成田山の門前町を歩く
今日は成田山の門前町を歩くことにする。成田山新勝寺は観光地としてあまりに有名なこともあって,今まで一度も訪問したことがなかった。初めての街並みに出会う期待感と,人混みに巻き込まれる不安が入り交じった,ワクワクするような気分だった。

JR成田駅前。昨晩初めて下車した駅だが,明るくなってから改めてじっくり眺めてみても,何だか期待はずれ感が漂う。

駅前通り。

駅前からJR成田駅を見る。

JR成田駅と京成成田駅の中間付近から伸びる成田山の表参道を歩く。綺麗に整備された道路である。一方通行だが,時々自動車が通るのが玉に瑕。
成田山へ向かう通りには,表参道,電車道(でんしゃみち),新参道,東参道がある。電車道というのは,戦前に京成成田駅付近と成田山を結んでいた鉄道の路線跡とのことである。千葉県で最初に営業した電車だったことがよほど印象的だったため,現在でも名前が残っているのだろう。

表参道は古くから成田山新勝寺の参拝客で賑わった通りなので,その周辺にも古い建築物が多い。


この上町付近の表参道上町商店街は「美しいまちなみ優秀賞」を受賞しているらしい。ただ,私は他にどこの街並みがこの賞を受賞しているのかを知らない。


理由はともあれ,商店街に賑わいがあるのは良いことである。

この交差点からの下り坂が,新勝寺の参拝客相手の商店が密集する地域になる。
山田刃物店前のカーブからこの交差点までは,建物をセットバックした観光客向けの店舗が多く,あまり魅力を感じなかった。

国土地理院の地図を見ていて,成田「山」という名称が示すように,大きな神社仏閣は山の上に存在することが多いという先入観と,道路を横切る等高線があることから,てっきり成田山の参道は新勝寺への上り坂にあるものと勘違いしていた。下り坂の先に成田山新勝寺の伽藍の一部が見える様には,新鮮な驚きを感じた。






望楼のある立派な旅館風の建物が見えてきた。



望楼のある建物には大野屋旅館と書かれている。今は鉄砲漬業がメインのようにも見える。交通機関が発達した現在は成田山参拝で宿泊が必要ではなくなったため,業種転換したのかもしれない。

それにしても見事な建築物である。

成田山新勝寺の山門は,ちょうど大規模な工事の最中だった。

仁王門の前。私は特に信心を持っていないので,参拝せずにここで引き返すことにする。
蛇足になるが,我々下民の煩悩や迷いを鎮めてくださる不動さんの境内に,煩悩あふれる露店の土産物屋が並んでいる状況は,不動さんの「本意」なのだろうか……,などと信心不足の私は考え込んでしまった。

東側の門(裏門?)から外に出る。

廃線の痕跡を探して電車道を歩くことも考えたが,さすがに戦前の鉄道の痕跡が残っているとは思えず,再び表参道を引き返すことにする。


帰り道では一眼レフを鞄にしまい込み,身軽なコンパクトデジカメ(IXY DIGITAL 800IS)を手にして寂しい裏通りを歩くことにする。



左側の細い路地を登り切ると,そこは表参道である。

JR成田駅と京成成田駅を結ぶ通路。平日の朝夕は通勤客が行き来するのだろう。

京成成田駅前。

京成成田駅。駅前ロータリーのタクシーが,通常とは逆に反時計回りに向いているのがとても面白い。成田山新勝寺が駅の右手方向に位置するのである。
京成成田駅から自宅近くの京浜急行上大岡駅の間には,京成電鉄−都営地下鉄浅草線−京浜急行を直通する電車が走っていて便利なので,京成を使って帰ることにする。

【使用したカメラ】
・縦横比2:3の写真…Nikon D2X+AF-S NIKKOR 17-55mm F2.8
・縦横比3:4の写真…Canon IXY DIGITAL 800IS
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