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2015年9月30日 (水曜日)

藤沢宿を歩く〔藤沢本町〜辰巳町〕

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藤沢宿を歩く[藤沢本町から藤沢駅へ]


 江戸時代から遊行寺(時宗総本山無量光院清浄光寺)参拝や江の島詣・大山詣で賑わった東海道の宿場町,藤沢宿を歩いてみる。

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 小田急江の島線の藤沢本町駅で下車する。駅の南側には,小田急線の上に旧東海道(県道43号線)の伊勢山橋が架かっている。

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 藤沢本町駅前のとても小さな駅前広場。バスが乗り入れるバス乗り場などもない。
 駅前には藤沢・茅ヶ崎・鎌倉などに店舗展開しているスーパーマーケット「やまか」がある。

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 藤沢本町駅の駅本屋と駅前のOX SHOP。

 藤沢本町駅の出入口は,藤沢駅方面のホームの先端にあるこの一箇所のみである。駅の利用客(乗降人員)は,2014年のデータで1日平均乗降人員が21,317人と2万人を越えており,朝の駅は大変混雑するようだ。
 藤沢本町駅の利用客が集中する藤沢駅方面ホームは,改札口があるホーム先端で待つ乗客が多くなる。大半の客が下車する隣の藤沢駅は2面3線のスイッチバック駅であり,改札口はすべて前のほうにあるため,電車の最前部は朝の通勤通学時間帯は異常に混雑しているはず(約10年前まで,私は通勤で読売ランド前から藤沢駅までこの電車に乗っていた)。

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 藤沢本町駅前の踏切。駅の東側にしか改札口がないため,駅の西側の台町(藤沢四丁目・本町三丁目)の利用客は,この踏切を渡って駅を利用することが多くなる。

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 藤沢本町駅前の本町白旗商店街とスーパーマーケット「やまか」。藤沢市を中心に神奈川県内に店舗展開している。

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 藤沢本町駅前から旧東海道に続く坂道。

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 小田急江の島線の各駅停車片瀬江ノ島行き。

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 小田急江の島線に架かる旧東海道(県道43号線)の伊勢山橋。

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 伊勢山橋の袂から藤沢本町駅を見る。

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 台町バス停付近。眞源寺がある藤沢本町駅西側のこのあたりが藤沢宿の西端になり,上方見附があったという。

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 藤沢本町駅前と旧東海道の間にある路地。旧東海道が右側(南側)の高いところを通っているため,石垣になっている。

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 裏路地から藤沢本町駅前の本町白旗商店街(愛称「湘南山の手通り」)に出る。

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 諏訪神社と諏訪町内会館。

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 諏訪町内会館の前から藤沢本町駅前の踏切を見る。

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 本町白旗商店街「湘南山の手通り」。商店がびっしり並ぶ感じの商店街ではない。

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 本町白旗商店街「湘南山の手通り」を東へ歩く。

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 本町白旗商店街の小沢青果店の前の三叉路。
 藤沢本町駅前にはタクシーのりばを設置するスペースがないため,この三叉路にタクシーのりばがある。

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 本町白旗商店街の小沢青果店・鮮魚魚長の前の三叉路。

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 本町白旗商店街「湘南山の手通り」を東へ歩く。

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 一品料理「きねもと」と甘味・喫茶「だんけ」。

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 藤沢本町駅前から続く「湘南山の手通り」が国道467号線(藤沢街道)に突き当たる。

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 この白旗交差点の少し北側から藤沢本町駅前を通り,本藤沢一丁目〜修道院入口交差点,そして荏原製作所藤沢工場に続く道は藤沢宿と厚木を結ぶ厚木道である。戦前はそのまま厚木まで続く主要道だったが,大東亜戦争時に海軍の飛行場(藤沢飛行場)が作られて分断され,戦後も民間飛行場だった時期をはさんで荏原製作所藤沢工場となり,分断されたまま現在にいたる。小田急線の藤沢本町駅開業より前,明治初期からの市街地ということになる。

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 国道467号線(藤沢街道)から藤沢本町駅方向を見る。

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 国道467号線の白旗交差点から北側を見る。大きな鳥居は白旗神社(白旗さま)。源義経を祀る。もともとは寒川比古命を祀っていたという。

