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2006年5月の10件の記事

2006年5月21日 (日曜日)

京急田浦の町をぶらつく

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京急田浦の町をぶらつく


 横須賀市北部に位置する京急田浦駅周辺の船越地区は,かつて海岸一帯に存在した海軍の工場と共に栄えたところである。遊郭のある街としても知られていたらしいが,それも遠い昔のこととなってしまった。

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 京急田浦駅。国道16号線に面しており,駅前広場はない。京急線と国道16号線はほぼ並行して三浦半島の東側を南下している。

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 京急田浦駅周辺の国道16号線は,アーケードのある商店街になっている。

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 船越町の交差点付近。白い線の入った京急線の赤い電車が走り去る。

  横須賀から汐入,追浜,金沢八景,金沢文庫
  潮風の中走って行くの
  赤い電車は白い線
  ─── I came from 横須賀 (作詞:阿木燿子) ───

と歌ったのは山口百恵だが,最近は赤くない電車も増えている。

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 丘陵にある新しい住宅地から船越町界隈を俯瞰する。横須賀市には平坦な土地が少なく,わずかな土地に家が密集している。

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 横須賀市よりもトンネルの多いところは無いのではないだろうか。

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 船越仲通り商店街にはアーケードがある。シャッターが閉まった店が多くなると,アーケードが薄暗さを強調してしまう。

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 細い路地に飲食店が並ぶ。

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 細い坂道の先に重厚な建物がちらっと見えたので,坂道を上ってみたところ,モダンな建物が現れた。看板を見ると学童保育施設らしいのだが,その由来が気になって近くの方に聞いてみたところ,元は旧田浦町の役場だったそうだ。

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 右側の住宅の幾何学的な形状をした窓が気になる。

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 船越町6丁目の緩やかな坂道を上って行く。現在は静かな住宅地だが,ところどころに飲食店があり,かつて賑わった街の名残を感じる。

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 現在は丘の上まで宅地化され,崖がコンクリートで覆われている。草に埋もれているのはレジャーボートである。

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 「皆ヶ作」という色街の名前はすでに残っておらず,町内会館の名称等にわずかに見られるのみ。

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 窓の形が印象的なバーがちらほら。

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 再び京急田浦駅前に戻り,今度は駅の北側を歩いてみる。

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 駅前にある田浦警察署。

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 京急田浦駅北側の山の上から俯瞰する……。

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 雰囲気の良い京急田浦駅ホーム。

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 帰路の京急上大岡駅。

【使用したカメラ】
・Canon IXY DIGITAL 800 IS

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2006年5月14日 (日曜日)

新百合ヶ丘駅は改良工事中

 野暮用で久しぶりに新百合ヶ丘へ。

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 小田急線新百合ヶ丘駅のホーム。駅の改良工事が本格的に始まり,仮設の柱が林立している。

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 駅のコンコース。うっかり柱にぶつかると天井から……,と不安を感じる光景である。

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 新百合ヶ丘駅前。相変わらずにぎやかな駅前だが,魅力を感じない殺風景な雰囲気も相変わらずである。ニュータウンはこういうものだ,と言われればそれまでだが。

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2006年5月13日 (土曜日)

雨の中 休日出勤&出金

 仕事が進まず,雨の中休日出勤。

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 最寄りの横浜市営地下鉄上永谷駅に向かう。

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 駅近くの道路には並木があり,綺麗に見えなくもないが,駅近くに異常なほどたくさん存在するパチンコ屋の客の車が道路の両端にずらりと駐車していて,見るに耐えない状態である。

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 大船駅前の交差点に傘の花が咲く。

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 湘南モノレールの大船駅前。交差点から先のビルの付近は,ここ10年で大きく変貌したところ。

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 仕事もなかなか進まず,帰りは上大岡で買い物。今日は一日中しとしとと雨が降り続けた。

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 生茶の広告。商品の広告なんてウソばかりだよと言われればそれまでだが,もともと香料が入っていて茶葉そのものの味ではなかった,言わば無香料では後発の生茶から,「新しい日本茶の味」云々を言われたくない気分である。

