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2013年5月 2日 (木曜日)

筒石の木造三階建て漁村集落と舟屋

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筒石の木造三階建て漁村集落と舟屋


 相変わらず目的地を決めずにうろついているゴールデンウィークの旅の,唯一の目的地がここ筒石である。狭い地形に木造三階建てが密集する家並みがあると聞いたときから,いつかは行ってみたいと思い続けていた場所だ。それがとうとう実現するということで,胸の高鳴りがおさえられない……

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 筒石漁港を見下ろす場所に建っている筒石観音堂。寺や神社が密集する一郭から筒石の集落が始まる。

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 筒石川の横にある応満寺。

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 水嶋礒部神社の前の細い路地を下ると筒石漁港が見えてくる。

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 筒石漁港。上にチラッと写っているのは国道8号線。筒石漁港のあたりを高架で通り抜けている。この国道8号線が早くから整備されたため,筒石の(車が入り込めないような)細い路地の両側に密集した集落が残ったのだろう。

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 下ってきた路地を振り返る。天気予報は曇時々雨だったが,日頃の行いが良いためか,ときどき晴れ間も出てくる。

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 筒石の集落を歩く。

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 この路地が筒石のメインストリートだ。

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 南西方向を振り返る。

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 なにかの集散地として栄えたわけではなく,純粋な漁村集落なのだが,木造三階建てが多い。

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 筒石川にかかる筒石橋が見えてきた。

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 筒石橋から木造三階建ての家並みを見る。
 筒石川の上流側にある橋の手前に,旧北陸本線の橋台が残っている。筒石の集落のすぐ横を北陸本線が通っていたことがわかる。

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 筒石川の河口を見る。日本海の波が筒石川に入り込んでくる。昨日までの雨で川はにごっている。

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 筒石川の上流側を見る。この写真だと,旧北陸本線の橋台がよく見える。

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 筒石の集落を北東側に歩く。

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 集落の背後に急峻な山が迫っているのがわかる。筒石の町の海岸沿いに街並みとは無関係に新しい国道8号線が通っているが,基本的にはこの路地を中心に家屋が密集している。漁業の町であり,家屋を建てられる土地が限られていることから,集落が二階建て,三階建てと,上方に伸びたのだと思われる。

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 筒石橋方向を振り返る。

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 国内のあちこちを歩き回ったが,木造三階建てがここまで密集しているところは,山形の銀山温泉など一部の温泉街以外で見た記憶がない。

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 何度も訪問できるところではないので,写真を撮りまくる。

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 海側に抜けると,旧国道8号線と思われる裏通りがあり,駐車場のように使われている。
 急峻な山肌の治山の跡が生々しい。

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 メインストリートに戻る。
 各戸の玄関横に流しがあるのは,漁村集落の特徴かもしれない。

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 玄関横に飾られた鯉のぼり。

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 すばらしいものを見て,歓喜の声をあげたい気分になる。でも,この気持ちは,わからない人にはわからないものだと思う。実際,これほど珍しい家並みだというのに,観光目的で来ている人の姿はない。

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 横にはさらに細い路地と階段が続いている。

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 サイクリングロードになっている旧北陸本線跡から筒石の家並みを見る。

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 集落の東側で,集落の真ん中を通っていた路地が国道8号線と合流する。写真の左側が国道8号線。

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 背後に急峻な崖が迫る。裏の狭い空間を旧北陸本線跡が通っている。

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 海岸沿いを通る国道8号線から筒石の集落を見る。

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 筒石で楽しみにしていたもののもうひとつがこれ……,舟屋である。

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 筒石集落の東側の海岸に,舟屋が並んでいる。

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 雨の予報は外れ,良い天気になった。雨が降っていたら,たぶんこの舟屋までは辿り着けなかったと思う。

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 この舟屋,現在使われている気配が感じられない。筒石漁港に新しく作られた舟屋に全面移行しているのかもしれない。

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 興奮して同じような写真を何枚も撮影してしまう。

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 背後には山がせり出すように迫っている。

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 舟屋の中から日本海を見る。

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 聞こえてくるのは波の音だけ。うっかり波に足を取られると,這い上がれないかもしれない……などと考えてしまう。

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 現在の筒石漁港の外側にあるため,日本海の波がそのまま押し寄せる。

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 筒石漁港のほうを振り返る。

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 すごい……

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 波が打ち寄せ,引いていくときに,拳より少し小さいぐらいの石がカラカラと大きな音をたてる。石が丸くなる理由がよくわかる気がした。

