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2015年5月 9日 (土曜日)

大淀町の下渕商店街と下渕マーケット

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大淀町の下渕商店街と下渕マーケット



 下市口駅のホームに降りた頃から雨が降り始めた。空は均一に暗く,待っていても雨が上がりそうになかったので,しかたなく駅を出る。

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 近鉄吉野線の下市口駅。下市という名称が付いてはいるが,駅があるのは吉野郡下市町ではなく大淀町下渕である。駅が開業した1912年(大正元年)頃は,このあたりはまだ大淀村だったため(町制施行は1921年),駅の南を流れる吉野川を渡った先にあるものの,町村制施行時から町制を敷き,吉野郡の中心として郡役所が置かれた下市町の名が付けられたようだ。

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 下市口駅前のバスのりば。
 不思議なのは,写真右に見える奈良交通のバスのりば(駅前バス乗場)および乗車券うりば・待合所とは別に,写真左の道路の向かい側に,同じ奈良交通のバス東のりば・バス待合室が別々に設置されていることだ。誤乗車防止のためだろうか?

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 下市駅の駅前通りの下渕商店街と商店街アーチ。吉野川に向かって下る坂道が商店街になっている。歩道の上に簡易的なアーケードが設置されている。

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 大淀町下渕商店街のコッペ大淀。
 下市口駅が開業した当時は下市町が吉野郡の中心地だったが,鉄道が林業による木材輸送が盛んになり,ベッドタウンとしての開発も進んだ大淀町のほうが賑わっているようだ。人口も,現在は大淀町が約1万8千人,下市町は大きく減少して約6千人になっている。

 とはいえ,大淀町も2万人を超えていた2000年前後からは減少してきており,写真のように商店街に賑わいはない。伊勢街道から中街道が分岐する土田交差点近くに奈良交通の大淀バスセンターがあり,その近くに郊外型のスーパーマーケットなどが並んでいる。大淀町は町役場や町立図書館が郊外にあり,特にコンパクトシティ的な施策を行っていないようで,下市口駅周辺の下渕の旧市街地は厳しい状況にある。

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 下渕商店街。平均的な人口2万人の町の商店街よりも集積度の高い商店街だと思う。

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 下市口駅方向を振り返る。

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 下渕商店街のアーケードに「危険 歩きスマホとながら携帯」という行灯看板が下がっている。「歩きスマホ」はここ5年ぐらいの言葉だろうから,この看板も意外に新しいものらしい。

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 旭美容室と銭湯「あさひ湯(旭湯)」の煙突。

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 銭湯「旭湯」。

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 銭湯「旭湯」の前から東側を見る。右に奥田林業,左に羽根木材があり,ここが木材の集散地だったことがわかる。

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 下渕商店街の水本呉服店の前あたり。

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 下渕商店街の鮎庄の前から下市口駅方向を見る。

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 伊勢街道(国道370号線・309号線)の岡崎交差点から西側を見る。左側に下渕マーケットがある。

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 岡崎交差点に向かってL字型に位置する下渕マーケット。交差点側が駐車場になっている。

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 下渕マーケットの伊勢街道側の入口。

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 下渕マーケットの向かいにある三國屋呉服店。

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 かなり老朽化している下渕マーケットの駐車場側の側面。

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 下渕マーケットの西に大淀食堂街がある。

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 下渕マーケットの伊勢街道側の入口。

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 L字型の下渕マーケットの伊勢街道側には営業している店はない。店の前に白線(点線)が引かれている。ここから前に商品を並べるなという意味だろうか。

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 10年以上も時が止まり続けているように思われる。

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 水本紙袋店の古い看板。

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 伊勢街道側を振り返る。

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 L字型に曲がっている部分。西浦菓子店のテント看板が残っている。

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 西浦菓子店の前から伊勢街道側を振り返る。

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 L字型路地の東側を見る。

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 二階の窓に欄干が付いている。

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 下渕マーケットはL字型になっていると書いたが,厳密にはT字型になっていて,細い路地が大淀食堂街のほうに延びている。

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 岡崎町バス停側の入口。端のロビン美容室だけが営業中。

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 下渕マーケットの東端の入口のロビン美容室の前から岡崎町バス停・千石橋北詰方向を見る。

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 テーラークワヤマ・趣味の店くわやまの看板だけが残っている。

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 岡崎交差点横の下渕マーケットの入口。

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 雨が強くなってきたので下渕マーケットで雨宿り。雨の日のアーケードに感謝。雨が小降りになるのを待ちながらうろうろする姿は,たぶん不審者にしか見えなかったと思う。

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 伊勢街道の大淀食堂街。

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 大淀食堂街。

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 大淀食堂街の前から下渕マーケット・岡崎交差点を見る。

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 大淀食堂街の駐車場にずらりと並ぶ看板。

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 大淀食堂街の隣の増田木工所。さらに伊勢街道の西側を見てみたかったが,雨がさらに強くなると一番の目的地である下市町を見て回れなくなるので,ここで引き返して千石橋に向かう。

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 吉野川にかかる千石橋の北詰にある大橋大神。

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 吉野川にかかる千石橋(国道309号線)を渡る。

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 吉野川の向こうが下市町になる。千石橋付近で吉野川は大きく右にカーブしており,流れは左岸の下市町側にあり,右岸の大淀町側はゴツゴツとした岩場になっている。

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 千石橋から見た下市町の家並み。

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 千石橋から見た下市町新住の家並み。

 奈良県内で吉野川と呼ばれるこの川は和歌山県に入ると紀ノ川となり,和歌山市の和歌山港で紀伊水道に注いでいる。

── SONY α7S + FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS or Canon PowerShot S100


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コメント

せつない絵です。

投稿: osa | 2015年6月23日 (火曜日) 23時53分

 栄枯盛衰は世の常ですね。

投稿: 三日画師 | 2015年7月 9日 (木曜日) 09時38分

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