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2013年3月 9日 (土曜日)

黒船が己が町にやってきた…浦賀

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黒船が己が町にやってきた…浦賀


 3月に入ってから,花粉の飛散量がひどいことになっている。
 外出前には風の強さ・風向き・そして花粉飛散量の分布をチェックするようにしているが,ここ数日は関東全域が真っ赤になることもあって,家に閉じこもりたくなってしまう。

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 さて,今日の花粉の飛散分布はどうだろう……と見ると,南西からの風が強くて,南西方面が海になっている三浦半島だけは若干飛散量が少ないようだ。こうなったら,ぶらりと三浦半島に出かけてみるしか無いじゃないか……

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 とういうわけで,上大岡から京急線の電車に乗り三浦半島を南下,終点の浦賀駅で下車する。
 なんとなく,目があまりショボショボせず,花粉が少ないような気がしてくるから面白い(病は気から)。

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 浦賀駅に到着した電車は,すぐに品川行きの普通列車となって折り返してゆく。

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 浦賀駅前のバスロータリー。

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 浦賀駅の階段を降りる。バリアフリー化工事によってエレベータは設置されているが,エスカレータはない浦賀駅。

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 2007年に浦賀の町を歩いたときには,駅から浦賀の西側,浦賀〜西浦賀あたりをぶらついたが,今日は反対の東浦賀からぶらついてみようと思う。

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 東浦賀一丁目を南東へ。この路地の階段ヤサカを上っていくと,住重の浦賀体育館がある。浦賀港に面した斜面にはこんもりとした緑が茂っているが,その裏側は宅地化されている。

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 浦賀といえば浦賀ドック。幕末に造船所が作られ,明治時代の浦賀船渠株式会社を経て,住友重機械工業浦賀艦船工場として,多くの船がここで作られてきたが,2003年に工場は閉鎖。工場の建物はまだたくさん残っている。
 この建物の裏側(正確には正面側かな)には巨大なドックがあったが,現在は横須賀市が水辺プロムナードの整備を検討しているらしい。西浦賀側にある1号ドックはレンガ造りのドライドックということで,産業遺産として保存されると思われるが,2号ドック等はどうなるのかよくわからない。

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 東浦賀一丁目の船守稲荷神社。

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 東浦賀一丁目の大ヶ谷バス停付近。

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 塀の上から浦賀港を見る。対岸の西岸壁にはレンガ造りのドライドックがあり,浦賀ドックのシンボル的なクレーンが見える。

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 残念ながら浦賀ドック跡地は立ち入り禁止だ。塀越しに東岸壁がチラッと見える。

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 新町バス停に近い,東浦賀二丁目の古い家並み。立派な石蔵だ。このあたりは東浦賀の産業として盛んだった干鰯の問屋が多かったという。

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 東浦賀二丁目の家並み。

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 旅館徳田屋跡。ペリー来航時に吉田松陰と佐久間象山がここで協議をしたという碑がある。

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 浦賀の渡船。浦賀の町は細く切り込んだ浦賀湾の東西に形成されており(地形が天然のドックになっている),東西の東浦賀町と西浦賀町を渡船が往き来する。東西の町に架かる橋があっても不思議ではない町の規模だが,大きな船が出入りする造船の町であるため,橋が架けられなかったのだろう。

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 酒鶴屋商店の前から横須賀新町郵便局の方向を見る。

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 渡船乗り場近くの十字路。新町と洲崎町の中間あたり。

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 渡船乗り場近くの駐車場から東浦賀二丁目の街並みを見る。

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 東浦賀二丁目,旧洲崎町の井戸のある路地。

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 少年達が井戸を使って見せてくれた。

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 洲崎町内会館の前あたり。

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 法憧寺の前の路地にも井戸がある。地図を見るとわかるように,浦賀周辺は段丘崖が海岸近くまで迫っていて川が少ないため,井戸がたくさんあるようだ。

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 だいぶ散ってしまった梅の花。もう桜の季節が近い。

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 叶神社(東叶神社)に近くで海岸に出る。

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 叶神社(東叶神社)。西浦賀町にある西叶神社と対になっている。

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 ボケッと対岸の西浦賀町を見ていたら,やっぱり行ってみたくなる。

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 浦賀の渡船乗り場(東渡船場)へ。渡船が来ないときには乗船ボタンを押すとやってくるらしい。が,実際はほとんど休みなく往復していた。

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 揺れる浮き桟橋で渡船がくるのを待つ。

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 渡船がやってきた。屋形船風のデザインだ。

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 浮き桟橋で待っている人が乗り込むと,すぐに出航。時刻表などなく,オンデマンドだ。

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 あっという間に西渡船場に到着し,すぐに折り返していく。所要時間は2〜3分。

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 すぐに西渡船場に戻ってくる。利用者は多いため,運行間隔を空けると乗り切れなくなりそうだ。

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 西浦賀一丁目の浦賀港交番前交差点。

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 西浦賀一丁目の家並み(旧紺屋町)。紺屋町内会館から蛇畠町内会館までは100メートルぐらいしか離れておらず,住居表示前の古い地区割りは非常に細かいことがわかる。

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 西浦賀一丁目の紺屋町の商店街。

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 紺屋町から叶神社(西叶神社)方向を見る。

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 南側を振り返る。

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 西浦賀一丁目の古い家並み。東西浦賀には廻船問屋が多く,この紺屋町,蛇畠町,宮下町あたりには廻船問屋が建ち並んでいたという。
 廻船問屋とは,奉行所の役人の指示で荷改めしていた問屋で,東浦賀に20軒,西浦賀に22軒あり,下田の63軒と合わせた105軒は三方問屋と呼ばれていたそうな。江戸に出入りする船はすべて浦賀で船改めをしていたそうだから,浦賀の港は相当賑わったことだろう。

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 西浦賀一丁目の商店街。

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 八百久商店。

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 臼井商店。

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 西叶神社の前の通り。

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 叶神社(西叶神社)。

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 西叶神社前の塩蔵。

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 浦賀港に面した西叶神社の鳥居。

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 西浦賀一丁目から西浦賀二丁目へ続く三叉路。

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 西浦賀二丁目の金文堂信濃屋書店。

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 西浦賀二丁目の東福寺。

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 旧田中町あたり。「田中」は「干鰯田の中」を意味し,鰯の干し場になっていたという。

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 光風台から流れてきた小川が田中町を流れる。

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 常福寺付近。浦賀には石蔵が多い。

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 江戸時代に作られた土蔵は関東大震災で外壁が崩れ,現在はトタンを巻いているが,幕末から明治期に造られた石蔵はそのまま残っているという。

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 西浦賀二丁目の井戸。

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 西浦賀一丁目から二丁目にかけての家並み。

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 紺屋町の廻船問屋跡。

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 浦賀駅行きのバスが通る。

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 疲れたし,暗くなってきたので,叶神社の鳥居がある紺屋町バス停から浦賀行きのバスに乗って帰る……

 ── Nikon D800E + Ai AF Zoom Nikkor 20-35mm F2.8D or iPhone 5

【参考】
2007年4月22日 (日曜日):太平の眠りをさます上喜撰 ─ 浦賀

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コメント

このブログを見て浦賀に行ってみたくなりました。夏に蝉の鳴き声を聞きながらこの街を歩いてみたいですね。eye

投稿: ひろやん | 2013年3月24日 (日曜日) 19時55分

 蝉が鳴いてても似合いそうな街ですね。

投稿: 三日画師 | 2013年3月26日 (火曜日) 20時56分

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