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 で,上大岡のヨドバシカメラでまたデジカメを買ってしまった。「また買ったのかよ」と言われそうだが,まぁ,これもひとつのストレス発散方法かもしれない。

【使用したカメラ】
・PENTAX Optio WP

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2006年5月 6日 (土曜日)

午前中の便で福岡から羽田へ

 午前中の飛行機だが,福岡から羽田までの便の,しかも窓際の席がとれたので,帰ることにする。帰路につくことが決まると,今年のゴールデンウィークが本当にあっという間だったことを実感する。

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 朝の5時半。宿泊したビジネスホテルの窓から外を見る。昨晩は川沿いの道に屋台が連なって賑わっていたが,朝にはすっかり片付けられている。見事な出店者のマナーに感心。

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 機内に据えられたテレビのニュースでは,Uターンラッシュが本日ピークになることを繰り返し放送していた。

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 せっかく窓際の席に座れたのだが,あいにくの曇り空。チラッと見えた海岸線は,進行方向の左側に埋立地が続くところを見ると,伊予西条,新居浜,川之江付近だろうか。高松付近や宇多津,坂出付近とは地形が違うような気がする。

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 香川県の東部,引田付近。

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 誰が見ても鳴門海峡だとわかる写真。こういうふうに,地図で見た地形がそのまま見えるとめちゃくちゃ嬉しい。

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 鳴門海峡が見えた後はしばらく雲ばかりが見えていたが,一瞬雲が途切れた瞬間に見えたのは,奈良盆地だった。橿原市にある特徴的な形の耳成山がよくわかる。

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 知多半島の南端。

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 渥美半島の付け根,豊橋市付近。広大な埋立地にはトヨタ自動車関連の巨大な工場が立ち並ぶ。

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 静岡県の遠州灘。風向きの関係だろうか,雲の形が面白い。

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 御前崎。はるか彼方に富士山が見えてきた。

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 富士山はやっぱり飛び切り美しい。
 手前には日本平や静岡,清水の街が見える。

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 大島の飛行場。

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 千葉県の南端,野島崎の南側をぐるりと回る。
 この後,羽田空港への着陸許可がなかなか出なかったのだろうか,到着時刻を大幅にオーバーし,「ひょっとしたら成田空港に降りるんじゃないだろうか」と不安になるほど千葉県の内陸部をぐるりと回ってから,羽田空港に着陸した。

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 羽田空港に到着。

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 妙に疲れていたので,近所のヨーカドー上永谷店で買い物をして,さっさと帰宅した。豚丼が安かったので買って帰ったのだが,いざ食わんとすると,安かったはずの豚丼が880円もする……。さらに良く見ると(良く見なくたってわかりそうなものだが),ラベルは「エビマヨネーズピザ」になってやがる。どうやら疲れはピークにあるようで,豚丼を食ってソファに横になったら,あっという間に眠ってしまった……。

【使用したカメラ】
・PENTAX Optio WP

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2006年5月 5日 (金曜日)

大牟田 久留米 そして福岡へ

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大牟田 久留米 そして福岡へ


 さて,貨物専用線を走る貨物列車を撮るぞ……と昨日決心したのだったが,いきなり寝坊してしまった。

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 目覚めたとたん貨物列車のことを思い出したが,昨日おばさんが教えてくれた時刻は既に過ぎていた。あきらめきれずにホテルの窓から外を見たところ,ちょうど古い電気機関車が単機で工場に戻るところだった。ゴールデンウィークだから貨物列車は走っていない可能性が高いだろうという思い込み(気の緩み)が寝坊につながったが,9時の便はぜひとも外で撮りたい……と再決心。

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 さて,そろそろチェックアウトしようとしていたところ,鹿児島本線の線路をゆっくりと貨物列車が走っていった。タンク車を引いているのは,JR大牟田駅構内に停まっていたディーゼル機関車だ。

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 古い電気機関車が国道208号線の踏切を通る。このように古い機関車が現役で残っているのはすごい……。

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 タンク車をつないだ電気機関車が戻ってきた。

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 踏み切りを渡った貨物列車は,ゆっくりゆっくりと工場の方に走り去った。

