« 千葉県八日市場〜旭 | トップページ | 成田山の門前町を歩く 千葉県成田市 »

2006年11月 4日 (土曜日)

銚子電鉄と外川港の街並み

061104151129edit

銚子電鉄と外川港の街並み


 今日は総武本線で銚子まで行き,銚子電鉄に乗ることにする。

 銚子電鉄はJR銚子駅と犬吠埼の漁港のある外川までを結ぶローカル私鉄である。経営状況は厳しく,鉄道事業の赤字を濡れ煎餅(柔らかい煎餅)や鯛焼きを売って補填しながら,細々と営業を続けている。

061104095911
 旭市の宿から駅まで歩く。今日も快晴だ。ただ,天気予報では午後から雲が多くなり,ところどころでは雷雨になるらしい。

061104100010

061104100527
 JR旭駅前。駅前の区画整理事業が始まっており,写真のような懐かしい雰囲気もすぐに無くなってしまうことだろう。

061104100551

061104100749
 駅舎内から駅前を見る。

061104102045
 電車の時刻が近づくと乗客がどんどん増えてきた。

061104105752
 途中駅で対向列車とすれ違う。佐倉以東の総武本線は単線なので,列車のすれ違いのために頻繁に長時間停車することになる。

061104110928
 銚子駅に到着。JR総武本線ホームの端に設置された銚子電鉄のホームに向かう。

061104111014
 銚子電鉄銚子駅の奇抜な駅舎。無人駅である。以前は風車が付いていて,ちょっとオランダ風だったが,すでに風車は取り外されていた。

061104111307
 ホームに電車が入ってきた。車内を見ると満員状態である。

061104111521
 ホームにはたくさんの乗客が待っていたが,ほどなく車内におさまった。
 前回銚子電鉄を訪問したのは10年ぐらい前だったろうか。そのときにも意外に電車は混雑していて,運行本数もそこそこ多い印象があったが,なかなかどうして現在もそこそこ賑わっているようだ。

061104111734
 銚子電鉄名物(?)の手描き広告。見ていて楽しくなる。印刷しても部数をたくさん刷るわけじゃないから,実際のところはとても合理的なのである。

061104124054
 銚子電鉄銚子駅は無人なので,車掌から一日乗車券「弧廻手形」を購入。620円なので終点の外川まで往復すれば元が取れてしまう。銚子電鉄名物濡れ煎餅一枚の無料券も付いている。以前は鯛焼き一個の無料券も付いていたが,さすがにそれはなくなったようだ。
 ちなみに「弧」は銚子電鉄の路線が弓のような弧を描いていることに「小回り」を掛けている。

061104112421
 本銚子(もとちょうし)駅で下車する。

061104112442
 本銚子駅は市街地の中に位置するが,駅の両側には木々が立ち並んでいるため,森の中を走っているかのような雰囲気になる。

061104113015
 駅の上を通る跨線橋から見る。

061104113037

061104113301
 本銚子駅を正面から見るとこんな感じである。

061104114819
 再び電車に乗り込む。

061104115045
 隣の笠上黒生(かさがみくろはえ)駅で対向列車とすれ違う。

061104115127
 笠上黒生駅の駅舎。10年前に訪問したときから雰囲気が変わっていない。

061104115301
 扇風機の羽根の部分が取り外されている。

061104115916
 君ヶ浜駅の手前で「車窓の左側に犬吠埼の灯台が見えます」とアナウンスがあった。車窓から犬吠埼の灯台が見えるということは,電車と灯台を絡めて撮影できるに違いない……,と考えて君ヶ浜駅で下車する。銚子電鉄を紹介している雑誌か何かで,電車と犬吠埼の灯台が一緒に写った写真を見た記憶があり,おそらくそれがこの君ヶ浜駅近くから撮ったものだろうと勝手に思い込むことにする。

061104122030
 犬に吠えられたり,遠回りしながら撮影位置を決める。

061104122034
 電車が走り去るのを撮影。実はこの2枚の写真の前に電車と灯台を一緒に写したシーンがあるのだが,近景の電車が逆光で灯台が順光という条件のため肝心の灯台が白飛びしてしまった。

