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2008年9月の4件の記事

2008年9月23日 (火曜日)

尻手ってしってる?

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尻手ってしってる?


 くだらないからこういうタイトルにするのはやめようと思いながら,結局書いてしまった。

 毎度のことだが,特に理由無く尻手(しって)へ。

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 八丁畷から南武線浜川崎支線に乗って尻手駅(川崎市幸区)に到着。
 反対側の南武線ホームに川崎行きの電車が入ってきた。

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 右側の車両が発車を待つ浜川崎支線の電車。
 浜川崎支線の電車の発車に合わせて,南武線の上下の電車が到着するダイヤになっているようだ。

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 尻手駅は築堤の上に設けられており,地下道をくぐって改札口へ向かう。

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 尻手駅の駅本屋。

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 尻手駅の東側に小さな商店街がある。

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 尻手駅前ビルの1Fがパチンコ屋とサンストアー(マーケット)になっている。

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 小さな商店街の南端から尻手駅方向を振り返る。

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 尻手駅前,西口通り(JR川崎駅の西口から西に延びる通り)の向かい側を見る。左端が南武線。

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 尻手駅前には駅前広場はなく,タクシー乗り場とバス停がある。

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 尻手駅前バス停に停車中の元住吉行きのバス。

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 八百雄商店横,尻手駅自転車等駐車場に続く路地。

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 西口通りの南武線ガードの向こう側(横浜市鶴見区側)にアーケードが見える。

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 ガード下に差し込む斜光が綺麗だ。
 尻手駅の駅舎は辛うじて川崎市幸区内にあるが,南武線の西側は尻手駅のホームも含めて横浜市鶴見区となっている。

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 南武線のガードをくぐり,西口通りの南側へ。尻手駅の西側(横浜市鶴見区側)に沿って飲食店街が見える。

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 尻手駅西側の飲食店街。

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 飲食店街の南端から西口通り方向を振り返る。

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 西口通りの歩道にはアーケードが設けられている。

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 尻手駅方向を振り返る。

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 西口通りの北側に尻手銀座商店街のアーチが見えた。さっそく歩いてみる。

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 西口通りの横断歩道を渡る。正面に南武線のガードが見える。

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 尻手銀座商店街。

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 尻手銀座商店街の入口方向を振り返る。

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 尻手銀座商店街は自動車の通行ができなくなっているので,年寄りでも安心して歩くことができる。

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 商店の数はそれほど多いわけではなく,大型スーパーマーケットがあるわけでもないが(スーパーまるき矢向店はあるが),人通りは結構多い。やはり「安心して歩ける」というのは大きい。

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 威勢がよい店員がいて,買い物客で賑わう戸塚青果店。こういう店があると商店街が活気づく。

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 商店街の西端から北東側に日枝神社がある。
 帰宅してから地図を見ると北西側には良忠寺という大きな寺があるのだが,途中で引き返してしまった。

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 尻手銀座商店街を尻手駅方向に戻る。

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 尻手駅ホームに南武線浜川崎支線の電車が入ってきた。

 ── Nikon D3 + AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D

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2008年9月14日 (日曜日)

(←かなざわ※んこ→)

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(←かなざわ※んこ→)


 今日は久しぶりに一眼レフを持って外出する。

 久しぶりついでに,久しぶりにコシナの20mm F3.8というMF単焦点レンズを使ってみる。使うのは10年ぶりぐらいだろうか。このレンズは10数年前に新品を購入したものだが,焦点距離20mmの超広角レンズにもかかわらずコンパクトで,しかもこれが最大の特徴なのだが,新品でも1万円前後という驚異の低価格だった。当時,PENTAXのKマウントやニコンのFマウント一眼レフを使っていた人なら,お世話になった人も多いはず。

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 あれこれ買い物をした後,乗った電車に揺られて金沢文庫駅で下車する。
 何と何と,ここでトラブル発生。PENTAX K10Dにコシナ20mm F3.8を付けてきたのは良かったが,ちゃんと動くかどうか確認するのを忘れていた。露出が全然合わないのだ。

 焦る……。どうも絞りが正常に動いていないような感じだ。レンズをボディから取り外してピントリングを回すと滑らかだが,ボディに取り付けると無限遠近くで若干引っかかる。再びボディからレンズを取り外し,絞り連動ピンを(ボディに取り付けたときのように)指でスライドさせてからピントリングを回すと,やっぱりちょっと引っかかる感じがある。どうもここが怪しいようだ。

