三春町内ぐるぐるりん
1月2日……弟が車で三春の町中を案内してくれた。
兄弟とは不思議なもので,特にどこそこが見たいと言わなくても,ちゃんと私の興味のツボを抑えたところを廻ってくれる。
とりあえず,前回帰省した後で変わったところを中心に見て回った(いろいろ事情もあり,あまり写真は撮らなかった)。
まずは,特別養護老人ホームあぶくま荘や三春町の敬老園が併設された町立三春病院から。県立三春病院が町立になったのは知っていたが,現在は郡山市の星総合病院の傘下になっているそうだ。
三春バイパスを通って,田村西部工業団地……。まだまだ空き地がたくさん残っている。その一角に積み上げられているビニールを巻いた干し草ロールのようなものは,町内の学校や公園の除染で出た廃棄物だろうか。
そこから南へ走り,大滝根川を渡ると……

滝桜の周囲の畑はだいぶ少なくなったけど,まだこのように普通の畑も残っている。
せっかくだから,近くの紅枝垂地蔵桜も見に行く。

紅枝垂地蔵桜。枝の向こうに月が見えていた。枯れ枝が少し気になった。滝桜と違って,すぐ横にアスファルト舗装の道路が通っているのが,ちょっと心配だ。
こちらは三春町内ではなく郡山市中田町にある。といっても,元は三春藩だけどね。

桜の木の袂に紅枝垂地蔵桜という名前の由来となった地蔵堂がある。
福島県の枝垂れ桜番付では,東の横綱が三春滝桜,西の横綱が紅枝垂地蔵桜(三春滝桜の娘と言われる)になっているそうだ。やっぱり花が咲いている時期に来てみたいな。

滝桜のすぐ近くにあるのが三春ダム。三春城の石垣を模したデザインになっているという。

三春ダムの堤体のすぐ横にあるのが郡山市の取水口。湖水の状況によって,取水口の水深を上下できる構造になっているらしい。上流に田村市の市街地があったり,畑や田んぼなどの耕作地が多い異例のダムなので,取水には気を遣うようになっているのだろう。

春田大橋から三春ダムによってできた「さくら湖」を見る。阿武隈高地は浸食が進んだ隆起準平原なので,ダム湖もヒトデのような複雑な形状になっている。
三春ダム周辺に限らず,たくさんの仮設住宅が建っている。葛尾村は全村で三春町に避難。原発のある富岡町の仮設住宅も多い。仮設住宅の供与期間は2年間だが,戦いはそれよりも長く続く……。

国道288号線の三春バイパス〜三春西バイパスの三春町内部分(一本松付近)まではかなりできあがっているが,そこから郡山東バイパスまでのつなぎ(磐越自動車道とクロスするあたり)の工事がなかなか進んでいないようだ。とは言え,磐越東線とオーバークロスする部分ができているそうなので,行ってみた。
少しきれいになった道路と八島川に挟まれて,全然目立たないのが磐越東線の線路。このタイミングで列車が走ってきてくれると最高だったんだが,残念ながら10分ぐらい前に行ってしまったばかりだった。
橋を降りて,三春駅近くまで行くと見えてくるのが……

雪村庵。画僧雪村周継が終の住み処としたところで,桜の季節には横の雪村桜が見事な花を咲かせる。

郡山市西田町木村で磐越自動車道を広域農道がくぐるところが,連続アーチ橋になっている。郡山東バイパスの工事が進めば,三春から郡山への移動がさらに楽になりそうだ。
この後はすぐに暗くなってしまったので,二本松のおばさんのところへ向かい(久しぶりの)挨拶。二本松は三春や郡山よりもさらに線量が高めだったりするので,今後もストレスを溜め込んでいかないかだけが心配かな。
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コメント
滝桜、樹齢1000年以上、紅枝垂地蔵桜、雪村桜 それぞれ400年。。。。ググって開花時の写真を見てしまいました.....壮麗ですね.....桜のシ-ズンって大体1週間くらいで短いですよね。一度現地に行って本物を見てみたいです。(特に夜桜)観光客で混雑してそうですね。
投稿: ひろやん | 2012年1月26日 (木曜日) 00時18分
三春の盆踊り歌(三春甚句)に「桜の花に手は届けども,殿の桜で折られない」と歌われるように,滝桜は昔から大切にされて,江戸時代から有名な桜の木だったようですが,私が子供の頃は大勢の観光客が集まってくるということはなく,地元の人たちが桜の木の下でささやかな宴会をしている程度でした。
近年は各地から観光客が集まるようになってますね。情報化時代&マイカーの普及の影響は大きいようです。
投稿: 三日画師 | 2012年2月 5日 (日曜日) 16時11分