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 旧筒石港の沖に,海の中に立つ電柱がある。かつては電柱のあたりまで防波堤が延びていたのだと思われる。

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 ずっと波の音を聞いていたいという気分だったが,そろそろ引き返す。

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 筒石漁港。漁港の西側にある(比較的)新しい舟屋を見てみたい気もしたが,能生に向かうバスの時刻が迫っているので,後ろ髪を引かれるように筒石漁港を後にする。

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 筒石学校下バス停。
 筒石駅までは長く急な登り坂が続くことは,2時間前に歩いてきたからよくわかる。普段からあちこち歩き回っているので,私の実像を知らない人から勘違いされることもあるのだが,私は坂道や階段を上ることも,ちょっとした距離を歩くことも大嫌いなのだ。筒石駅まではもう歩きたくないため,筒石学校下バス停から能生までバスに乗ろうと思っていた。

 が,ここで大失敗。時刻を確認していたはずの能生案内所行きのバスだったが,バスは20分ぐらい前に既に発車してしまっていた。筒石の家並みや舟屋を見ているうちに,バス時刻を勘違いしてしまったようだ。

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 一日6往復しかないバスはあきらめて,筒石駅まで歩くことにする。最後に筒石漁港の舟屋を俯瞰してから坂を上り始める。

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 息を切らしながら筒石駅まで上ると,今度は駅構内の長い階段を下ることになる。

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 やっとホームの扉の前に到着。

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 トンネル内のホームに出ると,直江津行きの列車が反対側のホーム(ホームは互い違いに設置されている)に入ってきた。

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 ホームに富山行きの各駅停車が入ってきた。女性の駅員さんが乗り降りを見守ってくれる。

 さあ,ここからはまたしばらく,北陸本線の各駅停車の旅となる。

 ── Nikon D800E + AF-S Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G or iPhone 5

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コメント

ゴールデンウィークシリーズ、楽しみにしています。この家並み、素晴らしいの一言ですね。初めて見ました。ここを実際に歩かれたとは羨ましいです。波音、久し振りに聞きました。地図で見ると確かに駅がトンネル内にある事が判りますが、いつも旅先のチョイスと綿密な下調べに感服致します。よくこういう所があることをご存知だなーと。おかげで私は日本を再発見させていただいています。

投稿: 山下 れいこ | 2013年5月21日 (火曜日) 17時27分

 旅先の綿密な下調べ……ちょっと面はゆい気持ちになりますが,筒石に関しては事前にかなり調べましたよ,特に交通手段については。キツい登り坂は歩きたくなかったもんで。

 それで,筒石集落からの帰り道は,隣駅の能生駅近くまでのバスに乗り,能生の集落を見てから能生駅まで歩くという,かなり綿密な計画を立てたつもりだったのですが,なかなか計画通りにはいかないですね(それがまた面白いところでもあるんですけど)。

投稿: 三日画師 | 2013年5月23日 (木曜日) 22時51分

懐かしい写真風景を楽しませていただきました。小生はこの筒石で生まれました。今は茨城県在住です。街並みの写真に18歳まで過ごした我が家が写っておりびっくりです。数年実家に帰省しておりませんが、随分変わってきております。船小屋は数隻に利用されておりましたが、現筒石港が整備され始まると同時に現船小屋に集約されました。昭和30年代です。お願いがございます。船小屋の写真を1枚使わせていただけませんでしょうか。アマチュア無線の交信証(QSLハガキ)の表紙に使わせてもらいたいのです。商用ではありません。ご検討をお願いいたします。是非また糸魚川を訪れてください。

投稿: 筒石生まれのおじさん | 2013年6月28日 (金曜日) 13時48分

 筒石生まれの方にコメントをいただけるなんて光栄です。ありがとうございます。

 写真はご自由に使ってください。ブログの写真は小さいので,どの写真か教えていただければ,大きいサイズのデータをメールで送らせていただきます。よろしくお願いいたします。

投稿: 三日画師 | 2013年6月28日 (金曜日) 23時31分

 写真の件ありがとうございます。御礼申し上げます。お言葉に甘えまして、30502-131134,150313をお願い致します。カードができ次第サンプル送り致します(まだ先ですが)。筒石観音堂に関して一言。小生の子供の頃(昭和30年代)月1回観音堂、水嶋礒部神社、本広寺(檀家)と一度に3箇所周りお詣りする習わしがありました。現在は分かりません。また年1回神社境内での草相撲(村や近郷の青年と高田(上越市)の自衛隊の取り組みが大いに盛り上がりました。のぼりは立ち、さんじきまで設営されました。すぐ横は北陸線でした、観客が線路の間際まで進入し観戦しましたのでSLの警告汽笛を今でも懐かしく思い出されます。貴殿の見事な写真で昔を偲ばれます。時々写真に昔話を添えさせて頂けたらと思います。

