« 連鎖街・横丁の街 八戸 | トップページ | 十和田観光電鉄にのったり撮ったり »

2009年5月 4日 (月曜日)

八戸からバスに揺られて十和田市へ

090504112151edit

八戸からバスに揺られて十和田市へ


 5月4日(月曜日)晴れ。

090504075841
 宿泊したホテルの窓から,八戸市の中心街を見る。今日も良い天気になった。
 本八戸駅まで歩くのが億劫な気分だったので,iPhoneでWebをあれこれ検索してみると,宿のすぐ近くの十一日町バス停から十和田市行きのバスが出ていることがわかった。元々,三沢まで東北本線で行って,そこから久しぶりに十和田観光電鉄に乗ってみようと思っていたので,一石二鳥と言えなくもない。

090504093612
 宿を出て,近くの十一日町バス停まで歩く。八戸市消防団第三分団一班の建物を見ると,細かな細工が施されていて感動。

090504093736
 南部バスの十一日町バスのりばには,しっかりした待合所がある。以前は券売所もあったようだ。

090504093747
 南部バスの十一日町バス停の東に数十メートル離れたところに,十和田観光バスの十一日町バス停がある。こちらのバス停には,待合所どころかベンチすらない。十和田観光バスの八戸−十和田線のバスのほとんどは,この十一日町バス停が始発になるのだが,驚くほど始発バス停らしくないバス停である。

090504095336
 十和田市駅(十和田観光電鉄の駅)行きのバスがやってきた。発車時刻は9時55分なので,約1分前である。道路幅員が狭いので,バス停に長時間停めておくことができないのだろう。

090504095554
 先頭かぶりつきの席を確保する(他に乗客がいないから当然)。バスは八戸の中心街の六日町交差点を西へ進む。六日町−十六日町−廿六日町が西側への一方通行,廿三日町−十三日町−三日町が東側への一方通行になっている。

090504101422
 約20分で八戸駅に到着。
 バスの走行経路を見ると,東北本線の陸奥市川,下田駅を通って十和田に向かうので,八戸市内から北上するのかと思ったが,まずはかなり西側にある八戸駅を経由する。東北新幹線・青い森鉄道から十和田に向かう利用者(こっちの方がメインかも)の利便を図っているようだ。

090504101823
 八戸駅を出て,一度通った内舟渡交差点(国道104号線・454号線)に向かう途中の運賃表示。ちょっと気になったので撮影してみた。
 内舟渡までの運賃が,整理券番号1番(始発から)は190円,2番が150円,3・4番が130円,さっき八戸駅で乗ったばかりの5番が200円なのだ。整理券番号1番から4番の乗客に対して,内舟渡交差点−八戸駅間の往復分の運賃は計算されていないため,このような運賃になっているのだと思われる。

090504104526
 国道45号線の百石交差点。百石町(下田町と合併しておいらせ町になった)の中心市街地である。この手前,陸上自衛隊八戸駐屯地に隣り合った市川町(桔梗野)にもちょっとした集落があって,下車してみたい気分になったが,バスの本数を考えるとそんな無茶はできない。

090504105423
 ずっと北上してきたところを,南へ大きく戻るかたちで東北本線下田駅(青森県おいらせ町)を目指す途中で,奥入瀬川を渡る。国道45号線を北上するときに一度奥入瀬川を渡っているので,奥入瀬川を合計3回渡ることになる。

090504105455
 下田駅前。

090504105801
 下田駅では乗車客が無く,来た道をそのまま引き返す。下田の町のおいらせ町役場近くで,東北本線の踏切を渡る。せっかくだから電車が来てほしいな……と思っていたら,運良く踏切の警報機が鳴り出し,特急列車が通過していった。

090504110257
 阿光坊の集落近くで,国道45号線は工事中の東北新幹線の高架橋の下を潜る。

090504110803
 六戸町の中心部,犬落瀬にある六戸中央バス停。

090504111635
 十和田市に入る。正面に八甲田山が聳える。

090504112151
 トラクターも走る。
 このあたりまでは順調に走っていたが,国道4号線を横切り,国道102号線に入って三本木(十和田市の旧市名)という地名がチラホラ見え始まると激しく渋滞。運転手の横にある主要バス停の通過予定時刻表よりもだいぶ遅れてしまった。

