本町交差点の高橋酒店。

160107-153651
 北本町交差点。

160107-154121
 高砂町栄町のサンモール高砂。写真左がサンモール高砂南館,写真右がサンモール高砂東館である。

160107-154143
 西友が核店舗となるショッピングセンター「サンモール高砂」。写真左のサンモール高砂西館2階と南館2階をつなぐ通路の下の道路は,国鉄高砂駅構内から三菱製紙高砂工場への引き込み線跡である。サンモール高砂は1976年の開業で,国鉄高砂線の廃止は1984年。この引き込み線がいつ頃まであったのかはわからないが,ひょっとしたらサンモール高砂の開業時は,ここに線路があった可能性もある……かな?

160107-154321
 サンモール高砂の中庭。

160107-154339
 サンモール高砂は今年で創業40周年となる。ショッピングセンターには疎いが,この時期にこのような大型のショッピングセンターは珍しかったのではないだろうか。

# このときには普通に営業していると思っていたサンモール高砂だが,核店舗の西友高砂店はちょうど一週間前の昨年末で閉店し,専門店街だけの営業になっていたようだ。後継の核店舗がどうなるのかが気になるところだ。

160107-154714
 サンモール高砂の北側の入口。

160107-154726
 サンモール高砂の北側の入口とその前の高砂町朝日町三丁目の商店街。

160107-154828
 高砂町朝日町三丁目のサンモール高砂入口前の商店街。

160107-155009
 山電高砂駅前の商店街と旧高砂線跡の自転車置き場。

160107-155115
 山電高砂駅前の商店街。

160107-155144
 山陽高砂駅前のタクシープール。駅の規模に比べてタクシーの台数が多いのは,沿岸に大企業の巨大な工場が並んでいるからだろう。(株)カネカ高砂工業所,三菱重工(株)高砂製作所,サントリープロダクツ(株)高砂工場,(株)神戸製鋼所高砂製作所,キッコーマン(株)高砂工場,旭硝子(株)高砂工場,電源開発(株)高砂火力発電所,三菱製紙(株)高砂工場……等々,地図を見ると巨大な工場が並ぶ様には驚くばかりである。

160107-155240

160107-155343
 山陽高砂駅前の商店街。

160107-155334
 山陽電車高砂駅。

160107-155611
 山陽高砂駅のホームへ。

160107-155921
 山陽高砂駅のホームに姫路行きの普通電車がやってきた。山陽電車で山陽網干駅に向かい,駅の周辺の町を見て回ることにする。

山陽電鉄高砂

── SONY α7S + Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSS or SONY Cyber-shot DSC-RX100M3

|

« 阪堺電軌住吉公園駅付近と住吉大社 | トップページ | 網干の町を歩く 新在家から興浜へ 山陽網干 »

・28 兵庫県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14019/63416766

この記事へのトラックバック一覧です: 高砂やこの浦舟に帆をあげて 高砂市:

« 阪堺電軌住吉公園駅付近と住吉大社 | トップページ | 網干の町を歩く 新在家から興浜へ 山陽網干 »