« 花畑は内緒に 羽島市竹鼻 | トップページ | 関から関西へ☆関西本線の旅 »

2011年5月 3日 (火曜日)

伊勢鈴鹿の関 関町関宿《亀山市》

 今日は,名古屋からのんびりと関西方面に向かう。
 新幹線は情緒がないし,東海道本線は大垣〜米原あたりが混雑してそうなのでパス。となると,近鉄かJRの関西本線経由ということになる。数年前に近鉄を使った記憶があるので,今回は関西本線に揺られることにする。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 名古屋駅の亀山・三重方面のホームへ。名古屋から関西本線亀山行きの電車に乗る。

 名古屋駅へは太閤通北口から入った。太閤通北口にはみどりの窓口がなかったので大阪駅までの切符は買えず,とりあえず券売機で買える範囲で最も遠い1620円の切符を買った。どうせ車内で大阪駅までに区間変更するつもりだったので,そのときにやりとりする金額が少ない方が便利だと思ったからである。
 ここで既に面倒なことが始まっていたのだったが,この時点では気づいていなかった……。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 亀山駅に到着。

 亀山行きの電車は4両編成の(なんと)ワンマンカーだった。ワンマンカーということは車掌が乗っていないということ。つまりは,車内で切符の行き先は変更(区間変更)できなかった。

 さて困ったことになった。大阪駅までの切符であれば,切符の有効期間は2日か3日になる。つまり,途中の駅で何回も途中下車しながら,どこかで宿泊しながらでも,のんびり大阪に向かうことが出来る。もちろん亀山駅で途中下車することも可能だ。
 だが,私が手にしている切符は1620円区間。亀山どころか,はるか先の柘植やら伊賀上野まで行くことができる切符だが,近郊区間用の切符なので有効期間は1日,しかも「下車前途無効」なのである。厳密に言えば,亀山では途中下車できず,下車した場合は切符が回収され,その先の区間には乗れないことになってしまう。

 で,亀山駅の改札で相談したら,駅の窓口で大阪駅への区間変更はできないが,どうぞ途中下車してください,という話になった。さらに,亀山以遠の無人駅でも,運転士に説明すればきっと途中下車できるはずと説明された。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 亀山駅前。
 こうして亀山駅で途中下車はできたが,どうも腑に落ちない。亀山駅のような有人駅なら,話せばわかってもらえるかもしれないが,亀山から先の関西本線もワンマンカーだし,無人駅が多くなる。その無人駅で途中下車する場合は,さてどうするんだ? 下車前途無効の切符(しかも伊賀上野以遠だと金額も足りてない)を運転士に見せて,「亀山駅のひとが途中下車しても良いって言いましたよ」と説明して,途中下車することができるのだろうか……?

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 時刻表をチェックすると,関西本線の運転本数だと,亀山・関・加茂……というふうに何度も途中下車している時間的余裕はないことがわかった。関駅でも途中下車して,関宿の家並みを見て回りたいので,とりあえず亀山駅のホームへ。

 関駅は無人駅なので,さっそく問題が生じることになる。
 亀山駅の駅員さんの説明が,あまりに楽観的すぎて信じられないので,亀山〜加茂間のディーゼルカーがホームに入ってきたときに,運転士さんに直接確認してみた。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 運転士さんは親切な人で,一緒に悩んでくれた。結論として,業務連絡書を書いてくれ,途中駅では業務連絡書を見せながら(堂々と)途中下車し,加茂駅以降の車掌が乗っている区間で切符の区間変更をすることになった。なるほど,これなら安心だ。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関駅(大きいけれど無人駅)。ここまで乗ってきた加茂行きのディーゼルカーが走り去る。運転士さん,ありがとう!