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 白旗交差点にある湘南クッキー工場直売所。

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 国道467号線(旧東海道)の白旗交差点。

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 白旗交差点から旧東海道の藤沢本町駅方向を見る。

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 国道467号線(旧東海道)の市民病院入口交差点付近の土蔵。

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 国道467号線(旧東海道)の市民病院入口交差点。

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 本町消防出張所前バス停を発車した市民病院経由善行駅行きのバス。
 藤沢本町駅付近からこのあたりまでが本町白旗商店街(湘南山の手通り)となっている。

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 本町消防出張所前バス停前の蒔田本陣跡付近から妙善寺に続く路地。

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 旧東海道の藤沢宿のペデスタルボックスには,この地の昔の写真や地図が描かれている。

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 藤沢本町郵便局付近(藤沢公民館前バス停)の内田商店本店(内田金物)。

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 藤沢本町郵便局の前の内田商店本店。

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 銘茶「みつはし園」と内田商店本店。

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 藤沢市本町一丁目の泉川電機商会。このあたりから東側の旧東海道藤沢宿は本町隆盛会商店街となっている。

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 酒類問屋田島株式会社と鈴屋硝子店。

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 重厚な造りの桔梗屋洋紙。

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 本町隆盛会商店街の鈴屋硝子店。

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 本町隆盛会商店街の石曽根履物店。

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 国道467号線の藤沢宿を行く市民病院経由藤沢駅行きのバス。

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 遊行寺前バス停と広告ベンチ。バス停の貧弱な広告ベンチ(多くは違法)を見るたびに,交通行政の貧弱さを感じる。

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 高札場があった遊行寺橋。歌川広重の浮世絵の藤沢宿には,この遊行寺橋(当時は大鋸橋)越しに見た藤沢宿と江の島が描かれている。ただ,広重の絵は江の島一之鳥居の位置が遊行寺の門前に描かれていて,実際の鳥居の位置とは違っているのではないかと思われる(橋本貞秀の「東海道名所之内 ふちさハ 遊行寺」の鳥居の位置が正しそうだ)。

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 遊行寺橋から境川の下流側に架かる藤沢橋を見る。

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 遊行寺橋から遊行寺(清浄光寺)の惣門を見る。

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 遊行寺橋を振り返る。

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 東海道の鍵曲がりが二つ続き,“藤沢宿三曲り”と呼ばれたこのあたりは大鋸広小路で,東海道から鎌倉道と江の島道が分岐していた。

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 時宗総本山清浄光寺(遊行寺)の惣門(総門)。惣門からは四十八段と呼ばれる坂道「いろは坂」が続く。

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 遊行寺の惣門の前から県道30号線(県道戸塚茅ヶ崎線)に出る細い道。

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 県道戸塚茅ヶ崎線の遊行寺坂(別名道場坂)と藤沢橋バス停。この先の諏訪神社のあたりに藤沢宿の江戸方見附があったという。

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 県道戸塚茅ヶ崎線の藤沢橋と国道467号線の藤沢橋交差点。

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 藤沢橋交差点から江の島道へ。

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 江の島道の三叉路。右の道が藤沢駅北口の辰巳町(藤沢市東横須賀)に続いている。

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 辰巳町側で幅員が狭くなっている。狭くなっているというより,手前側(北側)で幅員を広げたというほうが正確かもしれない。

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 辰巳町(藤沢市東横須賀)の東側を通る路地。

 このあたりは藤沢駅が近く,江戸時代から東海道の宿場町として賑わった藤沢宿と,明治時代初期に開業した東海道線藤沢駅の間に位置している。大正時代には高座郡役所がこのあたりに移転し,周囲も市街化された。人口40万人を超える藤沢市の中心市街地となっていても不思議ではない地域だが,現在では開発から取り残されたような状態になっている。

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 しばらく簡易的なアスファルト舗装をしただけの駐車場が乱雑に点在していたが,藤沢市東横須賀土地区画整理事業などでやっと整備されつつあり,サミットストア藤沢駅北口店ができている。
 藤沢市東横須賀土地区画整理事業で藤沢駅北口東西線と藤沢駅北口通り線が作られているが,どこをどのように繋げようとするのか,意図がちょっとわからない感じではある。

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 辰巳町にあった「小鳥の街」跡地に建つマンション群。

 藤沢宿にあった飯盛旅篭を,明治時代にまとめて移転させた先が辰巳町である。当時はまだ藤沢駅ができたばかりなので,古い地図を見ると,一面の桑畑の中にぽつんと辰巳町「藤沢新地」が作られているのが見てとれる。

