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2010年5月 5日 (水曜日)

わたらせ渓谷鉄道三昧

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わたらせ渓谷鉄道三昧


 ゴールデンウィーク後半は良い天気が続き,群馬県南部は夏のような日が続く。日差しの中を歩くのも疲れたので,今日は「わたらせ渓谷鉄道(正確にはわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線)」で乗り鉄三昧とする。

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 太田駅前のビジネスホテルをチェックアウト。今日も暑い一日になりそうだ。

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 太田駅南口は関東でも有数の歓楽街……ではあるが,日中は閑散としている。何がどうしてこうなった,という感じだ。

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 太田駅。東武小泉線の2両編成の電車がやってきた。

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 太田駅のホームに東武桐生線の赤城行きの電車が入ってきた。
 東武桐生線の電車で相老駅まで行き,わたらせ渓谷鉄道に乗り換えることにする。

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 相老駅に到着。ちょうど赤城発浅草行きの特急「りょうもう」が来たので,跨線橋の上から撮影。
 左のホームが東武桐生線,中央と右側が,わたらせ渓谷鉄道のホームである。

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 わたらせ渓谷鉄道の相老駅ホーム。線路の間隔が空いているのは,わたらせ渓谷鉄道がまだ国鉄足尾線だった頃の貨物取り扱いの名残だと思われる。

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 ホームのベンチに座って,相老駅の駅舎を撮影。写真を見て初めて1日フリー切符があることを知った。太田駅で終点の間藤駅までの切符を買ってしまったが,単に往復するだけでも1日フリー切符のほうが安いようだ……。ちょっと悔しい。

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 列車が来るまで時間があったので,跨線橋の裏側まで歩いてみたところ,こんな駅銘板が。ちょっと見づらいが,次の駅が赤城駅になっており,このホームを東武鉄道と共用していたことがわかる。

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 ホームを共用していたのは国鉄時代の話かと思ったら,「わたらせ渓谷線のりかえ」というのを見ると,わたらせ渓谷鉄道になってからも東武鉄道とホームを共用していたようだ。

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 相老駅のホームに間藤行きのディーゼルカーが入ってきた。
 このシーンの直前,恐ろしい瞬間(ホームに入ってくる列車をバックに写メール)を見てしまい,寿命がちょっと縮んだ。

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 神戸(ごうど)駅に到着。時間調整のために長時間停車する。
 実は,大間々駅からたくさんのツアー客の方々が乗車して車内が大混雑。混雑しても会話が楽しそうなのは良いけど,車窓のカーテン閉めちゃうから外が見えなくなって,ちょっとストレスが溜まってしまった。神戸駅で大量下車したため,やっと車窓が楽しめそうだ。

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 神戸駅。上りも下りも2両編成だ。「こうしん」「くろび」のように車両に愛称が付いている。

 神戸駅を出た後は,次の沢入駅との間に草木ダムができたことで,それを迂回するために造られた長い草木トンネルに入った。列車は約10分間トンネルの中を走り続ける。最初は「トンネルの中は涼しいなぁ」だったが,想像していたよりもトンネルが長くて,寒い寒いと凍えそうな感じになってから多くの人が窓を閉めることになった。

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 桐生行きの列車が神戸駅を出て行く……。

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 トロッコ列車「わたらせ渓谷号」とすれ違う。

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 通洞駅。足尾の町の中心部に近く,足尾銅山観光の基点になっているため,乗降客が多い。

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 足尾駅。ホームの中央を切り欠いた踏切のある,昔ながらの構造になっている。面倒な跨線橋や地下道を渡ったりしなくて良い。

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 足尾駅には古いディーゼルカーが保管されている。塗装を塗り直したばかりだろうか,保存状態が良い。

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 終点の間藤駅に到着。

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 間藤駅の横は切り立った崖になっている。

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 駅前の展望台から。間藤駅から先にも線路が延びているのが見える。

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 駅前の枝垂れ桜。

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 列車は20分で折り返すことになるので,残念ながら駅の周辺を歩くことはあきらめる。

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 このタイプのレールバスは各地のローカル線で走っていたが,だいぶ少なくなってしまって今では珍しい。

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 間藤駅からの折り返しも窓全開。クーラーの入った車両よりも,窓全開で風を受けるときの気持ちよさは格別だ。

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 通洞駅を過ぎたあたり。変電所だろうか。

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 鉱山関係の建物はほとんどが取り壊されたり,草むしているようだが,鉱山住宅(炭坑じゃないから炭住とは呼ばないよね)は丁寧に使われて,まだ残っているところもあるようだ。