 他にレンズは持ってきていない。仕方なく,強烈に露出補正を掛け,画面のあらぬところでAEロックしながら撮影を続けることにした。

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 京浜急行金沢文庫駅(横浜市金沢区)。
 銀塩フィルムカメラで使っていた頃から逆光での弱さには定評(?)のあるレンズだったが,その特徴はデジタル一眼レフになっても引き継がれている。

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 金沢文庫駅前。
 くもりのち雨という天気予報だったが,良い方向に外れてくれたようだ。

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 この縮小写真ではわかりにくいが,レンズの光学系もどこかおかしいようだ。逆光に弱く,周辺の流れが大きいことはわかっていたが,そこそこ良い写りをすると思っていた中心部も期待外れ。これ以上大きなサイズでは見るに耐えないほどの写りだった。でも,まぁいいっか。

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 金沢文庫すずらん通り商店街。
 ここまで写真をアップしてから,2007年6月17日にすずらん通り商店街を歩いたときのエントリーを見たら,情けないことに同じような写真ばかりになっていることに気づいた。毎回自由な視点で写真を撮るようにしているつもりだったが,同じ被写体を前にすると,手癖というかクリシェというか,結局同じような撮り方をしている……。

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 すずらん通り商店街から駅前広場方向を見る。

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 三木証券金沢文庫支店に続く路地。

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 やきとり鳥千代の前を野球帰りの少年達が通り過ぎる。

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 パチンコ国際会館横の路地にある小料理たかの前。

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 9月の中旬だが,まだミンミンゼミやアブラゼミが鳴いている。不思議なことに,ツクツクボウシの鳴き声がほとんどない。何年かの周期で発生量が異なっているはずなので,たぶん今年はそういう年なのだろう。

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 アミーゴ青果前の路地をすずらん通りに向かって歩く。

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 すずらん通りの京城苑,中華佐野金……。

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 すずらん通りを金沢文庫駅方向に戻る。

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 川端靴店。

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 金沢文庫駅東口前広場。正面に見えるのがすずらん通り商店街。

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 居酒屋「停者場(ていしゃば)」。停車場……って懐かしい響きだなぁ。

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 最後に,K10Dに付けたコシナ20mm F3.8の写真。
 Φ62−Φ72のアダプタリングが付いているのは,キヤノンの花型フードEW-73を付けられるようにしたため。硬質のスポンジでアダプタリングと花型フードを脱着可能にしていたが,スポンジが経年変化でボロボロになってしまった。

 ── PENTAX K10D + COSINA 20mm F3.8 MC

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2008年9月 6日 (土曜日)

昔,雪村という絵師あり

 フェルメール展の案内をきっかけにして,古い「マウリッツハイス王立美術館展」のパンフレットを引っ張り出してながめているうちに,他の展覧会のパンフレットや展示品カタログを(引っ越し時のままの段ボールから)次から次に引っ張り出すハメになった。
 高価な展示品カタログ等は買わないことの方が多かったので,手元にそれがあるということは,当時,よほど気に入った展覧会だったのだろう。見に行ったときの記憶が徐々に甦ってくる。

 そんなわけで,今日9月6日土曜日も部屋に籠もってのんびり過ごし,過去の展覧会についての記事を書いてみる。

 今回紹介するのは,ひねくれ者の自分らしく水墨画の雪村である。
 雪村は戦国時代の画僧で,関東や南東北を転々とし,晩年は80歳代で亡くなるまで福島県の三春(私が生まれ育った町である)で過ごしたと言われる。磐越東線三春駅の近くには,晩年を過ごした雪村庵があり,竹林と桜の古木に囲まれた一軒家と田んぼという,のどかな風景が現在も残っている。

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 2002年1月26日〜3月3日に千葉市美術館で開催された,「戦国時代のスーパー・エキセントリック 雪村展」の展示品カタログの表紙である。
 表紙の絵は『琴高・群仙 [きんこう・ぐんせん] The Daoist Immortal Qingao and His Disciples』の一部。琴高という仙人が巨大な鯉にまたがり,荒馬に乗るカウボーイのように,鯉のヒゲをつかんで暴れる鯉を乗り回している。なんともユーモラスでエスプリに富んでおり,この展覧会が「スーパー・エキセントリック」と名付けられたことを象徴するような絵だ。今から400年以上も前の戦国時代に,このように自由で奔放な絵を描いてしまうのだから凄い。