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 かつての「小鳥の街」の北側に残る小さなスナック街だが,既に営業している様子は感じられなかった。スナック「せきれい」「ひよ子」横の路地の写真も撮ろうと思ったが,路地にスリーポインテッドスターのついた車が並んでいて,ヤバイ感じだったのであきらめた。Googleマップ等を見ると,奥には○○一家総本部なんて書いてあるし……

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 辰巳町から銀座通りに抜ける路地に残っているはずの「藤沢飲食朋友会」の飲食店街跡へ。

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 約5年ぶりに訪れた「藤沢飲食朋友会」の飲食店街跡。やけに草生しているが,まだ残っていた。

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 寂れて朽ちつつある飲食店街。以前は住宅地と駅を結ぶ通路になっていて,寂れた雰囲気の中を通行する人が意外に多い印象だったが,通り抜ける人もずいぶん少なくなった気がした。

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 人の手が入らないと,あっという間に緑に覆われてしまう……

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「藤沢飲食朋友会」飲食店街の特徴である入口のアーチの下を猫が横切る。

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「藤沢飲食朋友会」飲食店街の特徴になっているアーチ。

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 飲食店街跡の北側はマンション街になっている。

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 約5年前に見たときにも,「次に来たときには,もう残っていないだろう」という印象だったが,さらに朽ちた様子を見て同じことをまた考えていた。

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 藤沢駅北口銀座通りの藤沢銀座土曜会商店街に出る。

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 藤沢銀座土曜会商店街から南仲通り商店街方向を見る。藤沢駅北口では一番の商店街だが,かつて商店が並んでいたところにマンションが建ち並び,ずいぶん人通りが少なくなった感じがする。

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 藤沢銀座土曜会商店街から「藤沢飲食朋友会」飲食街のある路地を見る。

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 SONY Cyber-shot DSC-RX100M3のオートホワイトバランスが少し青っぽく感じたので(たぶんそれが正しい色なのだろうけど),この日の写真はすべてアンバー寄りに2段階ずらして撮影した。2段階ずらすのはやり過ぎ感もあるが,どうもこういうのが自分の好みらしい。

藤沢宿〔藤沢本町〜藤沢〕マップ

── SONY Cyber-shot DSC-RX100M3

【参考】
・2007年2月11日 (日曜日):大規模アパートが藤沢を襲う
・2010年4月9日 (金曜日):藤沢駅北口周辺を魚眼で見る

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コメント

「やまか」というのは大正元年創業の老舗なんですね。
そして今は「CGCグループ企業」になっているんですね。CGCグループのスーパーは福島県内にも複数あるので、なじみ深いですね

投稿: 玉井人ひろた | 2015年10月24日 (土曜日) 18時15分

飲食盟友会、衝撃的です。
ここはぜひとも訪れてみたいと思いました。
藤沢は、確かパナソニック工場を潰して敷地跡に巨大なマンションを建ててたような気がしますが、これから本格的に再開発でどんどん変わって行ってしまうような気がします。

投稿: うなぎ | 2015年10月26日 (月曜日) 08時14分

 玉井人ひろたさん,コメントありがとうございます。
 CGCグループ……よく知らなかったのでググってみましたが,加盟スーパーの数が半端ないですね。ここも,あそこも,加盟店だったので驚きました。

 うなぎさん,コメントありがとうございます。
 ずっと放置されている飲食朋友会ですが,すぐに取り壊されても不思議ではない状態ですね。
 藤沢のパナソニック工場跡は東海道本線沿いの「FujisawaSST」ですね。広い敷地にマンションが数棟で,あとは戸建てがずらりと並ぶらしいですが,どんな街になるのか気になります。

投稿: 三日画師 | 2015年10月28日 (水曜日) 00時11分

藤沢っていうとビーチが近くにあるイメージを持ってたのですが航空写真を見ると海から離れているのですね。この日も晴れているようですが常夏のイメージもありますね。wave

投稿: ひろやん | 2015年10月29日 (木曜日) 15時01分

 たしかに藤沢というと江の島や鵠沼・片瀬の海岸のイメージが強くて,東海道の宿場町という印象は薄いですね。

投稿: 三日画師 | 2015年11月 5日 (木曜日) 23時24分

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