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 神戸駅を出るとすぐにトンネルに入る。

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 路線名通り,列車は渡良瀬川の渓谷に沿って下って行く。

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 新緑が鮮やか……。

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 桐生駅に到着。大間々駅で下車して,大間々の町中を見て歩きながら赤城駅に行く方法も考えたが,ちょっと疲れた気分だったので終点の桐生まで乗り通してしまった。

 このまま両毛線で小山まで出て,湘南新宿ラインで帰宅することもできる。が,せっかくだから足利か栃木の街も見てみたい……。というわけで,小山のビジネスホテルを予約し,とりあえず今晩は明日に備えてゆっくり休むことにする。

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 桐生駅の両毛線のホームに,小山行きの電車が入ってきた。

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 富田駅付近の踏切。松の姿が見事だ。

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 富田駅の跨線橋の脚部。

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 両毛線の電車が小山駅に到着。両毛専用のホームは,びっくりするほど北側にずれている。

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 小山駅西口前。

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 予約したビジネスホテルは小山駅東口。
 これはだいぶ昔から改善されていない話だと思うが,両毛線のホームから小山駅の東口に出るには,ホームの端から端を歩いて階段を上り下りするか,駅の商業施設の中かその横の人気のない通路をはるばると何百メートルも歩く必要がある。

 わたらせ渓谷鉄道から降りてきた身体は,まだまだ小山市内の暑さ(夕方29℃)には対応できず,すっかり汗だくになってしまった。

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 小山駅東口を小山駅の跨線橋から見る。この風景を見て,徒労感が3倍ぐらいになった。
 小山の市街地再開発事業とは無関係なので,この町がどうなろうと知ったこっちゃないわけだが,駐車場がたくさんあって,非常に便利な街として発展していくのだろう。おめでとう!

 ── SONY Cyber-shot DSC-HX5V

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コメント

わたらせ渓谷鉄道も、色々と地道な努力を重ねて集客に懸命の様子ですね。神戸駅辺りで盛況な乗車率なんて、国鉄時代には考えられなかった事態です。

それでも、近年は事有るごとに路線自体の存廃問題が注目されるなど、以前にも増して厳しい経営環境下にある様です。

車両も、地方第3セクター鉄道向け車両の草分けとも言われるLE-Carシリーズを、いまだに現役で使用している事実に示される通りに、老朽化が進行していますね。他の車両も含めて、写真を拝見する限りでは、外装のヤレが相当に目立っている気がします。

元々が、銅山の資源輸送の為の鉄道。群馬県の東の外れ(桐生市の皆さん、悪気は無いのです…)から、大して平地も無い渡良瀬川の渓谷を遡って、栃木県の西の外れの小さな町を結ぶ盲腸線です。完全独立採算を模索する、という第3セクター化の前提自体に、相当な無理が有った、と考えなければならないでしょう。

それでも、既存の公共交通インフラを、成す術もなくただ廃止してしまう、と言うのでは、あまりに芸が有りません。ギリギリまで存続を前提にしての改善策を出し続ける必要が有ると思われます。

両毛地域には、人口が10万人を超える都市が群馬・栃木両県に跨って続いており、JR両毛線、東武鉄道の伊勢崎線(館林~伊勢崎)、桐生線、小泉線、佐野線などの各線は、沿線にそれなりの潜在利用者人口を抱えているという、全国的に見ればかなり恵まれた環境にある筈のローカル線群です。

現在、経営母体の異なる上記の路線群に加え、上毛電鉄、わたらせ渓谷鉄道も加えた形で、地元自治体と各鉄道会社が提携した、独立鉄道事業部の様な形に再編して、個々の路線同士の接続や、相互乗り入れ等を検討していけば、路線存続の問題にはそれなりの道が拓けるのでは?などと、つい考えてしまいました。

投稿: もりあき | 2010年5月15日 (土曜日) 18時26分

 正直なところ,わたらせ渓谷鉄道の沿線には乗降客が期待できる都市もなく,国鉄時代にも廃止対象特定地方交通線に指定されたところですから,第三セクターとして独立採算での存続は難しいと思います。

 富士重工の初代LE-Carが残っているのは,鉄道ファンとしては興味の対象になりますが,乗り物としてはとうに寿命が来ているように感じました。

 車窓に関しては申し分ない素晴らしいものですので,いろいろ知恵を出してもらって,存続問題を乗り切ってもらいたいものです。

 群馬県,栃木県の行政には,柔軟な列車乗り入れの実現に尽力してほしいですね。高崎−前橋−伊勢崎−太田−館林や,中央前橋−赤城−太田−館林の直通運転は,もりあきさんの意見を聞いて地図を開いてみましたが,確かに魅力があります。