 と,ここまで読んで勘違いをされている方もいらっしゃるかと思うので,念を押すと,この絵を描いたのは雪村(せっそん)であり,水墨画家として神格化されている雪舟(せっしゅう)ではない。「雪」の字が共通していることから,雪舟・雪村とひとくくりにされてしまうこともあるようだが,生きた年代がほとんど重ならないこと,雪村が(当時の文化の中心)京都で絵を学んだという記録がないことなどから,雪村は雪舟の絵を見る機会もなく,ド田舎だった東国で独特の絵を作り上げていったというのが定説になっている。

 当時のほとんどの画家が京都周辺で活動し,権力者をパトロンにして絵を描いていたため,戦乱によってほとんどの絵が失われてしまったのに対して,雪村が都を遠く離れた東国に住み,権力者以外の名もない人に対してもたくさんの絵を描いたことから,雪村の絵は現在まで驚くほどたくさん残っているというのも面白い(主要な絵が海外に流出しているというのは日本人として情けないが)。

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 『呂洞賓 [りょどうひん] The Daoist Immortal Lu Dongbin』の一部。
 呂洞賓という仙人が役人の身分を棄てて庶民の中に身を投じ,ついには仙人になったというストーリーを描いたものだという。
 龍の頭に立ち,手に持った壺から出た煙が上空で龍になりかけている。雪村は同じストーリーの絵を何枚も描いており,呂洞賓に何か共感するものを感じていたのかもしれない。

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 『蝦蟇・鉄拐 [がま・てっかい] Xiama and Tieguai』の一部。
 右側が鉄拐仙人。二幅からなる絵で,さらに左側には蝦蟇仙人が描かれている。この写真には写っていないが,この蝦蟇仙人の気色の悪い笑顔が面白い。鉄拐仙人がフューっと息を吹くと,小さな分身が飛び出る。まるで孫悟空じゃないか。左側では蝦蟇仙人が操るガマガエルがマネをして息をぴゅーっと吹いている。
 蝦蟇仙人と鉄拐仙人というテーマは京ではよく知られていたようで,その情報を雪村が妄想的に膨らませて描いたものだと言われる。

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 『列子御風 [れっしぎょふう] Liezi Riding the Wind』の一部。
 列子仙人が風に乗って飛んでいる。『琴高・群仙』といい『呂洞賓』といい,雪村の風の表現は見事というほかない。

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 『竹林七賢酔舞 The Seven Sages of the Bamboo Grove』の一部。
 水墨画の定番,竹林の七賢の絵である。竹林の七賢と言えば,俗世間を逃れ,老荘思想に基づいて自由に哲学的問答を交わす賢人たちだが,こんなに自由で楽しそうで良いのだろうか……。禅問答ではなく酒を交わし,みんな酔っぱらい,奥の竹まで踊り出しているではないか。

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 『花鳥(梅・柳・鷺・燕・鯉)White Herons in Plum and Willow』の鯉と鷺の部分の拡大。
 まあ花鳥画の典型的題材。雪村独特の波の表現の中を泳ぐ鯉のひょうきんな目玉を見たら,そりゃ雪村に恋したくなるのも当然だろ,と思う。

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 『竹・菊に蟷螂 [かまきり] Praying Mantis with Bamboo and Chrysanthemum』の一部。
 小さな虫を追って飛んでいるカマキリ。飛んだまま虫を捕らえようというのだろうか。このタイミングのカマキリを描こうとしたところが,いかにも雪村らしい。
 カタログにも書いてあるが,輪郭線で描いた白い菊の花と,淡いトーンで塗られた輪郭のない葉っぱ,そして濃い墨でくっきりと描かれた竹と竹の葉の表現の使い分けがすばらしい。

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 晩年の作品『野菜(瓜・茄子・棗) Vegetables (Melons, Eggplants and Jujubes)』の一部。
 その日食べたものを描いたのだろうか。瓜のくるくるっとしたツルと葉のリズムが,戦国時代の絵としては実にモダンだ,と私は思う(他の画家の絵をあまり見てないので断定はできないけど)。