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 JR大牟田駅へ。JR大牟田駅構内では,工場からやってきた貨物列車をJRの電気機関車につなぎ変える作業が行われていた。

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 そうこうしているうちに,東京から走り続けてきた寝台特急はやぶさが大牟田駅に到着。ホームに寝台特急列車が入ってくると,駅の空気がガラりと変わるような気がする。どんどん廃止が進む寝台特急列車だが,その存在感だけは健在だ。

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 JR久留米駅へ。久留米市は,福岡市,北九州市に次ぐ,福岡県第三の都市だ。
 久留米駅からは大分までの久大本線が分岐しており,ちょうど日田行きのディーゼルカーが発車するところだった。本線とは言っても,一両編成のディーゼルカーが走るローカル線である。

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 JR久留米駅。

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 久留米市の繁華街はJR久留米駅からかなり離れた西鉄久留米駅の近くにあるため,JR久留米駅の駅前はパッとしない。

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 JR久留米駅の南東部の池町川沿い。鹿児島本線の車窓から見て,「なぜ……」と息を呑んでしまった光景だ。

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 横を鹿児島本線の特急列車が走り抜ける。

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 池町川にはたくさんの魚が泳いでいた。

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 西鉄で福岡(天神)に向かう。筑後平野は,迷路のように張り巡らされた水路(クリーク)が特徴的である。佐賀や柳川の周辺ほどではないが,久留米の周辺にもそれが垣間見える。

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 西鉄福岡(天神)駅に到着。

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 駅の西側にはにぎやかな商店街が広がっている。

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 まじめなのかジョークなのかよくわからない「親孝行の道」。まぁ,いまどきまじめに「親孝行の道」を名乗るようなヤボは無いだろうけど。

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 天神サザン通り。背伸びして「東京風」にしているんじゃないか……,というのは田舎者の私の感想。

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 親不孝通り……もとい,親孝行の道を歩いてみる。

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 地下鉄の天神駅。

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 天神駅から隣の中洲川端駅までは200円と書かれているのだが……

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 中洲川端駅は隣駅になるので,「おとなりきっぷ」とやらが利用できて100円ということになる……ということに気づいたのは200円の切符を買ってしまってからだった。中洲川端まで200円と書いてある案内板は何なんだ?

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 川端通り商店街は博多の中心となる商店街だ。

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 川沿いのベンチに座って一休み。目の前にはおしゃれなビル。「eeny meeny miny mo」という名称はアリなんだろうか? なんとなくカッコ悪い感じがする。
 カッコ悪いと感じさせる要因のひとつは,GUCCI,LOEWE,LOUIS VUITTON……と並ぶ外国人モデルの看板かもしれない。日本人のインフェリオリティ・コンプレックスを痛切に感じさせるから,見ていてイタいのだ。

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 再び川端通り商店街の中を歩いてみる。

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 橋を渡って中洲へ。

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 中洲に渡ると飲食店が多くなる。

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 川には屋形船が浮かぶ。

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 川沿いの色とりどりの花が綺麗だ。

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 ビルの谷間に小さな鳥居がある。

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 小さな鳥居だが数は多い。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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2006年5月 4日 (木曜日)

大牟田エレジー

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大牟田エレジー


 昨日,羽犬塚まで乗った電車の車内から見えた家並みが気になった久留米か,一度行ってみたかった大牟田──三井三池炭鉱で栄えた町として有名である──のどちらに行くか悩んだ末,大牟田に決めた。

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 JR大牟田駅に到着。

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 JR大牟田駅。3,40年前には人口20万を誇った町の表玄関としては,意外に小ぢんまりした駅舎である。
 ちなみに現在の大牟田市の人口は約13万。ずいぶんと減少してしまったものだ。

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 大牟田駅近くにある市役所。

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 JR大牟田駅の福岡寄りの西鉄の駅,新栄町周辺に繁華街があったので,西鉄に乗り換えて行ってみることにする。大牟田駅の東西自由通路の上から駅構内を見下ろすと,草が生えた線路の上にディーゼル機関車が停まっていた。

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 大牟田駅の西口駅舎は,一部塗装が剥げたりしているが,なかなか造形的に面白い建物である。駅舎自体はJRと西鉄双方が使用するようになっている。