090504113724
 十和田市の中心街。奥州街道(陸羽街道)の両側に商店街が続く。かなり立派なアーケードが付いているが,商店街的にはかなり厳しい状況にありそうだ。

090504114553
 八戸の十一日町バス停を出てから約2時間で,終点十和田市駅バス停に到着。

090504114559
 十和田観光電鉄の十和田市駅のホームが見える。

090504114735
 十和田市駅の駅ビル「とうてつ駅ビル」は,テナントがほとんど撤退し,寂しい状況になっている。20年ぐらい前,南部縦貫鉄道を撮影した帰りにそばを食いに立ち寄って,カウンターの下の棚にカメラ(NikonのF3だった)を忘れたそば屋は健在だった。カメラを忘れたことに気付き,駅のホームから慌てて戻ると,既にカメラが見あたらなくて絶望したが,店員さんが「これですね」とカメラを出してくれたときにはホントに言葉が出なかった。寒かったのに汗だくになっていたことを思い出す。

090504120051
 十和田市駅のホームは,駅ビルと歩道橋で繋がっている。

 ── SONY Cyber-shot DSC-W200(一部 Nikon D3 + AF-S NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G)

|

« 連鎖街・横丁の街 八戸 | トップページ | 十和田観光電鉄にのったり撮ったり »

・02 青森県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

わんばこん!おひさしぶりだいこんばわん!( ̄Д ̄;;
三日さんは、さすが旅慣れしてますね。カメラあって良かったですねぇー!忘れたことに気ずいた時の光景が目に浮かぶようです。(^-^;
八甲田山がきれいに見えたのは、やはり東北、空気も澄んでるのでしょうね。カメラも良い物を御使いなのでしょうが、三日さんの腕もたいしたものですね。良く撮れてますね!

投稿: べる まっちす | 2009年5月 9日 (土曜日) 22時13分

 こんばんは。お久しぶりです。写真を褒めていただくと,お世辞だとしても嬉しくなります。

 買ったばかりのカメラ(中古でしたけど)だったもんで,ホントに焦りましたよ。そういう時って,そば屋に戻るまでの時間が,すごく長く感じるんですよね。

 旅することには慣れました。まぁ,「行くところを決めなければなんとかなる」「事前に予約しなければなんとかなる」ということだけ意識すれば,トラブルで交通機関がダメになったり,予想外の事態が起こっても,それほど困らないですから。

 写真については,自分では微妙だなぁ……という気がしてます。今回の旅行では,2万円ちょっとで買った安物コンパクトデジカメとウン十万円の一眼レフを使ってますけど,ブログの写真だとどっちで撮ったのか区別できないじゃないですか。自意識過剰かもしれませんが,「こんな写真撮るなら一眼レフいらねーじゃん」「主題が散漫」「絵がとっ散らかってる」……という声が聞こえてきそうで。

投稿: 三日画師 | 2009年5月 9日 (土曜日) 23時26分

5月末に2泊3日で青森に行ってきました。青森は好きな県のひとつなので何度も行っているのですが、今回は下北半島と八戸を中心に周りました。

前に三沢空港からタクシーで三沢駅まで移動したことがあったのですが、三沢の街を歩くのは初めてだったので、今回は画師さんのブログを拝見したうえで、周ってみました(ありがとうございました)。街中の飲み屋街辺りはおもしろいですね。

下北は10年ぶりぐらいなのですが、田名部、大湊、大間はあまり変った感じはしません。田名部もおそらく不況のはずで廃業した飲み屋などは目立っていますが、やはり圧倒的な飲み屋の数は今でも変わらずでした。
大湊駅の西北に小さいながらあぶない感じのする飲み屋街も発見できました。