061104124513
 ちょっと撮影場所を変えて撮影してみる。これも実は失敗写真だったりする……。露出がうまく決まりそうもなかったので,D2Xでオートブラケット撮影を試みたのだが,D2Xのオートブラケットが単写モードではちゃんと動作しないことをうっかり忘れていたのだった(D2Xのオートブラケット動作はNikonの仕様だと言われればそれまでなのだが,PENTAXのカメラと併用していると,PENTAXの仕様のほうが正しく感じてしまうのだ)。

061104125505
 灯台と一緒に写すのは,少し時間が経って光線状態が変わってからにし,今度は線路に近づいて撮影。

061104125513
 君ヶ浜駅方面に電車が走り去る。

061104131236
 やっと(完全ではないが)順光になった。

061104132400
 君ヶ浜駅から再び電車に乗り込む。

061104133006
 終点の外川駅に到着。

061104133126
 外川駅の駅舎。

061104133229
 駅舎内も昔懐かしい感じ。外川駅は有人駅である。

061104133257

061104133406
 電車が到着してしばらくは写真撮影をする人で賑わうが,5分もするとのんびりした雰囲気が戻る。

061104135015
 外川駅から坂を下ると,そこが外川漁港である。坂の途中には古くから栄えた街並みが広がっている。

061104135101

061104135422
 話し好きのおばさんの長話も楽しいひとときである。

061104135633

061104135803
 坂道を登り下りするのは大変だが,夢中になって歩き回った。

061104135850

061104135956

061104140111
 干物。

061104140550

061104141207
 外川四丁目のバス停。バスの本数は……一日約5往復と少ない。

061104141823
 外川漁港。船が漁から戻る時間には賑わうことだろう。

061104142300
 港から外川の街並みを見る。

061104142600
 銚子といえば港町。銚子商業が甲子園に出場した際に立ち並ぶ大漁旗を思い出す(高校生らしくないという批判もあったようだが)。その銚子商が甲子園に出場しなくなって久しい。ちょっと寂しい気がする。また,旭駅の貼り紙を見て知ったのだが,銚子商と銚子農業高校が一緒になって新しい高校になる予定もあるようだ。

061104143242
 ふと気付くと雲が多くなってきた。

061104145533
 雨が降りそうな気配もあるので,寄り道しながら外川駅に戻ることにする。駅までは上り坂が続く。

061104145605

061104145723

061104145833
 ときどき港を振り返る。

061104150325
 足を引きずった老犬がとぼとぼとついてくる。

061104150359

061104151129
 外川駅に着くと,ちょうど電車が到着したところだった。

061104151510
 正面側から撮ってみる。パンタグラフの摺り板が傾いているのは大丈夫だろうか。個人的に銚子電鉄の名物だと思っているのは,電気の流れるトロリ線だけを吊した架線で,パンタグラフを上下に大きく動かしながら電車が走るさまは他ではあまり見ることができないものだと思っているのだが,傾いた摺り板には何か理由があるのだろうか……?

061104153534
 銚子駅に到着。外川駅では閑散とした車内だったが,隣の犬吠駅からはたくさんの観光客が乗ってきて満員となった。満員になるのは土日休日だけかもしれないが(朝のラッシュ時は除いて),これだけ多くの乗客が乗っていれば,まだまだ銚子電鉄は大丈夫かもしれないという気持ちになった。

061104154303
 JR銚子駅の駅舎。ちょうど改装工事中だった。

061104154748
 広い銚子駅前通り。信号機が無く,自由で好ましい感じがしたのだが,横断歩道で待っている歩行者がいるのに止まらない車が多く(中にはクラクションを鳴らして通り過ぎるヒドい車も),信号機の必要性を感じた。

061104160702
 成田線の電車に乗ろうと駅に戻ったところ,急に土砂降りとなった。雷も何度か鳴り響く。こういう事態になって,やっと朝の天気予報を思い出した。