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 西鉄のホームには,左右非対称が特徴の西鉄天神行きの電車が発車を待っていた。

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 西鉄新栄町駅で下車する。大牟田からあっという間だった。JRの電車内から見ていたときには,もう少し距離があると感じていたが,歩いてもそれほど時間がかからない距離である。

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 新栄町駅前には繁華街特有の雰囲気と,閑散とした雰囲気が同時に漂っている。

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 ドアを開けて客待ちするタクシーの多さと,歩行者の少なさが印象的である。

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 そしてアーケードだけが残った……。

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 一番街アーケード商店街。

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 Googleマップにも名前が載っているガード下食堂。ずいぶん前に廃止されたと思われる貨物線のガード下に位置する。周辺の人にとって,この貨物線の存在感が大きなものであったことがわかる。

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 大牟田川に架かる橋。欄干のデザインのバランスがなかなか良い。

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 浅草街という名の飲食店街。

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 路地にシャボン玉があふれる。

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 ふれあい新銀座商店街。大牟田川に沿ってアーケードが続いている。

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 立派なアーケードがある銀座商店街。

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 銀座商店街の松屋百貨店は閉鎖してしまっている。

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 アーケードの途中に大牟田神社への入り口がある。

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 銀座商店街の横を鹿児島本線と西鉄大牟田線の電車が通る。

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 線路際の商店街をふらふらしていたら,熊本からの寝台特急はやぶさ号がやってきた。この列車は一晩かけて東京を目指す。

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 飲食店街。

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 ガードという名の小料理屋。
 ここにもまた「ガード」を店名にした店がある。よほど親しまれていた貨物専用線なのだろう。

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 国道208号線を横切る貨物専用線。西鉄新栄町駅付近でJR鹿児島本線から分岐するこの貨物専用線は,遮断機の新しさからまだ現役であるように見える。貨物専用線が電化されているのは珍しいように思う。

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 貨物専用線の写真を撮っていたら,近くのおばさんが出てきてくれて,「ここで待ってても,朝の8時と9時の2本しか走らないわよ」と声をかけてくれた。どんな貨物列車が走るのかわからないが,せっかくだから今日は大牟田のビジネスホテルに泊まって,明日の朝,貨物列車を撮影することに決めた。

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 国道208号線に沿って古い商店街が続く。

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 商店街の後ろには三井三池製作所の広大な工場が広がっている……

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……と思ったら,広大なショッピングセンターになっていた。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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「歩っ都」八女市福島をほっつき歩く

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「歩っ都」八女市福島をほっつき歩く


 八女市福島地区は江戸時代から周辺の物産の集積地として栄えた町で,江戸時代の白壁土蔵が今も多く残っている。

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 まずは宿泊したビジネスホテル近くにあった赤い鳥居から。

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 紺屋町商店街から土橋商店街方面へ。

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 八女と言えば八女茶。

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 土橋商店街。

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 小さなアーケード。

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 凝ったファサードの自転車屋。

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 紺屋町の交差点付近の古い家並。

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 福島八幡宮。

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 福島八幡宮の横には周囲の堀の水が集まる池がある。

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 路地で遊ぶ子供達。

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 蒲鉾店の迫力ある外観。

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 京町の交差点。

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 八女市「東京町」。もちろん八女市「ひがしきょうまち」である。

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 仏壇や提灯などの工芸品店が多い。

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 東矢原町の交差点。

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 レンガ造りの高い煙突が見えた……

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 歴史のありそうな酒造会社だった。

 『歩っ都八女』は,ホテルにおいてあった観光パンフレットのキャッチフレーズである。
 ──八女には最新のファッションビルやデパートは無い。満員の地下鉄も巨大なアミューズメントパークも無い。あるのは懐かしく暖かな雰囲気と,ゆっくりとした時間の流れ。八女を歩けばホッとする。だから『歩っ都八女』──

