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2014年5月 3日 (土曜日)

秩父往還の宿場町寄居でタレかつ丼に驚く

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秩父往還の宿場町寄居でタレかつ丼に驚く


 当初は,熊谷から秩父鉄道で羽生へ。そこから館林・足利・佐野(群馬県〜栃木県)あたりを歩いてみようと思っていたが,その周辺の宿泊先をネット予約しようとしたところ,どこにも空きがない。

 経験的には,ゴールデンウィークや盆・正月でも,ビジネスホテルのシングルルームは空いていることが多いので,いつも当日か前日に行き当たりばったりで宿を確保しながらの旅でも,ほとんど困ったことがない。このあたりで何か大きなイベントでもあったのだろうか?

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 どうせ目的のない旅なので,東がダメなら西へ向かう。熊谷駅から秩父鉄道の秩父方面へ……ということで,まずは寄居に寄ることにする。

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 秩父鉄道の熊谷駅ホームへ。秩父鉄道沿線には長瀞渓谷などの観光地が多いことも合って,ホームは列車を待つ人でいっぱいだ。

 朝,熊谷駅前のホテルでごろごろしていたら,窓の外から蒸気機関車の汽笛が聞こえてきた。秩父鉄道の人気SL列車「パレオエクスプレス」だ。羽生から群馬県方向に向かうつもりだったので,パレオエクスプレスが走っていることが頭からすっぽり抜けてしまっていた。怠惰な朝を過ごさず,久しぶりにC58が見たかったと後悔したが,とっくにパレオエクスプレスが走り去った後のホームが混雑しているのを見ると,混雑に巻き込まれなくて良かった気もする。

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 秩父鉄道三峰口行き電車の車内。混雑してる。三峰口まで乗り通すと約1時間半。さすがに長瀞駅・秩父駅を過ぎれば混雑もおさまってくるんだろうけど,秩父まで約1時間立ちっぱなしになる人も多いんじゃないだろうか。こりゃ大変だ。

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 寄居駅で下車する。熊谷から寄居まで,秩父鉄道の電車の車内は混雑していて,ずっと立ちっぱなしだったが,秩父鉄道の他に東武東上線とJR八高線が乗り入れる寄居からは,さらにたくさんの乗客が乗り込んで,たぶん車内はラッシュ時並みの混雑になったんじゃないかと思う。すごすぎる……

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 というわけで,大混雑の秩父鉄道の電車を降り,跨線橋の上から寄居駅南口の駅前を見る。

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 寄居駅南口は人口約3万5千人の埼玉県大里郡寄居町の中心市街地に面しているが,市街地の南側を流れる荒川の対岸に戦国時代の鉢形城跡がある程度で,特に観光地というわけでは無いため,駅前はひっそりとしている。

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 寄居駅の駅舎(南口)。いかにも低コストな橋上駅という,残念な感じの駅舎だ。これでも,秩父鉄道,東武東上線(終点),JR八高線の3路線が乗り入れる要衝となる駅である。

 横浜の元町・中華街駅から東武東上線の森林公園駅までは,東急東横線と東京メトロ副都心線を相互直通運転した列車が乗り入れている。かつての東武東上線には,池袋から寄居駅まで直通の電車が走っていた(さらに秩父鉄道にも乗り入れていた)ことがあり,タイミング次第では,横浜からここ寄居駅まで電車が直通していた可能性があったかも……(ナイナイ)

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 寄居駅前にある大きな空きビル。寄居北條まつりの旗が揺れる。
 よく見ると「LIFE」の文字がかすかに読み取れる。ここはスーパーマーケットのライフ寄居店だったが,2013年8月に閉店してしまったようだ。ライフにしては大きめの建物(店の規模は不明)だと思うのだが,どうしたことかと思って地図を見たら,寄居町内の国道254号線沿いにベイシアが2店舗もある(寄居店と寄居北店)。特にベイシア寄居北店は規模が大きく,しかも隣には同じ企業グループのカインズホームの大きな店舗も並んでいて,この影響をまともに受けたのかもしれない。

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 串揚げ・串焼きの金之助ほるもんと焼鳥・串揚の金太郎が並ぶ。街路灯は「せきね」になっている。

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 寄居駅南口から南に延びる栄町商店街。We L♥ve Yorii……

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 栄町商店街。

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 熊谷市でもよく見た路面への標識のペイント。神奈川県では見た記憶がないので,埼玉県公安委員独自の施策なのかな。
 写真の方向から見ると,たしかに二輪を除き進入禁止なのでわかりやすいようにも思うが,向こうから一方通行を走ってきた車にも同じように進入禁止の標識として見えるはずなので,慣れない人は勘違いしそうな気もする。また,「止まれ」の文字などのように長体フォントにして,車のシートに座ってみたときに普通に見えるような工夫がなく,円形の交通標識そのままのペイントだから,車のシートからはかなり潰れた楕円形に見えそうだ。

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 不二家のペコちゃん。ボーイッシュじゃなくて,おしゃれな感じのペコちゃんだ。