八戸は5年ぶりなのですが、以前にもまして観光に力を入れているなという感じでした。今回、初めて陸奥湊の朝市を見てきたのですが、その朝市と画師さんも行かれた本八戸の小路が観光の中心のようです。ハーモニカ横丁はJR東の大人の休日倶楽部のロケ地(吉永小百合が出演)にもなっています。八戸は早朝からやっている銭湯が8軒
あるそうで、それと朝市の朝食をセットにした観光もあるようです。

陸奥湊と本八戸の間にある小中野は遊郭があったところで、今でも1軒だけが当時の建物のまま、旅館として営業しています。

投稿: たくろう | 2010年6月 1日 (火曜日) 21時49分

 田名部……懐かしいですねぇ。昔,鉄ちゃんをやってたときに,下北交通の大畑線に乗りに行って,陸奥関根駅で下車したら急に体調が悪くなって,近くのバス停から田名部までバスに乗ったのを憶えています。
 田名部のバスターミナルの周辺にも,飲み屋が多かった記憶があります。

 陸奥湊の朝市,行ってみたかったです。でも,早起きが苦手なので……無理でした。陸奥湊は家並みも面白そうですよね。

 小中野の遊郭って,小中野の駅よりも陸奥湊駅に近いところですよね。地図を見て,鍵曲がりの道路が興味深かったんですが,次の機会に訪問してみたいと思っています。陸奥湊に近い川の袂あたりも,面白そうな家並みなんですよね(八戸線の車窓から見ただけですが)。

投稿: 三日画師 | 2010年6月 1日 (火曜日) 23時11分

画師さんのおっしゃるように、小中野は陸奥湊のほうが近く、私も陸奥湊から歩きました。
「鍵曲がりの道路」の付近は住宅街ですが、ところどころに廃れたような飲み屋街があり、旧遊郭の匂いがぎりぎり残っている気がします。小中野に1軒残っている旧遊郭は「新むつ旅館」というところで今も旅館として営業しています。調べてみるとビジネスホテルより少し安いぐらいの料金だったので、ここに泊まろうと思い、行く2、3日前に何度も電話をかけたのですが、全く通じませんでした。仕方ないのでビジネスホテルに宿泊し、実際に行ってみると、工事中でした。しかし旅館はそのまま保存されます。工事は旅館の建物自体はそのままにしてジャッキで持ち上げているところで、土台部分のみのやり直しをするそうです。つまり、保存する気満々ということです。

今回、旧大畑線の大畑駅と田名部駅も見てきましたが、駅舎はそのまま使われていました。両方とも駅舎の色は大畑線のときのままです。田名部はJRバスターミナル、下北交通のバスターミナルが別にあるので、労働福祉会館となっていましたが、大畑駅のほうは駅舎がバスターミナルとして使われていました。大畑駅には動態保存の気動車2台が倉庫のなかに保存されていました。


投稿: たくろう | 2010年6月 2日 (水曜日) 20時24分

 新むつ旅館……地図を見て確認しました。建物を保存して,営業も続けてくれるとは,素晴らしいですね。いつになるかわかりませんが,ぜひとも行ってみたいです。
 新むつ旅館前の広い通りも,歴史があったんですね。Googleマップで拡大すると,周辺の道路と違って,広い通りなのに歩道が付いてないですね。

 地図を良く見直すと,鍵曲がりの道路の南側にも,短いけど幅の広いところがあって,そこにも歩道が無く,南端に「嶋守旅館」があるようです。ここも気になります。

 それと,スナックが多い一帯に「下宿○○」と書かれているところが複数見られます。
 私の実家がある福島県三春町の旧遊郭の庚申坂(弓町)の建物の一部が,やはり下宿になっていて,中学生のときに世話になった(学校を出たばかりの)先生が住んでました。
 と言うわけで,とても興味深いです。

 田名部のバスターミナルは2カ所あるんですね。地図を見て,私が乗ったバスが着いたのは下北交通のバスターミナルですね。バスターミナルにくたびれたバスが並んでいたことや,周辺の町並みも記憶にあります。

