松本電鉄上高地線新島々

JR松本駅の外れにある松本電鉄上高地線松本駅のホーム。上高地線には,元京王電鉄の車両が使われている。

車内には提灯や風鈴がぶら下がり,ときどき涼しげな音を響かせる。

渕東駅。のんびりした感じの駅が続く。

終点の新島々(しんしましま)駅に到着。
約20年ぐらい前,私がまだ学生をやっていた頃は,さらに先の島々(しましま)駅まで線路が伸びていたのだが,土砂崩れの影響から復旧できずに廃止となった。
小中学生の頃,地図帳に「しましま」という地名(駅名なのでひらがな表記だったと思われる)が載っていて,どんなところだろうとずっと気になっていたことを思い出す。

新島々まで乗ってきた電車をCyber-shotで撮影していると,何やらたくさんの視線をビシビシと感じる。特にのんびりと撮影していたわけではないが……。

感じた視線は新島々駅の改札口の駅員さんと,入場を待つお客さん達からのものだった。
新島々駅では,最後の乗客が改札口を出てから,待っている客を入場させるというシステムになっているようだ。私が改札口を出ると駅員さんが改札を開け,堰を切ったかのようにホーム目指して人々がなだれ込んだ。

新島々駅は大きなバスターミナルが併設されていて,上高地や白骨温泉への結節点になっている。
同じ電車に乗ってきた人達は駅周辺には見あたらず,ほとんどの人は上高地行きのバスに乗った模様。駅前をウロウロしていた私だが,係員の方に「発車しますよ。乗らないんですか?」と声を掛けられた。
折り返しの電車で松本に戻ることも考えたが,改札口を出るときに見た行列の長さを考えると車内はほぼ満員になっていると思われ,一本電車を待つことにする。

折り返しの松本行き電車を新島々駅近くの発電所横で撮影する。電車の発車時刻を勘違いして撮影ポイントまで歩いていたため,カメラを背中のリュックにしまったままの状態の時に電車が走ってきてしまい,慌ててシャッター切るのが精一杯だった。頭の中では,手前の配管を避けて,どうどうと流れる水を写したかったのだが……。残念。

新島々駅横の波田町特産品直売所の奥に,旧島々駅の駅舎が移設され,波田町観光案内所として使用されている。
次の電車まではまだ時間がたっぷりある。午後4時を過ぎ,風も若干涼しくなってきたので,駅前のベンチに座ってのんびりする。
……と思ったのだが,たくさんの乗客を乗せた上高地からのバスが駅に到着してしまった。電車の時刻まではまだ30分以上もあるじゃないか……。と,文句を言っていても仕方がない。松本まで立ちっぱなしになるのは勘弁である。バスの乗客が改札口の前に並ぶ前に,不本意ながら改札口に並ぶことにする。
それにしても,たくさんの乗客をベンチもないところに30分以上も並ばせることを,松本電鉄の人はどう思っているのだろうか。行列の先頭なので駅員に聞いてみたいと思ったが,乗客は暑いアスファルトの上に並ばせながら,駅員はみんな空調の効いた建物の中に入ってしまい,誰ひとりとして外に出てこない。

やっと電車が到着。

電車に向かう途中……。

車内は座れない人が出るほどの混み具合になった。
蛇足だが,登山帰りのような屈強な人達が,途中の駅で乗ってきたおばあちゃんに席を譲らないことには驚いた。以前から,大きなリュックを担いだ人達(オジサンやオバサンも含めて)は電車の中などで集団で傍若無人な行動を取ることが多く感じ,あまり好きじゃないのだが,さらに悪いイメージが上塗りされたかも。

電車が松本駅に到着。

新装なった松本駅の改札口を出る。
── Nikon D3 + AF-S NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G or SONY Cyber-shot DSC-W200
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