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2009年11月23日 (月曜日)

麻布十番・三田小山地区を歩く

 今月初めのNHK番組「ブラタモリ」に,麻布十番・三田小山地区の小山湯が登場した(さらりと通り過ぎただけだったが)。
 その周辺の街を歩くシーンで,地元のおばちゃんがかの地に開発計画があることを話していたのと,背後に巨大なビルが何本も建っているのが見えたことで,早めに再訪しておいたほうが良さそうだと感じた。

 小山湯の周辺を歩くのは約10年ぶりとなる。職場で購入した熱流体解析用ツールのベンダーさんが麻布十番にあったため,何度か打ち合わせにこの地を訪れ,打ち合わせの後にこの周辺をブラブラしたのだった。

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 東京メトロ南北線の麻布十番駅を出て東へ歩くと,上を首都高速2号目黒線が走る古川に出る。
 古川の向こう側が三田小山町になる。左側に小さく見えるのが小山湯の煙突。奥に見える不思議な建物は「三田清風ガーデン」。

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 古川に架かる小山橋から三田小山町を見る。
 正面の大きなビルが,三田小山町再開発B地区の「パークコート麻布十番ザ・タワー」。右が三田小山町再開発A地区の「シティタワー麻布十番」。左側にちらりと東京タワーが見えている。

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 古川に架かる小山橋から北側を見る。左が首都高速2号目黒線。右のビルは電機連合会館ビル。

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 小山橋を渡り,三田小山町へ。

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 この昔ながらの家並みが残っているのは,三田小山町再開発C地区となっている。開発計画に対してどういう状況なのかは不明だが,5年後にはこういう風景は残っていないのかもしれない。

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 三田小山町と書いているが,住居表示的には三田一丁目となる。

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 小山橋方向を振り返る。首都高速2号目黒線は2段構造になっている。

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 路地の奥に小山湯がある。

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 右が小山湯。営業していない。ブラタモリのときにも閉じたままで気になったが,どうやら数年前に廃止されてしまったそうだ。

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 鋭い視線を感じた方向を見ると,塀の上で猫が睨みをきかせてた。

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 旧小山湯。営業しているうちに再訪したかった……。残念。

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 旧小山湯横の階段から三田小山町を俯瞰する。

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 正面に見えるのが旧小山湯。

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 丘の上には新しい住宅が建っている。

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 小山橋に続くメインの通り。

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 右側のフェンスが三田小山町再開発B地区。右奥に六本木ヒルズ森タワーが見える。

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 日完工芸の建物はなかなか凄い。

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 日完工芸の横の路地から三田小山町再開発B地区方向を見る。

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 日完工芸,チャイナクイックの前の通り。左側が三田小山町再開発B地区。

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 三田小山町再開発C地区からB地区方向を見る。

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 Google Mapの航空写真を見ると,三田小山町再開発B地区にはまだ開発前の住宅が残ったままになっている。こういう開発があっという間に進捗するということがわかる。

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 電動機修理の長谷川電機商会。

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 こういう街並みが消えていくのは,時代の流れだから仕方がないことかもしれないが,やっぱり寂しく感じる。

 ── Panasonic LUMIX DMC-GF1 + LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH.

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コメント

昔読んだ、石川英輔氏の本「大江戸泉光院旅日記」の中で、主人公である日向国の山伏・泉光院の所属する佐土原藩の江戸屋敷が当地に有った事が描かれております。

以前、本を片手にこの界隈を歩いた事がありました。

江戸時代は武家屋敷が建ち並ぶ一角だった様ですね。

明治以降、都内のかつての武士の居住地域では、主の居なくなった武家屋敷地が、次々と新興庶民の住宅地に取って変わるといったドラスティックな変化があったそうです。

時代が下り、そうやって成立した庶民の街に再開発ビルやマンションが建ち、今度は庶民の住まいから「持てる者の住む街」に変わっていくのでしょうかね。

この辺りは、国道1号線を越えて三田台町に上る界隈も、寺々や古い建築の多い印象的な界隈です。

投稿: もりあき | 2009年11月24日 (火曜日) 22時08分

 三田小山町は元々武家屋敷でしたか。きれいに区割りされてるので不思議に思ってました。面白いですねぇ。

 もう少し下調べしてから街歩きをすれば,もっといろいろわかって楽しいのに……と,いつも後悔ばかりしてます。

 三田台町……古い地図を探して位置を確認しました。確かにお寺が多いですね。神社仏閣が多いところは再開発しにくいのか,古い家並みが残ってることが多いですね。

投稿: 三日画師 | 2009年11月25日 (水曜日) 01時41分

規制緩和から
戸建の住宅地を侵食するようになり
顔の見える住環境がなくなりつつあります

生活の匂いのない街は歩いていても
味気ないですね
古本屋のある街はいいですね

写真の一番の特質は記録にありますので
商店街のある町の写真を何時も楽しみにしています

投稿: ソフィアザール | 2009年11月25日 (水曜日) 10時33分

最近の市街地再開発や大規模開発工事の進む速度は、いったん始まると本当に速いものがありますね。

三田小山地区からは離れますが、2007年にこの「さすけね」で三日画師さんが紹介されていた、横浜市鶴見区の生麦・岸谷界隈でも、最近になって首都高横浜環状北線と岸谷生麦道路の建設工事が本格化してきた様です。

JR線路山側の子安台公園付近には、地下トンネルと高架橋部分の基礎となる、大規模な掘削現場が姿を表しております。JRや京急線の電車からも見る事が出来ます。

第一京浜沿いにある「生麦事件之碑」や旧東海道沿いでは、高架橋建設に先行して、住宅などの大規模な立ち退きが完了しつつあります。

今後、道路事業の進行に伴い、第一京浜大黒埠頭入口交差点周辺でも道路拡幅などの付帯事業が進む事が予想されます。周辺の古風な木造銭湯「朝日湯」や、国道沿いに残る看板建築群にも取り壊しの動きが出てくるかもしれません。

投稿: もりあき | 2009年11月25日 (水曜日) 13時02分

 ソフィアザールさん,こんばんは。

 やっぱり商店街はいいですよねぇ。
 街の「味」は,実は変化の過程に生じるんじゃないかと思ってるんです。商店街に店が増えていくとか減っていくとか,住宅地に家がどんどん建っていくとか,老朽化していくとか,そういう変化に愛着のようなものを感じるんじゃないかと……。

 巨大な集合住宅やニュータウンやショッピングモールが味気なく感じるのは,一気にできあがっちゃうからかな……と思います。

 あっ,全然うまく説明できてないですねぇ。考えがちゃんとまとまってないからですね。

投稿: 三日画師 | 2009年11月25日 (水曜日) 20時28分

 もりあきさん,こんばんは。

 三田小山町を歩いた後は,池袋の繁華街に行ってみたんですが,古くから残っていた横丁が無くなっていて(昨年は健在だったんですけどねぇ),再開発の動きの早さには驚いてます。

 生麦・岸谷界隈の道路工事というのは,岸谷線というやつでしょうか。工事反対の貼り紙があちこちに貼ってあった記憶があります。
 車の運転はしないので地図を見て感じる範囲ですが,確かに生麦付近では南北を結ぶ道路が不足しているようですね。
 立ち退き問題は難しいです。

投稿: 三日画師 | 2009年11月25日 (水曜日) 20時41分

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