061104160758
 強い雨の中,成田線経由千葉行きの電車がホームに入ってきた。

061104174255
 成田駅に到着。雨はすっかり上がり──というか,成田駅前には雨が降った形跡は無かった──,空には綺麗な月が出ていた。

【使用したカメラ】
・縦横比2:3の写真…Nikon D2X+AF-S NIKKOR 17-55mm F2.8
・縦横比3:4の写真…Canon IXY DIGITAL 800IS

|

« 千葉県八日市場〜旭 | トップページ | 成田山の門前町を歩く 千葉県成田市 »

・12 千葉県」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ。赤いレトロな電車。緑の森のような木々の間を抜けて走る様子が(♪みどりのもりをはしりぬけてく、真っ赤なでんしゃ~♪ではありませんが)、とても可愛い感じがして、乗りたいような、写真に収めたいような、いい電車ですね。外川漁港の古い町並み、やはり坂があってここも昔の小樽の手宮のようです。懐かしい気がしました。古い商店街が無くなっていくのは寂しいことですね。大きな車で行けば便利な店ばかりできても、高齢化社会、少子化、どんなものでしょうかね。ご近所とか、ちょっと歩けばあの店がる、という商店街。あの通りへ行くといつも度々あの人に会えるから今日はどんな話をしようか、とか、そぞろ歩いて楽しいような商店街、復活してほしいなとちょっと思ってます。
それではまた。

投稿: べる まっちす | 2006年11月 6日 (月曜日) 11時27分

実はこの3連休、銚子電鉄か小湊鉄道か真岡鉄道のどれかにいくことになり、僅差で真岡鉄道になりました。
二人の男児が居るのでSLとなりました。
銚子は次点。小湊は温泉と紅葉で秋は良いのですが、
まあ全部行くんでしょうね。
と言いますのも、銚子電鉄は廃止の公算が高いのです。
既に議論がされており危ない状況です。

何たって女房との最初のデートが銚子電鉄だったのです。
大変に思い出深い場所です。
なくなってもらっては困るのです!

投稿: funamyu | 2006年11月 7日 (火曜日) 00時51分

 べる まっちすさん,こんばんは。

 銚子電鉄の赤い電車,なかなか良い雰囲気ですよね。実は以前訪問したときにはこの電車の塗装にあまり良い印象が無かったんですが,今回は「なかなかカッコイイじゃないか」という印象でした。同じ塗装なのに不思議です。たぶん私の意識のほうが変わったんでしょうね。

 小樽の手宮と外川……,確かに似ているかもしれませんね。べるまっちすさんは,小樽にお住まい(だった)のですか。手宮には鉄道記念館があったという理由もありますが,手宮から祝津あたりの港と坂と山と家並みが一緒になったところには心惹かれることもあって,過去に2度訪問したことがあります。

 古い商店街が寂れていくのは本当につらいです。何か画期的は方法があればよいのですが……。

投稿: 三日画師 | 2006年11月 7日 (火曜日) 23時20分

 funamyuさん,こんばんは。

 なんと,銚子電鉄にも廃止の危機が迫っているのですね。確かに,車両だけじゃなくて踏切他の設備も更新されておらず,かなり厳しい経営状態であることは見て取れました。

 相変わらずたくさん乗客が乗っていたので,まだ当面は存続するだろうと勝手に思い込んでいましたが,弱小ローカル私鉄は地域の行政から見放されると,あっという間に事業が立ち行かなくなってしまいますからねぇ(昨年廃止された日立電鉄のように)。

 最初のデートが銚子電鉄ですか……。同好の奥さんを選んだのか,それとも強引に自分の世界に引き込んだのか……,いずれにせよ幸せそうで羨ましいです。

投稿: 三日画師 | 2006年11月 7日 (火曜日) 23時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 銚子電鉄と外川港の街並み:

« 千葉県八日市場〜旭 | トップページ | 成田山の門前町を歩く 千葉県成田市 »