投稿: 筒石生まれのおじさん | 2013年6月30日 (日曜日) 22時25分

 写真を二つで3.5MBまで縮小(長辺2048ピクセル)して,メールで送りました。ご自由にお使いください。

 SLが走る北陸線のすぐ横で草相撲ですか。すごい……。それは忘れられませんね。

投稿: 三日画師 | 2013年7月 2日 (火曜日) 00時07分

はじめまして、筒石のことを検索していてこちらを拝見しました。そうしましたら、最近元住吉にいらした記事もあり…!

夫の実家が直江津で、3年前に筒石駅に寄ってきました。電車だったので駅を上り下りして、集落の方には行きませんでした。大変興味深い場所ですね。駅から徒歩の道はどのような感じなのでしょうか。
地底駅ということで今年の直江津訪問時はほくほく線の美佐島駅に寄ろうか思案中です

投稿: 元住吉方面 Ruby | 2014年6月28日 (土曜日) 18時14分

 筒石駅から筒石の集落までは,結構距離があるんですよね。ずっと下り道ですので,行くのはそれほど苦じゃないとは思いますが,ちょっと躊躇しそうな距離だったと思います。駅の中の階段を上った後だと,集落まで行くのが躊躇したくなるのはわかります。

 駅からの徒歩の道は,直前の記事「直江津から北陸本線で筒石へ」に少しだけ写真を公開しています。
http://mikkagashi.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-953c.html

 駅から集落までの道は,雄大な風景の中の下り道になるので,雄大な山を見て,その間から日本海が見えてくると,後はあっという間という感じです。
 海に出たところに旧北陸本線の線路跡が見えるので,そこに蒸気機関車が走っていた頃に思いを馳せて,楽しむこともできますよ。

投稿: 三日画師 | 2014年6月30日 (月曜日) 02時11分

ありがとうございます。前の記事を拝見しました。
波と風の音しか聞こえなさそうですね…
都会とはまったく時の流れが違うと言うか…
有間川の駅も素敵ですよね!
恥ずかしながら自分が行った時の記事です。
http://rubyjun.blog102.fc2.com/blog-entry-70.html
(コメント御不要です、恥ずかしいので~~^^;)

投稿: 元住吉方面Ruby | 2014年7月 6日 (日曜日) 18時08分

 筒石駅から筒石の集落まで他に歩いている人もなく,車が走ってくることもなかったと記憶しています。聞こえたのは風の音だけですね。

投稿: 三日画師 | 2014年7月 7日 (月曜日) 17時48分

コメントでなくお礼のメールです。
貴ブログの筒石の写真、素晴らしい上に、とても参考になりました。ありがとうございました。お陰様で来月、筒石に行こうと思いたちました。

当方、元住吉在住者ですが、全国、古い町並みを訪ねるのを楽しみにしています。最近で印象に残っているのは、琵琶湖の沖島です。

筒石ですが、食事処と公衆トイレありましたか?

投稿: 元住吉だるまさん | 2014年8月12日 (火曜日) 14時31分

 元住吉だるまさん,こんばんは。

 食事処には気付きませんでした。国道は交通量があるので,国道沿いにはあるかもしれませんが,筒石駅と筒石漁港の周囲にはないんじゃないかと思います。

 公衆トイレは,漁港の横の小さな公園にありました。あとは筒石駅ぐらいかもしれません。

投稿: 三日画師 | 2014年8月12日 (火曜日) 23時57分

国道をドライブしていた時に偶然この風景を見て、以来気になって仕方ありませんでした。最初に見たのは9年前、そして先日また観に行ったのですが車を止める場所を見つけられず結局車窓のみ…。太平洋側に住んでいるのでなかなか気軽に観に行くことはできませんが、ここで写真をたっぷり見ることができて感激です。
素晴らしい写真をありがとうございます。

投稿: | 2016年3月 8日 (火曜日) 13時06分

 コメントありがとうございます。
 やっぱり気になる家並みですよね,筒石は。厳しい環境の土地ですし,心に響きます。

投稿: 三日画師 | 2016年3月 9日 (水曜日) 22時13分

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