 確かに心が落ち着く町である。が,心が落ち着くのは,この町がまだまだ観光地化されていないからなのだ。実際,一部の有名(と思われる)店の前には路上駐車の車が並び,はなはだ無粋であると感じた。それが観光地化,通俗化してくると,路上駐車を減らすために周辺の「歴史的に重要ではない普通の建物」を壊したりして駐車場を作るため,一部の文化財的な建物以外は見るに耐えない状況になってしまうのだ。観光地の裏道がまったく面白くないことが多いのはそういう理由もあるだろうと私は思っている。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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2006年5月 3日 (水曜日)

島原鉄道の終点 加津佐へ

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島原鉄道の終点 加津佐へ


 朝,島鉄本社前駅近くのビジネスホテルの窓から外を見る。

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 背後に聳えるのは雲仙岳の眉山。島原大変のときには,この眉山が崩壊した。

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 視線を右側に移すと,島原城が見える。

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 いつものように,チェックアウト時間ぎりぎりまで部屋でごろごろして過ごす。
 島鉄本社前のホームで加津佐行きの列車を待っていたところ,島原方面へ回送列車が走っていった。

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 加津佐行きの列車がホームに入ってきた。車内はサッカー部の高校生で満員だった。練習試合のために遠征してきたらしい。高校サッカーの国見高校に代表されるように,島原半島はサッカーの盛んな土地である。

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 加津佐駅に到着。

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 加津佐の町を歩いてみる。浜町,入船町いう地名が続き,漁業が盛んだったことがわかる。

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 旧加津佐町役場。

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 万国旗がはためく本町商店街。

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 農協の建物は見事な造りである。

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 加津佐の町は堀川の河口の両岸に広がっている。

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 列車の発車時刻が近づいてきたので,加津佐の街中の路地を通って駅に戻ることにする。

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 車がやっと通れるほどの路地だが,もともとはここが加津佐のメインストリートだったと思われる。

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 加津佐発,諫早行きの列車に乗る。諫早まで約3時間乗り続けることになる。

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 渡るのに多少勇気が要りそうな手製の橋……

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 深江町に近づくと,車窓に普賢岳と眉山が見えてくる。左側に聳えるのが雲仙普賢岳。10年前の火山活動で成長した溶岩ドーム(平成新山)は想像以上の規模であり,遠くから見ても恐怖心を感じる。

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 火砕流や土石流の被害が多発した水無川には大規模な改修工事が施されている。その名の通り,この日,水は流れていなかった。

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 車窓に麦畑が広がる。

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 諫早駅で特急白いかもめ号の博多行きに乗り換える……

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 鳥栖駅に到着。

 さて,今晩は博多周辺に宿をとり,明日は博多や福岡のあちこちを散策してみようと考えていたのだが,博多周辺の宿が軒並み満室である。ビジネスホテルは週末や連休中は空いていることが多く,目的無しの旅では重宝しているのだが,今日のように軒並み満室というのは,何か理由がありそうだ。鳥栖駅のホームでノートパソコンを開き,調べてみたところ,有名な博多どんたく祭りが行われているようだ。さすがはゴールデンウィーク中に全国で最も人が集まるイベントである。これほど有名なイベントに気が付かないとは……,我ながらナサケナイ。
 というわけで,Webの宿予約システムで八女市の宿を予約し,さっそく八女市に向かうことにする。

 行き先を八女に決めた強い理由は特にない。Webの宿リストで「八女」という文字が目に入ったときに,お茶の産地,古い町並み,確かライブドア元社長の堀江氏の出身地…というのが頭をよぎり,鉄道が走らない(過去には鉄道があったが廃止になった)街なので,こういう機会でもないと訪問することもないだろうという程度の理由である。

 八女市の中心街,福島までのバスが発着する鹿児島本線の羽犬塚(はいぬづか)駅を目指す。

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 鹿児島本線に平行して九州新幹線の工事が盛んに行われていた。
 橋脚がやけに細く感じるのは気のせいか……。

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 堀川バスのバス乗り場は羽犬塚の駅前にある。八女市福島を通る矢部行きのバスが遅れて駅前に到着した。
 鉄道やバスを使う旅は大好きだし,あれこれ慣れているつもりだが,バスを利用するときには戸惑うことが多い。乗り方や料金の支払方法が千差万別だし,行き先の表示にも決まりが無いからである。この写真のバスの表示,黒木と矢部と柴庵の関係が理解できるのは,いつもこのバスを利用している人だけだろう。