投稿: 三日画師 | 2010年5月15日 (土曜日) 23時56分

試みに、第3セクター「両毛鉄道」といったモノを想像してみると、JR桐生~東武佐野~東武館林、JR小山~東武佐野~東武館林といった列車、又はJR高崎・前橋~東武太田・館林といった列車が有れば、特に沿線の通学需要にはかなり便利なものになりそうな気がします。

現行の運営会社間の壁(JR東vs東武)さえなければ、これなどは渡り線の設置と、信号等施設、必要な車両設備の改造で可能な事です。

特急りょうもう号なども、館林で分割併合方式にし、東武館林~東武佐野~JR足利~JR桐生の列車と、東武館林~(場合によっては東小泉経由)~東武太田~東武伊勢崎~JR前橋の列車の2系統に整理してしまえば、利用効率も良さそうな感じがしますね。

投稿: もりあき | 2010年5月16日 (日曜日) 05時32分

 第3セクター「両毛鉄道」ですか。上下分離方式ならば,乗り入れも現実的になりそうです。

 両毛線と東武線の駅がある,伊勢崎,足利,佐野,栃木の利用客数を見ると,JRと東武の利用客は各駅とも同じぐらいなんですね。

 両毛線から離れた場所に位置する太田と館林へ,両毛線からの需要があることは十分考えられますから,もりあきさんの案のような相互乗り入れは,利用客には便利なサービスになりそうですね。
 こういうことって,JRや東武がどうこう考えるよりも,群馬県や栃木県が真っ先に考え,粘り強く交渉しなければならないように思います。

投稿: 三日画師 | 2010年5月16日 (日曜日) 07時23分

 変電所かな、という鉄筋コンクリートの建物は、その通りで通洞変電所の跡ですね。隣に煉瓦造りの建物もあって、けっこういい感じだったんですが、えらい写真が撮るのがむずかしい場所にございました。
 おれが行ったのは5月9日だったんですが、そういえばお客さん増えたなあっていう感じはありましたね。季節のせいかもしれませんが。レストラン清流にもけっこうお客さんはいってました。
 新車の導入も決まったようですし、うまくころがるといいんですが。

投稿: 猫が好き♪ | 2010年5月23日 (日曜日) 18時37分

 おっ,やっぱり変電所なんですね。窓の割合が異様に大きいので,不思議な感じがしてました。近代化遺産としては,それほどの価値ではないのかもしれませんが,ちょっと荒れ放題という感じですね。

 写真が撮りにくかったというのは,川や立入禁止区域に阻まれたという感じですか?
 実は,列車の中からも興味深い建物が見えたりしたんですが,立木の影になって,上手く撮れてないんです(通洞駅〜変電所の手前まで)。

 途中ですれ違ったトロッコ列車にも,たくさんのお客さんが乗っているのが見えました。お客さんが増えてるのは良いことですね。
 廃墟ブームとは言え,銅山の遺構は,なかなか一般的な観光には向かない感じがしますが,車窓の渓谷は首都圏近辺としては一級品なので,うまく行ってほしいです。新車導入も良いニュースですね。

投稿: 三日画師 | 2010年5月23日 (日曜日) 21時33分

 どう撮りにくかったかというと、道路から見下ろすところに建物があり、法面に木が生えててそれが邪魔で。降りて敷地内に立ち入ってしまえばそこそこ撮れたように思うんですが、今回はわたらせ渓谷鉄道がらみの文化財を手っとりばやく押さえるというのが目的だったので、次回以降にまわそうかと思いました(=^_^;=)。
 足尾を世界遺産に、みたいな話も持ち上がっています。世界遺産登録がなされたら廃墟観光とかもありになるのかなあ。足尾と日光との間のアクセスを改善したら、けっこう日光流れの観光客をひっぱりこめるかもしれませんし。

投稿: 猫が好き♪ | 2010年5月23日 (日曜日) 22時07分

 足尾銅山が日本の近代化産業遺産に指定されたという話は聞いた記憶がありましたが,世界遺産にという活動があるんですね。
 目玉になる(派手な)遺構が無いところが観光的には厳しい感じはしますが,世界遺産という箔が付けば,おっしゃる通り日光と合わせて観光コースになりそうです。

「足尾銅山の世界遺産登録をめざして」というページに産業遺産の一覧がまとめられていました。撮りにくかったのは,通洞変電所の東側にある通洞動力所の建物ですね。わたらせ渓谷線からうまく撮れなかったのも,たぶんそこだと確信しました(直後の一枚が通洞変電所なので)。

 肉眼では木立の中からちらっと見えたんですが,写真のほうはブレた木立ばかりで全然ダメですね。肉眼おそるべしです。

投稿: 三日画師 | 2010年5月23日 (日曜日) 22時50分

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