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2005年12月 2日 (金曜日)

ドイツ土産のキャビアを食らふ

 職場の上司が一週間のドイツ出張を終え,今日から復帰。今回の土産は……

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 キャビアである。もちろん,スプーンひと掬い数千円もするチョウザメのキャビアでないことは確かだが,キャビアの味を語れるほど食べつけているわけではないし,味覚が優れているわけでもないので,たとえイミテーション・キャビアでも美味ければ問題ない。

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 たっぷり掬い取って,むしゃぶりつく。美味なり。
 こういう商品は,99%の人はチョウザメのキャビアではないことを知った上で買っているだろう。イミテーション・キャビアといったまがい物として売るのではなく,堂々と「ランプフィッシュの卵(かどうかは不明だが)」を名乗ってもいいんじゃないだろうか。

 以降は味覚オンチの私の戯言だが……,要はチョウザメの卵とランプフィッシュの卵の価格の違いは,その味覚の良し悪しではなく,希少価値の高低によるところが大きいのだ。かつては学校給食用の安価な動物性タンパク質として大量に使用されていたクジラの肉が,今や高級食材として定着している。チョウザメのキャビアとは無縁な我々庶民が平穏な毎日を送るには,「キャビア」にまつわるものをエポケー(括弧入れ)し,事象そのものへ立ち戻る必要があるのかもしれない。
(半分ジョーク)

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コメント

D-Jin です。

上司の方は随分しょっちゅうドイツに行かれるようですね。一体ご商売は何・・・?

ところで写真のキャビアの蓋の「Deutscher Cavier ドイツ産キャビア」というタイトルの下に「aus Seehasen-Rogen」とありますね。要するに「Seehase ゼーハーゼ」という魚の卵が原料ということですが、「Seehase」は直訳すれば「海のウサギ」ですね。

ウサギと何の関係があるのかなと思って、Seehase を独和辞典で調べてみたら第一の意味が「アメフラシ、ウミウシ(の一種)」で、第二が「ホウボウ(の一種)」でした。まさかアメフラシではあるまいと思い、こちらで買ったシーフード事典を調べてみましたら、Seehase は英名でランプフィッシュと呼ぶことが書かれてありました。ですからお召し上がりのキャビアは、ほぼ間違いなくランプフィッシュの卵です。
 
事典によればこの魚の肉はかなり水っぽい味で、そのかわり何しろキャビアは大量に取れるようです。ですからおっしゃるように希少価値は全くなさそうな感じがしました。また、「あくまでチョウザメキャビアの代用品でしかないが、冷製料理の見た目を魅力的にする」というような記述があります。

テーマから外れてるかも知れませんが、個人的には「イクラ」が何よりも一番好きです。特に熱々のご飯にたっぷり乗せたやつが・・・。

クジラは子供の頃はカン詰でもよく出ていたし、学校の給食にも出ませんでしたっけ。我が家でも時々網で焼いたのが食卓に上がったように思います。何にしてもあまりおいしいと思って食べなかったような気がします。

ちなみにドイツでクジラが食卓に上がることはもちろん皆無です。

投稿: D-Jin | 2005年12月 5日 (月曜日) 06時57分

 D-Jinさん,コメントありがとうございます。
 商売は特に怪しいものではなくて,とある機器の開発・設計をやっているエンジニアですよ。一部の機器をドイツの企業から購入しておりまして,たまーに技術的なやりとりのためにエンジニアが出張しなければならない事態が生じます。まぁ,ハードウェアは「百聞は一見にしかず(古い言葉ですが)」的な面が強いので,やむを得ないところです。

 ドイツ産キャビアのリサーチ,ありがとうございます。
 イミテーション・キャビアには,ランプフィッシュの他にニシンの卵(日本では縁起物として正月の料理には欠かせない「数の子」ですね)を使ったものもあるらしくて,「aus Seehasen-Rogen」がランプフィッシュなのかニシンなのか,実は良くわからなかったのでした。

 イクラは美味いっすよねぇ。私も大好きです。持病の痛風(=高尿酸血症)には小粒タマゴ系は良くないと言われるのですが,好きなものは仕方がないです。

 日本でもクジラが食卓に上がることは皆無になりました。日本のクジラ文化が欧米のエセ博愛主義に滅ぼされてしまった,という印象です。鎖国していた日本に開国を迫り,鯨油目的でクジラを捕っていた某捕鯨先進国とは違って,クジラの頭から尻尾までほとんど無駄にしない「伝統文化」だったのですが……。

投稿: 三日画師 | 2005年12月 7日 (水曜日) 02時16分

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