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関駅を正面から見る。駅には「関宿ふるさと会館」が併設されている。
 ただし,関駅は観光地「関宿」の最寄り駅だが,関駅で下車したのは私ひとりだった。これはちょっと寂しい感じだ。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関駅からの坂道を少し登ると,古い家並みが見えてくる。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 延命寺の門前付近。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 西側を見る。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 東側を見ると,百五銀行がある。
 ちなみに,この数字の付いた銀行は,明治時代の国立銀行が由来の金融機関で,当時繁栄していた都市にはこのようなナンバー銀行があったのである。わが故郷の三春町にあったのは第九十三国立銀行だった。一般的には仙台の七十七銀行(元第七十七国立銀行)が有名かな。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 まずは東側の関町木崎の方向へ。
 関宿(せきじゅく)は東海道五十三次の47番目の宿場町である。古くから交通の要衝として栄え,古代三関の一つ「伊勢鈴鹿の関」が置かれていたそうだ。
[野田市の北部にある町は関宿(せきやど)]

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているだけあって,古い家並みが綺麗に整備されている。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 早い時期に国道1号線のバイパスが町を迂回するかたちで(関駅前を通って)整備されたため,こういう家並みが残ったのかもしれない。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 今日5月3日は憲法記念日である。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 さらに東へ歩く。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 西側を振り返る。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関神社の門前付近。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 右側の建物が旧開雲楼の置屋跡。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関町木崎に向かって下り坂になっている。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関町木崎の家並み。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 家並みにつられて歩いていると,どこまでも行ってしまいそうなので,適当なところで引き返す。事前に関宿について調べておけば,もう少し東に歩いた方が良いのか,さっさと引き返して西側を歩いた方が良いのか判断が出来るのだが……。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 どんどん西側に引き返す。
 面白いもので,さっき歩いてきたところを反対側から見るだけで,まったく新鮮な家並みを歩いているのと同じ感覚になる。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 西へ。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 新鮮だと言いながら,同じような写真をアップしているかもしれない。気にしない,気にしない。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 さらに西へ。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 路上駐車のクルマがあると,正直がっかり。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関町中町の家並み。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関町中町の家並み。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関町中町。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 百六里庭・眺関亭。江戸から百六里のところにあるということで名付けられた小さな庭がある。眺関亭は,その名の通り,関宿を俯瞰できる場所になっている。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 眺関亭に登ってみる。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関町中町〜関町新所方を眺める。鈴鹿山脈の山並みが見える。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 望遠レンズのほうが良さそうだので,カメラをDSC-HX5Vに交換する。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 関宿の東側を眺める。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 眺関亭から西側の眺望。奥に見えるのは地蔵院の本堂。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 眺関亭の前から西側を見る。鈴鹿山脈の山並みが見える。
 関宿の次の宿場は鈴鹿峠を控えた坂下宿である。関西本線は関駅を過ぎると東海道から外れ,大和街道に沿って加太に向かうことになる。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 屋根の曲線に惚れ惚れする。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 右が旅館御茶新。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 旅人宿石垣屋。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 伊勢茶のかねき商店。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 銘菓「関の戸」の深川屋(右)と関宿を代表する旅籠玉屋(左)。旅籠玉屋は歴史資料館になっている。漆喰の虫籠窓が見事だった。このあたりが観光コースのメインなのか,観光客が最も多い場所だった。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 さらに西へ歩くと,地蔵院が見えてくる。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 ナガオ薬局という看板の店は,レトロな雑貨が置かれたカフェになっている。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 アキレスの看板がある東亜足袋商会。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 地蔵院の本堂が見えてきた。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 地蔵院の横,関町新所の家並み。「トリミング」という看板は,最近話題の,肉のトリミングとは無関係だと思われる(……オッサンになると,くだらないことを書いてしまいたくなるのだ)。

伊勢鈴鹿の関 関町関宿
 地蔵院の鐘楼。地蔵院の本堂,鐘楼,愛染堂は,国指定の重要文化財になっている。

 ── Panasonic LUMIX DMC-GF1 + LUMIX G14mm F2.5 or G VARIO 14-45mm F3.5 -5.6 ASPH. or SONY Cyber-shot DSC-HX5V

|

« 花畑は内緒に 羽島市竹鼻 | トップページ | 関から関西へ☆関西本線の旅 »

・24 三重県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14019/51668944

この記事へのトラックバック一覧です: 伊勢鈴鹿の関 関町関宿《亀山市》:

» 亀山市(三重県)の観光情報:温泉,宿泊,ホテルetc [patmap都市情報]
このページでは三重県亀山市[かめやまし]における観光情報を示す。観光情報以外の情報についてはページ最上部または最下部のタブから切り替えることが可能である。主な名 [続きを読む]

受信: 2011年10月10日 (月曜日) 22時24分

« 花畑は内緒に 羽島市竹鼻 | トップページ | 関から関西へ☆関西本線の旅 »