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2012年8月13日 (月曜日)

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋

 上大岡から京急線の各駅停車に乗ろう思ったら,ホームに入ってきたのは羽田空港行きのエアポート急行。ガラガラだったので乗り込んだ。ブログなんかには書けないけど,いろいろツラいことが続いた。そして,続いている。このまま羽田空港まで行って,北海道にでもひとっ飛びしたい気持ちではあるが,そんな状況じゃない。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 とりあえず,羽田空港のちょっと手前の穴守稲荷駅で下車する。目立たないけど,駅前に「コンちゃん」という狐の象が設置されている。
 ちょっと気分を変えたくて,久しぶりにMFレンズのAi NIKKOR 35mm F1.4Sを持ち出してみた。カメラはD3。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 京急穴守稲荷駅。

 空港線(開業時は穴守線)の穴守稲荷駅は,開業時は(羽田の町に近かったが)穴守駅という名称で,その後は羽田駅(穴守駅は現在の羽田空港の場所に新しくできた駅の名前となった),駅が少し海老取川に近づき稲荷橋駅(海老取川に架かる橋の名前),さらにその稲荷橋駅が羽田空港駅と名を変え,新しく現在の位置に穴守稲荷駅として誕生……と,あれこれ翻弄されている感じだ。

 その駅名にある穴守稲荷神社も,もともとは現在の羽田空港の滑走路のところにあって(そのあたりには穴守というそこそこ大きな町もあった),終戦後,飛行場の拡張にともなって穴守の町ごと退去させられ,穴守稲荷神社は現在の場所に移転したという。近年では,空港の中に残った鳥居が,羽田空港の更なる拡張のために移転する際のあれこれ(GHQが撤去しようとしたら,トラブルが多発して撤去できなかった鳥居がどうのこうのという,例の話)がニュースになったことも記憶に新しい。

 穴守稲荷駅付近の地図をiPhoneアプリの東京時層地図で見ると,そんな移り変わりが手に取るようにわかって興味深い。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷駅前の商店街には鳥居があり,駅前に「駅前」という名前の店が並ぶ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 駅前の鳥居。よくわからないアーチが並んでいて,鳥居の存在感を必死に打ち消している。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷駅の東側を南北に延びる穴守ふれあい通りSANSAN会商店街。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守ふれあい通りSANSAN会商店街の南側を振り返ると京急線の踏切がある。右側が穴守稲荷駅。
 京急空港線は,穴守稲荷駅を出て天空橋〜羽田空港に向かって線路が地下に潜り込むため,電車がかなり傾いて見える。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 駅の周辺は賑やかな感じではない。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守ふれあい通りSANSAN会商店街。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守ふれあい通りSANSAN会商店街を北へ歩く。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷神社に続く通り。
 ここを歩くとすぐに穴守稲荷神社に着いてしまうので,少しだけ遠回りしてみる。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守ふれあい通りSANSAN会商店街をさらに北へ。右側が大田羽田郵便局。こぢんまりした郵便局だ。正面がホテルJALシティ羽田東京。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 環八通りの向こう側,羽田旭町の荏原製作所羽田工場の跡地では,何やら巨大なものが作られようとしている。
 と思って調べてみたら,ここは総事業費約1400億円のヤマトホールディングスの次世代型物流施設「羽田物流ターミナル」の予定地。環八通りに面し,首都高速1号羽田線や羽田空港ともほぼ隣り合う立地で,延べ面積が約20万平方メートルもあるという,とてつもない大きさだ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 荏原製作所羽田工場跡地を後にして,再び羽田四丁目の街へ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷神社の鳥居が見えてきた。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷神社の鳥居を正面から見る。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷神社の参道を少し西へ歩くと割烹「旭」がある。穴守だけにアナゴの天ぷらなどが美味いらしい。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷神社へ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守稲荷神社の神楽殿。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 鳥居の向こう側に見えるのが拝殿。その裏側に本殿がある。
 右の手水舎の奥には「お穴さま」と呼ばれる奥宮があり,ここの砂を持ち帰るとあれこれ願いがかなうらしい。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 飲み屋のある路地を東に真っ直ぐ進むと海老取川に突き当たる。かつて稲荷橋駅(羽田空港駅)があった場所だ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 東に進むか西の穴守稲荷駅方向に戻るか,多少悩んで,駅に戻ることにした。ビジネスホテル梅月は割烹旭の隣にある。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 真っ直ぐ歩くと数分で穴守稲荷駅前に戻ってしまう。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 京急線の踏切を渡って,穴守ふれあい通りSANSAN会商店街の南側へ。
 踏切の横には,地下にある天空橋方面への水害対策のための防水扉がある。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 踏切の南側の穴守ふれあい通りSANSAN会商店街。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守ふれあい通りSANSAN会商店街。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 干物をウリにしたひもの屋。ひょっとしたら穴守だけに穴場かも。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 穴守ふれあい通りSANSAN会商店街をさらに南へ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 弁天橋に続くバス通りに出た。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 材木が並ぶ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 弁天橋バス停近く。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 右側の路地を北へ行くと羽田五丁目交差点からビジネスホテル梅月,穴守稲荷神社の鳥居の前の通りになる。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 弁天橋バス停。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 弁天橋バス停近く,カサブランカ横の路地が気になる。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 カサブランカ横の路地を入ると,小さな商店街になっている。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 商店街の名残だけがかすかに残っている感じだ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 さかなや本店。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 路地を一気に北へ歩き,バス通りを越えたあたり……