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 駅前で福島までの切符を買っていたのだが,八女学院前付近で八女市福島の中心街に近いという匂い?がしたので八女学院前で下車。少し歩くと,古い建物が並ぶ街並みが現れた。
 明日,この街をぶらつくのが楽しみだ。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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2006年5月 2日 (火曜日)

火砕流にも負けず今日も走る島原鉄道

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火砕流にも負けず今日も走る島原鉄道


 島原鉄道では,早朝の列車に昔懐かしい塗装を施した古い車両を使用している。旧タイプのディーゼルカーには興味があるので早起きするかどうか迷ったが,結局睡眠を優先してしまった。私はグータラだめ人間なので,気ままな旅をしているときに辛い早起きをする気にはなれないのだった。

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 朝,宿泊したビジネスホテルからJR島原駅を見る。日頃の良い行いのおかげで天気は快晴だ。

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 諫早駅の端にある島原鉄道のホームに列車が入ってきた。

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 島原鉄道の車窓には広大な麦畑が続く。吾妻駅を過ぎたあたりから遠くに有明海が見えてくる。目を凝らすと,諫早湾干拓事業のニュースでよく見る巨大な潮受け堤防が見える。諫早から吾妻までの距離は20kmぐらいだろうか。諫早湾の最奥に諫早駅があるとすると,20kmぐらい沖の海の真ん中を堤防で仕切ったことになる。想像もできないほど大規模な事業だということが実感できる。

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 吾妻駅の隣の古部駅付近から島原鉄道は有明海に沿って走ることになる。古部駅を出てすぐには,このような小さな船だまりもある。私好みの撮影ポイントなので,機会があったら下車してみたい。

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 古部駅の次に海に近くなった大三東(おおみさき)駅で下車した。ホームの隣は海になっている。

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 大三東まで乗ってきたディーゼルカーが走り去った。

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 にぎやかなディーゼルカーのエンジン音が聞こえなくなり,岸壁に打ち寄せる波の音だけが残った。干潟のある有明海のイメージが強かったので,岸壁まで波が押し寄せる海が不思議に感じた。

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 続けてやってきた急行しまばら号,加津佐行き。

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 警報機のない踏切の横に地蔵さんが立っていたので,踏み切りと地蔵さんと両方をいっぺんに写そうと欲張ったところ,結局失敗してしまった。

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 ホームから海を見ながら列車の到着を待つ。アオサだろうか,たくさんの海草が打ち寄せられている。よく見ると,海草の合い間に小さな魚がたくさん泳いでいる。

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 南島原行きの列車に乗り込む。

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 南島原駅。実に立派な駅舎である。南島原には島原鉄道の車庫がある。

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 南島原駅の車庫にはいろいろな種類の車両が並んでいて,見ていて飽きない。

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 駅の近くには小さな入り江があって,船だまりになっている。南島原駅の近くの海には小さな島と入り江が混在した複雑な地形が広がっている。これは,有名な『島原大変肥後迷惑』と呼ばれた雲仙岳の噴火にともなう江戸時代の大災害の名残である。島原市背後の眉山が大崩落して島原の市街地を押しつぶし,有明海に流れ込んだ土砂が大津波を起こして対岸の肥後(熊本県)に被害を及ぼしたのである。つまり,南島原駅近くの海岸に見られるたくさんの小さな島──九十九島(つくもじま)と呼ばれる──は島原大変のときに崩落した土砂なのだ。

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 そんな船だまりの横を島原鉄道のトロッコ列車が走ってきた。

 船だまりの横に広がる有馬船津町を歩いてみる。

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 車の通れない細い路地が続く。ぼんやり歩いていても安心なので,個人的には細い路地は大好きである。

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 浜の川湧水と,それを利用した洗い場。湧水を有効活用するため,洗い場が区分けされていて,洗って良いものが決まっている。
 島原には湧水が非常に多いらしい。