 雪村は,正直なところほとんど世間には知られていない。雪舟のように,「涙で描いたネズミが動き出した」というような伝説もない。「雪村」と書いても,「ゆきむら?」と読まれてしまうことが多い程度の認知度かもしれない。戦国時代(室町時代),芸術の中心だった京都から遠く離れた東国(蝦夷)を転々としていたのだから,知られていないのも仕方がない。
 しかし,今から400年以上も前に,このようなエキセントリックな面白い絵を描いていた画家が居たということを,少しでも多くの人に知ってもらいたいと思う。

 また,彼の晩年の安住の地が三春だったということを,実は三春の人はもっと誇りに思っても良いのではないだろうかと,思い続けている。
(昭和の市町村合併時に雪村庵のある西田地区は郡山市になってしまったが……)

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2008年9月 3日 (水曜日)

フェルメールの遠い記憶

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フェルメールの遠い記憶


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 横浜市営地下鉄戸塚駅ホームの案内板に,フェルメール展の巨大な案内があった。

 フェルメールか……。懐かしいなぁ。

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 帰宅して,1984年に上野の国立西洋美術館で開催された「マウリッツハイス王立美術館展」のカタログを久しぶりに引っ張り出してみた。
 表紙の絵がヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer) の『青いターバンの少女 (Head of a Girl)』である。今では『青いターバンの少女』というより,『真珠の耳飾りの少女』として有名だ。

 1984年当時,親のすねかじりの不良大学院生をやっていた私は,ろくにアルバイトもせず,好きな絵を見に行くことが多かった。

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 こんな感じで,昔は『青いターバンの少女』というのが通称だった。
 10年ぐらい前に『真珠の耳飾りの少女』という小説や映画が人気になってからは,すっかり『真珠の……』が定着しているようだ。でも,フェルメールには『真珠の首飾りの女』という別の作品もあるので,ちょっと紛らわしいんじゃないだろうか……。

# というような細かなことを言いたくなるのは,知り合いの女の子が芸能界デビューして人気者になり,世間には芸名で広く知られることで,遠い世界の人になってしまったことを寂しく思うオジサンに近い感情からかも……(なんじゃそりゃ)。

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 『青いターバンの少女』と同様にマウリッツハイス王立美術館に収蔵されていたので,本物が見られるかと思って楽しみにしていた『デルフト眺望』だったが,残念ながらそのときには日本にやってこなかった。
 現在開催されているフェルメール展では見ることができるだろうか……。

 この『デルフト眺望』が面白いのは,主たる建物群が厚い雲の下で日陰になっていて,背景にある高い塔等が日差しを浴びて明るく輝いている,という不可解な一瞬が描かれているところにある。同じ位置で写真を撮ろうとしたら,たぶん主たる建築群に日が差すまで待つのが常識的だと思うのだ。日差しの位置が自由になる絵画ながら,あえて主題とおぼしきところを陰の中に入れてしまったところが(単純に)興味深い。デルフトの町が陰っていることに何らかの寓意があるのかもしれないが,そこまでの知識は持ち合わせていない。

 1984年当時は,フェルメールという画家も現在ほど知られた存在ではなく(もちろんカタログの表紙になるぐらいだから,展示品の中でも際立っていたけど),どちらかというと同時に展示されていたレンブラントの方が有名で,『青いターバンの少女』だけに人気が集中していたという記憶はない。

 また,「マウリッツハイス王立美術館展」全体でも,一般的に知られている画家はレンブラントとフェルメール,ヤン・ステーン(展示されていた『牡蠣を食べる娘』の隠微なエロティシズムは印象的だった)ぐらいで,同じ年に開催されていた印象派〜後期印象派の展覧会の方がかなり混雑していたと記憶している。

 今ではフェルメールの作品が展示されれば,大行列ができるほどの人気だそうで,今回の東京都美術館の「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」も,行列が苦手は私は出掛けるのをちょっと躊躇してしまう。そういう意味では,1984年にゆっくりと『青いターバンの少女』を見ることができたのは幸運だった。

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 あまり知られていない画家の絵だが,当時印象に残った絵の一部をアップしてみた。
 画家の名前はピーテル・ファン・アンラート (Pieter van Anraadt) で,『水差のある静物 (Still Life with Earthenware Jug)』という作品(の一部)である。

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 カメラを持ってあちこち歩き回れる状態じゃないため,ちょっと毛色の変わった記事を書いてみた。

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