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 銭湯の玉の湯。とても綺麗な建物だ。唐破風に千鳥破風の屋根が重なり,鶴亀の懸魚まで付いている。これぞ銭湯建築と言った面持ちが見事だ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 玉の湯のある通り。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 名もない交差点。左側を真っ直ぐ北へ行くと,環八通りの穴守稲荷交差点に突き当たる。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 太陽に雲がかかると,ぐっと暑さが和らぐ……。
 写真の奥に,都営羽田五丁目アパート群が建ち並ぶ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 ぐるりと回って,羽田五丁目の弁天橋保育園の横の路地が,未舗装の路地だったので入ってみた。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 小さなアパートが並んでいる。私が好む「商店街」の範疇からは外れるので,すぐに退散。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 東側から見た玉の湯の煙突。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 そのまま南へ歩き,バス通り(名称不明)に出た。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 そこから一本東側の羽田五丁目の路地は,途中で緩やかなS字にカーブしている。カーブの途中にあるのが居酒屋ゆみちゃん。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 その路地を南へ歩く。羽田六丁目の羽田仲東町会会館付近……だったか(記憶が曖昧)

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 遠くから温泉マークが見えたので近づいてみたら(その前には煙突が見えていた),少し大きめな銭湯の入船湯。路地の奥には,少し高いところに道路がある。
 この銭湯は,110年前には既に営業していたと言われ,昔は団子湯,60年ほど前から入船湯になったらしい。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 その少し高い道路から,入船湯横で行われている首脳会談の様子を見る。昔,銭湯が町の社交場だったころを知っている方々だと思われる。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 少し高くなっている道路の横には,こんな感じのレンガ塀が残っている。これは,かつての多摩川のレンガ造りの堤防なのだ。水害が多かった多摩川で,大正7年からの改修工事でレンガ造りの堤防が作られたという。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 多摩川に出た。
 漁船やプレジャーボートを係留するための桟橋が設置されている。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 羽田空港のほうをみると,同じタイミングで2機が同じ方向に飛び立っている(残念ながら35mmレンズでは撮れないけど)。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 正直言って,船の不正な係留なんだろうけど,これはこれで独特の景観を作り出している。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 多摩川を渡ってくる風が強く,気持ちが良い。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 多摩川河口部の川崎方は,アシ原(ヨシ原)や干潟が広がって,あまり手を加えられていない様子が見て取れる。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 大田漁協の船だまりを開け閉めする巨大な水門。
 多摩川沿いの道はジョギングコース,犬の散歩コースとして近所の皆さんに愛用されているようだ。

2005年7月23日 (土曜日):漁村の名残が残る空港の街 羽田

 そういえば,2005年にこのあたりを歩いたときには,ここで大きな地震を体験し,遠くの高架線上でモノレールが停車するのが見えたりして,ビックリしたことを覚えている。そのときの東京都大田区の震度は5弱。
 2011年3月11日の記憶がまだ強力なので,今また同じ程度の地震が来ても,逃げるような高い建物はほとんどないし,京急線の電車は当然のように止まっている……。堤防よりも低い土地がはるばると続くこの場所で,どこにどうやって逃げればいいのだろう,などということを,いつもよりも少し真剣に考えてしまった。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 普段の海や川はおとなしい。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 羽田の街の南端,堤防の外にある小さな祠。
 無縁霊堂と言って,この場所で関東大震災の際に多くの被災者がここに漂流したため,それを弔うために建立された祠である。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 海老取川。正面に架かるのは弁天橋。右側には,穴守稲荷神社がかつて羽田空港の滑走路の場所にあった頃の大鳥居も移設されている。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 弁天橋の袂にある穴守稲荷神社のかつての大鳥居。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 海老取川沿いを歩く。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 海老取川にある小さな船だまり。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 海老取川の堤防には,子供達が描いた絵が飾られている。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 子供達の夢……というこれらの絵は,羽田空港の沖合移転に際して,大田区の小学生に「きみたちだったら,どんな街ができたらいいとおもう?」というテーマで描いた絵の代表作。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 海老取川の船だまり。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 海老取川の船だまり。
 遠くのあちこちの煙突から激しく炎が燃え上がる。川崎市の埋め立て地の工業地帯だ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 だいぶ暗くなってきて,綺麗な日没が撮れそうな気がしていたのだが,残念ながら太陽のある低高度に雲が出てしまったようだ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 環八通りの穴守橋あたりの街並み。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 夕空が輝く前に,日没になってしまった。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 天空橋を渡って,天空橋駅へ。

羽田の浜の漁師町 穴守稲荷〜天空橋
 天空橋。
 残念,天空橋の向こう側に綺麗な夕空を期待したのだが……。

 ── Nikon D3 + Ai NIKKOR 35mm F1.4S

【参考】
2005年7月23日 (土曜日):漁村の名残り空港の街 羽田

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コメント

不正係留ではありませんよ!

投稿: 巴 達夫 | 2013年8月 8日 (木曜日) 07時42分

 水門の中の船だまりにある大田漁協の船は不法係留じゃないでしょうけど,多摩川下流のあれらが合法的なものとは思えません(と言っても,本文を読んでいただければわかると思いますが,私は全否定じゃないです)。

 以下は国交省のサイトの,不法係留船や桟橋の撤去の模様です。
・多摩川 不法係留船等の撤去について(行政代執行)
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000047753.pdf

投稿: 三日画師 | 2013年8月 9日 (金曜日) 01時09分

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