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 有馬船津町側から島原鉄道の列車を撮影する。ついさっきまで水面だった船だまりの水がいつの間にか無くなって,風景が一変している。干満の変化の速度は想像以上に早いようだ。

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 ゴールデンウィークのためか,トロッコ列車が頻繁に走っていた。

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 もう少し古い町並みをぶらついてみることにする。

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 元船津町。

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 元船津町と津町の間に架かる橋の上から川を眺めていたら,島原鉄道の旧塗色の車両が動いているのが見えた。

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 旧塗装の車両が走るのなら,それを撮らない理由はない。さっそく南島原駅近くの踏み切りに移動し,南島原駅を発車した列車を撮影する。

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 南島原駅へ。先ほど発車していった旧塗装車両の運行時刻を確認し,車窓から確認した古部駅近くの船だまりで旧塗装の列車を撮影するため,次の列車に乗ることにする。

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 構内には国鉄のディーゼルカーに似せて塗装した車両が停まっていた。その昔,高校時代まで福島県三春町に住んでいたときに磐越東線を走っていたディーゼルカーの中には,こういう塗装だった車両も多かったため,非常に懐かしく感じる。

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 古部駅へ向かう途中の大三東駅で車内から撮影。今日の昼頃,この駅で下車したときには,ホームの真下まで波が打ち寄せていたのだが,それからわずか数時間後なのに海面ははるか彼方に遠ざかっている。

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 古部駅で下車し,車窓から目をつけていた船だまりへ。走ってきた列車を入れて撮影したが,想像していたのとはずいぶん違った写真になってしまった。

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 狙っていた旧塗色車両も同じような写真になる。島原鉄道らしいといえば,確かに「らしい」写真かもしれない。

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 すっかり干上がってしまった有明海の横を列車が走り去る。

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 船を中心に撮ってみる。遠くには諫早湾の潮受け堤防が見える。

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 古部駅に戻る。諫早方面行きの列車が発車し……

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……すぐ横を走り去った。
 今日の宿は南島原駅のひとつ手前の島鉄本社前駅の近くなので,再び下り列車に乗ることにする。

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 古部駅に下り列車が到着。車内は結構混雑していた。

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 島鉄本社前駅で下車する。
 日没まではまだほんの少しだけ時間があったので,駅近くの公園に設置されていた蒸気機関車をメインにして撮影してみた。やってきた列車は,これまた古いタイプのディーゼルカーだった。

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 島原駅方面に列車は走り去った。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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2006年5月 1日 (月曜日)

肥前浜の歴史ある街並み

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肥前浜の歴史ある街並み


 今日は長崎本線に乗って諫早を目指す。

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 スタートは博多駅。駅前にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいた。

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 博多から長崎行きの特急かもめ号に乗る。運良く先頭車両の前から2番目の席が取れたので,前面展望を楽しむことができそうだ。
 先頭車両には記念写真を撮ったり電車を見るために何人もの人が集まってくるが,残念ながら先頭車両の前は立ち入り禁止になっていた。博多駅のしかるべき人にとって,特急列車の先頭車両で記念撮影を撮るために集まってくる人々は,駅構内の安全を脅かす厄介なひとに見えるのかもしれない。

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 昼飯は博多駅で買った明太子弁当。明太子が別容器に入っていて,美味なり。

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 肥前鹿島駅で特急かもめ号を降りる。隣の肥前浜駅近くの古い町並みを訪問するため,各駅停車に乗り換える。

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 肥前鹿島駅のホームで各駅停車を待つ。

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 肥前浜駅に到着。凝った形の駅舎だ。
 無人駅だが,駅舎の半分は宅配便会社の事務所になっている。

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 肥前浜の駅前には,巨大な鳥居がある。数km離れたところにある祐徳神社の鳥居である。

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 肥前浜(宿)は,江戸から明治,大正時代に港町そして宿場町として栄えた町である。周辺では米作りが盛んだったという背景を元に酒造りが盛んに行われたため(積み出し港が隣接していたことも理由のひとつか),立派な白壁の酒蔵が並んでいることでも知られている。

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 レンガ造りの煙突も見える。

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 特徴的な屋根の形状。以前草葺だった屋根を覆ったものと思われる。