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 寄居駅方向を振り返る。

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 スナック「憩」の横の路地を東へ。

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 酒蔵「どんぐり」がある路地。

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 路地を抜けると銘茶岩田園の前に出る。

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 喫茶横浜屋の裏に抜ける路地。

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 かつどんの食堂今井屋。昼めし時で賑わっていた。

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 喫茶横浜屋の前から寄居駅方向を見る。

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 喫茶横浜屋。この道は玉淀駅まで続いている。

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 県道296号線に出る。県道296号線も玉淀駅前に向かって延びている。

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 県道296号線の寄居駅入口交差点方向を見る。

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 中町商店街。坂本陶器店と和菓子の伊勢屋商店。

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 中町商店街の伊勢屋商店。

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 本町ラッキーセブン商店街。七十万石岸屋(岸屋本店)とイタモト洋品店。

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 本町ラッキーセブン商店街のくましん,ボタン・毛糸屋たかだ,テーラーモリモト……

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 埼玉縣信用金庫「さいしん」。

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 清水陶漆器店の看板の出っ張りは徳利かな……

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 中町商店街の丸久写真館。

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 県道296号線の寄居駅入口交差点から寄居駅方向を見る。中町商店街の「おかずや」。

 先にも書いたように寄居町は人口約3万5千人で,1889年(明治22年)の町村制施行時,すぐに寄居町となったように,古くから宿場町として栄えた町である。ここまで歩いた範囲の商店街名が「栄町」「中町」「本町」というふうに,かつては細かい町割がなされていたはずだ。

 ところが,1955年の昭和の大合併で寄居町と折原村,鉢形村,男衾村,用土村が合併し,新たに寄居町となってから,旧寄居町全域が寄居町寄居となってしまい,本町・中町・栄町・茅町……などが,商店街名やバス停の名称として残るだけになっている。旧寄居町在住の方にとってみれば,本町の佐藤さんと中町の佐藤さんはまったく別のあの人とあの人で勝手知ったる町割だとしても,部外者にはわかりにくいと思う。

 言葉だけだと上手く説明できていないので,マピオンの地図で,寄居町と私の故郷福島県三春町の町割を比較してみる。

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 これが寄居町の町割。というか,こまかな町割がなくなって,旧寄居町の全体が寄居町寄居となっている。何丁目何番地というような住居表示も採用されていない。

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 こちらが福島県三春町の町割。三春町も寄居町と同じ1955年に旧三春町と周囲の村が合併して新たに三春町となったが,旧三春町の大町・中町・八幡町・荒町・北町・南町……がそのまま残っている。

 古い地割を残すデメリットがあるのかもしれないが,三春町で生まれ育った私には,それがなんなのかはよくわからない(合併する町村内で地名が重複する場合には問題が生じるだろうが)。

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 清酒「白扇」醸造元の藤崎摠兵衛商店(藤崎そう兵衛商店)。創業280有余年だとか。この裏側(南側)の広大な敷地に醸造蔵が並んでいる。この後で,醸造蔵のあたりから荒川に架かる正喜橋(対岸は鉢形城跡)のたもとまで歩こうと思っていたが……

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 寄居駅入口交差点。

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 寄居駅入口交差点の酒井文具店。タミヤのマークとプラモデル・モデルガン……の文字にときめく。

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 すがや・ぶうぶうと「すまんじゅう」の上野屋。

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 御菓子司「上野屋」の隣は漢方の升屋薬局。

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 寄居駅入口バス停前の山崎屋旅館。創業は1875年(明治8年)。宿場町らしい佇まいだ。

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 県道296号線と県道30号線の交差点の田口呉服店。左側を進むと正喜橋〜鉢形城趾になる。

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 山崎屋旅館の隣には,とんがり屋根風看板建築の美髪忍館がある。

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 長谷部書店と千代田電気。

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 美髪忍館の側面。

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 正喜橋に向かうつもりだったが,12時を過ぎて腹がへってしまい,自然に食堂今井屋のほうに向かってしまった。県道296号線より南側は,次の機会に歩くことにしよう……

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 新鮮市場。

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 栄町商店街のそば処……

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 新鮮市場の前の交差点を振り返る。

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 路地を抜け,中町商店街のさとみ薬局の前から寄居駅入口交差点方向を見る。

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 そして,かつどんの食堂今井屋へ。商店街は人通りがほとんどないのだが,店内はお客さんが多くて驚いた。

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 さっと見回して,メニューがわからず,ほとんどみんなが注文するらしいかつ丼を注文。出てきたかつ丼は,普通の卵とじのカツ丼でもなく,ソースかつ丼でもなく,どちらかというと醤油風の甘辛いタレをくぐらせたものだった。妙にクセになりそうな旨さ。結構ボリュームがあって,かぶせた蓋がカツの上に載った状態で登場。味噌汁が付いていないのにもびっくり。注文すれば作るけど,インスタント味噌汁ですよと店員さんが言うので,注文している人はいないようだ。

 いろいろ驚いたので,食べ終わったあとでググってみたら,「寄居のタレかつ丼」は知る人ぞ知る名物なんだとか。なるほど……

寄居町

 ── PENTAX K-5 IIs + HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR or Canon PowerShot S100

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