 不思議なことに,陸奥関根駅のホームや田名部のバスターミナルの記憶は強烈に残っているのに,田名部からどこにどう動いたのかの記憶がありません。バスに乗ったのやら,大畑線に乗ったのやら……。
 田名部で飲んで,記憶をなくしてしまったのかもしれません。困ったもんです。

投稿: 三日画師 | 2010年6月 2日 (水曜日) 22時13分

「嶋守旅館」は気づきませんでした。その北側にあるユニーク○○という塾を見た記憶はありますが、そこから南の通りには入っていきませんでした。

「高山」という旅館はありました。まったく旅館らしくなくて工務店という感じでしたが。玄関のすぐ中に人がずっと立っていてあまり近寄れませんでした。
そのすぐ近くに、唐破風の門構えの古い建物はありました。おそらく遊郭だったと思われます。
新むつ旅館の少し北側には「旅館まるや」があります。

下宿が多いというのは、確かに気になりますね。行く前に画師さんに相談しておけば、そこに注目できたのかもしれません。
 
飲み屋街は筒状の中に連なってありました。うまく説明できませんが、縦に長い直方体を倒すと、断面が四角い、横長のトンネルができますよね。そのトンネルの中に飲み屋街があるような感じです。飲み屋街に入っていくというよりトンネルをくぐっていく感じです。その周辺を歩いたのはお昼時で、営業しているのかそうでないのかはほとんど確認できませんが、ある1軒の飲み屋の中からは声がしました。
この筒状飲み屋街は2つあります。それとは別にマンションの1階部分に連なってあるところもあります。

<田名部からどこにどう動いたのかの記憶がありません。
 田名部で飲みまくったのでしょう、きっと(笑)。
実は田名部では私も完全に酔い潰れました。泊まった旅館(11年前ではなく16年前に泊まったところ、2度行っています)の食堂でたまたま知り合った新潟の新津から来た3人兄弟と飲み(半ば飲まされ)、かってないほど酔い部屋にもどりました。翌朝あいさつしておこうとしたら、3人兄弟はもう旅館を発っていました。名前も知らない人たちが、私の飲み代も全部支払ってくれていました。
その旅館は「とびない旅館」と言いますが、まだ健在だったのはうれしかったです。もう少し経つとレトロ物件として認定されてもよいレベルにはなってはいましたが。

投稿: たくろう | 2010年6月 3日 (木曜日) 20時43分

 たくろうさんの報告を読んでいると,陸奥湊から小中野の一帯は面白いぞぉ,もう一回見に行ったほうが良いよ……という天の声が聞こえてそうです。

 前回逃している陸奥湊の町を,もう一回時間を掛けて歩いてみたいです。

 田名部は酒の力ですっかり忘れてるんですかね。飲んでも記憶が無くなることは無いつもりなんですが,長期間で考えると,やっぱり記憶の定着が弱いのかもしれません。

投稿: 三日画師 | 2010年6月 3日 (木曜日) 22時14分

はじめまして、こんにちは。
遊郭部と申します。

こちらで話題にあがっている高山旅館さんに泊まった経験があるので書き込みさせていただきました。

詳しくは
http://yuukaku.blogspot.com/2012/01/blog-post_12.html
こちらのサイトをご覧頂けるとうれしいです。

また、嶋守旅館さんも(夜ですが)見てきました。高山旅館さんよりも、普通の民宿と言った感じでした。

営業しているかは不明ですが、ガラス越しに見える玄関内は小奇麗で、営業していても不思議はない状態でした。

では失礼します。

投稿: 遊郭部 | 2012年1月12日 (木曜日) 22時49分

 遊郭部さん,こんばんは。
 コメントありがとうございます。

 サイトを拝見させていただきました。実際に宿泊なさって,内部の写真まであるなんて,感動的です。外観の写真だけを撮り歩いているのと違って,とてもいい感じですね。
 また八戸に行きたくなって,ワクワクしてきました。

投稿: 三日画師 | 2012年1月13日 (金曜日) 05時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 八戸からバスに揺られて十和田市へ:

« 連鎖街・横丁の街 八戸 | トップページ | 十和田観光電鉄にのったり撮ったり »