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2006年5月 2日 (火曜日)

火砕流にも負けず今日も走る島原鉄道

 島原鉄道では,早朝の列車に昔懐かしい塗装を施した古い車両を使用している。旧タイプのディーゼルカーには興味があるので早起きするかどうか迷ったが,結局睡眠を優先してしまった。私はグータラだめ人間なので,気ままな旅をしているときに辛い早起きをする気にはなれないのだった。

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 朝,宿泊したビジネスホテルからJR島原駅を見る。日頃の良い行いのおかげで天気は快晴だ。

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 諫早駅の端にある島原鉄道のホームに列車が入ってきた。

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 島原鉄道の車窓には広大な麦畑が続く。吾妻駅を過ぎたあたりから遠くに有明海が見えてくる。目を凝らすと,諫早湾干拓事業のニュースでよく見る巨大な潮受け堤防が見える。諫早から吾妻までの距離は20kmぐらいだろうか。諫早湾の最奥に諫早駅があるとすると,20kmぐらい沖の海の真ん中を堤防で仕切ったことになる。想像もできないほど大規模な事業だということが実感できる。

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 吾妻駅の隣の古部駅付近から島原鉄道は有明海に沿って走ることになる。古部駅を出てすぐには,このような小さな船だまりもある。私好みの撮影ポイントなので,機会があったら下車してみたい。

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 古部駅の次に海に近くなった大三東(おおみさき)駅で下車した。ホームの隣は海になっている。

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 大三東まで乗ってきたディーゼルカーが走り去った。

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 にぎやかなディーゼルカーのエンジン音が聞こえなくなり,岸壁に打ち寄せる波の音だけが残った。干潟のある有明海のイメージが強かったので,岸壁まで波が押し寄せる海が不思議に感じた。

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 続けてやってきた急行しまばら号,加津佐行き。

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 警報機のない踏切の横に地蔵さんが立っていたので,踏み切りと地蔵さんと両方をいっぺんに写そうと欲張ったところ,結局失敗してしまった。

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 ホームから海を見ながら列車の到着を待つ。アオサだろうか,たくさんの海草が打ち寄せられている。よく見ると,海草の合い間に小さな魚がたくさん泳いでいる。

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 南島原行きの列車に乗り込む。

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 南島原駅。実に立派な駅舎である。南島原には島原鉄道の車庫がある。

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 南島原駅の車庫にはいろいろな種類の車両が並んでいて,見ていて飽きない。

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 駅の近くには小さな入り江があって,船だまりになっている。南島原駅の近くの海には小さな島と入り江が混在した複雑な地形が広がっている。これは,有名な『島原大変肥後迷惑』と呼ばれた雲仙岳の噴火にともなう江戸時代の大災害の名残である。島原市背後の眉山が大崩落して島原の市街地を押しつぶし,有明海に流れ込んだ土砂が大津波を起こして対岸の肥後(熊本県)に被害を及ぼしたのである。つまり,南島原駅近くの海岸に見られるたくさんの小さな島──九十九島(つくもじま)と呼ばれる──は島原大変のときに崩落した土砂なのだ。

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 そんな船だまりの横を島原鉄道のトロッコ列車が走ってきた。

 船だまりの横に広がる有馬船津町を歩いてみる。

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 車の通れない細い路地が続く。ぼんやり歩いていても安心なので,個人的には細い路地は大好きである。

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 浜の川湧水と,それを利用した洗い場。湧水を有効活用するため,洗い場が区分けされていて,洗って良いものが決まっている。
 島原には湧水が非常に多いらしい。

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 有馬船津町側から島原鉄道の列車を撮影する。ついさっきまで水面だった船だまりの水がいつの間にか無くなって,風景が一変している。干満の変化の速度は想像以上に早いようだ。

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 ゴールデンウィークのためか,トロッコ列車が頻繁に走っていた。

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 もう少し古い町並みをぶらついてみることにする。

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 元船津町。

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 元船津町と津町の間に架かる橋の上から川を眺めていたら,島原鉄道の旧塗色の車両が動いているのが見えた。

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 旧塗装の車両が走るのなら,それを撮らない理由はない。さっそく南島原駅近くの踏み切りに移動し,南島原駅を発車した列車を撮影する。

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 南島原駅へ。先ほど発車していった旧塗装車両の運行時刻を確認し,車窓から確認した古部駅近くの船だまりで旧塗装の列車を撮影するため,次の列車に乗ることにする。

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 構内には国鉄のディーゼルカーに似せて塗装した車両が停まっていた。その昔,高校時代まで福島県三春町に住んでいたときに磐越東線を走っていたディーゼルカーの中には,こういう塗装だった車両も多かったため,非常に懐かしく感じる。

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 古部駅へ向かう途中の大三東駅で車内から撮影。今日の昼頃,この駅で下車したときには,ホームの真下まで波が打ち寄せていたのだが,それからわずか数時間後なのに海面ははるか彼方に遠ざかっている。

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 古部駅で下車し,車窓から目をつけていた船だまりへ。走ってきた列車を入れて撮影したが,想像していたのとはずいぶん違った写真になってしまった。

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 狙っていた旧塗色車両も同じような写真になる。島原鉄道らしいといえば,確かに「らしい」写真かもしれない。

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 すっかり干上がってしまった有明海の横を列車が走り去る。

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 船を中心に撮ってみる。遠くには諫早湾の潮受け堤防が見える。

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 古部駅に戻る。諫早方面行きの列車が発車し……

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……すぐ横を走り去った。
 今日の宿は南島原駅のひとつ手前の島鉄本社前駅の近くなので,再び下り列車に乗ることにする。

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 古部駅に下り列車が到着。車内は結構混雑していた。

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 島鉄本社前駅で下車する。
 日没まではまだほんの少しだけ時間があったので,駅近くの公園に設置されていた蒸気機関車をメインにして撮影してみた。やってきた列車は,これまた古いタイプのディーゼルカーだった。

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 島原駅方面に列車は走り去った。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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