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 古い蔵の裏側にも懐かしい感じの風景が残っている。

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 元気の良い園児たちばかりで,挨拶に応えるのが大変だった。

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 地区の公民館。

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 浜の土蔵は白壁が特徴だ。残念ながら痛みも激しくなっている。観光地化されていないこともあって,補修の費用を捻出するのも難しいのだろう。このまま朽ちさせてしまうのはもったいない……。

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 立派な杉玉(酒林)。うまい酒が出来上がったに違いない。

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 魚市場の文字が残る建物。
 近くを流れる浜川は,現在は河口までしか船が入れないが,昔はこのあたりまで船がさかのぼることができたらしい。船着場もあったと,町を歩いていたおじさんが教えてくれた。

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 この店にも立派な杉玉が。

 町の説明をしてくれたおじさんは,私が町の写真を撮っているのを見て,追いかけてきてくれたのだった。本当に有り難いことである。そのおじさんが,「浜川を渡った南側の庄金地区には,この白壁土蔵造りとは異なる草葺屋根の街並みがある」と教えてくれたので,さっそく行ってみることにする。

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 庄金地区では草葺屋根の民家があちこちに残っている。先ほどまで歩いていた白壁土蔵造りの街並みが商人町ならば,この庄金地区は漁師町だったと思われる。

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 草葺屋根の一軒家がぽつんと残っている姿はときどき目にするが,防火の面からも集落として残っているのは非常に珍しいのではないだろうか。

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 とは言え,防火上の理由などから草葺屋根を覆った民家も多い。

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 集落を歩いていて,あまりのすごさに声を失ってしまった……。

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 近くの事比羅(ことひら)神社の石段を登って,庄金地区を俯瞰してみた。集落内を歩いていると草葺屋根の印象が強いため,もっと多くの草葺屋根が残っているように感じたのだが,こうやって俯瞰するとそれが風前の灯火状態だと言うことがわかる。

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 諫早方面から特急かもめ号が走ってきた。白い車体が風景に映える。

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 特急列車は庄金地区のすぐ横を走りぬけ,浜川に架かる鉄橋を渡る。

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 同じ事比羅(ことひら)神社の境内から,白壁土蔵の多い中町,八宿地区を俯瞰する。

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 事比羅神社への石段はこんな感じである。石段を登っていて,「怖い」と強く感じたのは初めてかもしれない。

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 再び長崎本線の電車に乗り,諫早を目指す。肥前浜から諫早までの区間,長崎本線は有明海に沿って走っている。有明海と言えば干潟が有名だ。有明海が陸の中に入り込んだ形状をしていることから汐の干満の差が非常に大きく,それにともなって大きな干潟が生じるのだが,確かに水のない船だまりに漁船やボートが並んでいる姿を見ると干満の激しさを強く実感する。

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 干潟に立つ塔。何の施設だろうか?

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 諫早駅に到着。諫早は長崎本線のほかに,大村線と島原鉄道が分岐する長崎の交通の要衝である。今日はここ諫早に宿をとることにする。市の中心は諫早駅周辺ではなく,島原鉄道の本諫早駅のほうにあるため,商店街めぐりとはいかないが,駅前に立派なスーパーもあり,買い物には困らない。

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 諫早駅で発車を待つ島原鉄道のディーゼルカー。明日は一日中,この島原鉄道に乗って,撮って楽しもうと思う。

 ところで,島原駅にはバスターミナルが二つあり,いずれも駅前のロータリーではなく,一本の道路を挟んだ向かい側にある。改札口のすぐ前にはなぜか自家用車用の駐車場があるのだが,やはりここは公共交通機関であるバスターミナルを駅に隣接させるべきだろう。
 また,二つのバス会社が別々のバスターミナルを持っている状況も,理想を言えばひとつのバスターミナルに統合すべきだと感じた。

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 諫早駅から見て右手側のショッピングセンターの1F部分にあるのが,諫早バスのバスターミナル。

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 諫早駅から見て左手側のビジネスホテルの1F部分にあるのが,島鉄バスのバスターミナルである。

【使用したカメラ】
・Nikon D2X + AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
・PENTAX Optio WP

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