« お茶の水〜神保町 | トップページ | 西新宿 ── そして大久保 »

2005年11月22日 (火曜日)

グミ・キャンディの謎

 昨晩から体調が思わしくなく,いろいろ仕事がたまって休める状況ではないのだが,今日は会社を休んでしまった。体調管理もできないようでは社会人失格だ……と痛切に感じる。

051123-010317
 職場の上司が以前のドイツ出張で買ってきた土産物のキャンディの空き袋である。ゼリーを硬くしたような強い弾力のある,いわゆるグミ・キャンディだった。

 私にとって「グミ」といえば,グミ科の木に生る赤い小さな果実「グミ(胡頽子,茱萸)」であり,甘酸っぱく,ちょっとだけ渋みのあるその味は小さな頃の強烈な思い出の味でもある。だから,「グミ」の味はあくまでグミ果実の味であって,「オレンジ味のグミ」や「ブドウ味のグミ」などは有り得ないものだった。本物のグミの甘酸っぱい味を知らない人間が,グミとは似ても似つかない姿形,色,味のキャンディを「グミ」とか「グミ・キャンディ」と呼び,グミと言えば「○○味のグミ・キャンディ」になりつつある状況に,えもいわれぬ焦燥感すら感じていた(ちと大げさだが)。

 だが,ドイツ土産のキャンディの袋を何気なくひっくり返してみて,私は愕然とした。

051123-010528
 私の目に飛び込んできたのは,「FRUCHTGUMMI」の文字だった。紛れもなく,このキャンディが「フルーツ・グミ」であることを語っているではないか。「グミ」はドイツでも「GUMMI」だったのだ。あわてて英語の辞書を調べると,「Gumminess」「Gummy」:「ゴム(性)の,粘着性の,ねばねばする」とある。

 なんのことはない,私がグミの果実のことだと思っていた「グミ」「グミ・キャンディ」は,グミ科の木の果実とはまったく無関係の,ガム風の弾力性のあるキャンディのことだったのだ。なんという勘違いだろうか。我ながら情けなくなってくる。これで,思い出のグミの味を再現した『グミ味のグミ・キャンディ』が実現しそうにないことだけは確かである。

|

« お茶の水〜神保町 | トップページ | 西新宿 ── そして大久保 »

」カテゴリの記事

コメント

グミに関して深く追求されたのですね。私のような単細胞の人間は、「これは果実のグミとは違うだろう。固いこんにゃくを甘くしたキャンディで、グミと呼ばれる菓子なんだ。」と、単純に考えておりました。
キャンディのグミはドイツでもグミだった...
トリ~ビア~(~_~;)でした。
疲れには睡眠が一番。どうぞ、心身ともに休めてお大事に。

投稿: BellのMatis | 2005年11月23日 (水曜日) 23時04分

 BellのMatisさん,お久しぶりです。
 深く追求していたわけでもなんでもなくて,グミ科の実の「グミ」をキャンディにしたのが元祖グミ・キャンディだったはずであると,単純に勘違いしてただけなんです。木の実の「グミ」を知らない人も多くて,勝手に悩んでおりました。

 体調のほうは2日間ゆっくりしたら,だいぶ良くなりました。お心遣いありがとうございます。

投稿: 三日画師 | 2005年11月24日 (木曜日) 01時22分

三日画師さん、ドイツ在住同級生の D-Jin です。

グミの木は住んでいた田舎の家の近くにあって、毎年沢山の実がなりました。それをよく従兄弟達と一緒に木に登って取って食べたものです。

さて、ドイツ語の「Gummi」は、基本的には「ゴム」のことですが、「ガム」の意味でも使われます。例えば「Gummiring」と言えば「輪ゴム」ですし、「噛む」を意味する「Kau」をくっつけて「Kaugummi」とすると「チューインガム」の意味になります。

今回召し上がられたゼリー型グミの製造元である HARIBO は、グミの販売ではその種類、味共にドイツの代表格とも言える企業であります。会社の名前は、1920年にハンス・リーゲル(Hans Riegel)という人がドイツのボン市(Bonn)にこの会社を立ち上げたことから、ハンスの HA、リーゲルの RI、ボンの BO を取って HARIBO としたのです。

このグミはいろんな形、いろんな味のものが出ているのですが、写真のゴールドベーレン(GOLDBAEREN=金熊)はもっともポピュラーかつ元祖オリジナル的な製品と言えると思います。HARIBO と言えば普通はまずこの金熊のことを連想すると言っても過言ではありません。

宣伝文句は「HARIBO MACHT KINDER FROH, UND ERWACHSENE EBENSO」で、意味は「ハリボーは子供を喜ばせる、そして大人も同様に」なのですが、これが袋の表側の赤い帯の中にしっかり書いてあります。また、テレビコマーシャルでもこの文句が最後に高らかに歌われるようになっています。

実は私はこれが大好きで、食べ始めると止まらず、一袋を平らげてしまうので、滅多に食べないようにしています。

私もこのところ体調がすぐれないのですが、お互い気をつけたいものですね。

投稿: D-Jin | 2005年11月26日 (土曜日) 20時59分

 D-Jinさん,ごぶさたしてます。
 ヨーロッパが寒波に襲われていて,ドイツでも大雪で大規模な停電が発生しているというニュースを見ましたが,D-Jinさんのところは大丈夫ですか?

 三春町の周辺はほとんどがいわゆる里山なので,グミの木をはじめとして,食べられる果実や種子をつける木が多かったように思います。アケビなんかは飽きるほど食べた記憶があります(もっとも,アケビを食いたいのか,アケビを取るために木に登ったりツルにぶら下がったりするのと,どちらが楽しかったのか怪しいところですが)。

 ドイツ語の「グミ」の解説,ありがとうございます。学生の時には第二外国語としてドイツ語を選択したはずなのですが,あまりにつらい記憶だったためか,脳味噌が当時の記憶をきれいサッパリと削除してしまったようです。「HARIBO」は,日本的な響きのある単語なので,ひょっとしたら日本とのつながりもあるんじゃないかと感じてましたが,特に関係は無かったのですね。

 お互いに(「気持ち」や「精神的」な年齢は別ですが,少なくとも実年齢は)若くない年齢になりましたね。無理せず,マイペースで行きましょうか。

投稿: 三日画師 | 2005年11月27日 (日曜日) 23時36分

御返事ありがとうございました。

寒波の方は、私のところは連日最高気温が0度前後、最低気温がマイナス5度前後と、寒いことは寒いのですが、最高気温がマイナス10度以下という時期もありますから、今の寒さが特にひどいということはないですね。雪も積もってはいますが5、6センチで、停電するほどではありませんので、実家の方でも心配してくれていますが、特に問題はありません。

三春では昔は木に上ったり、川でザリガニを捕ったり、山にカブトムシを捕りに行ったりしたものですよね。アオダイショウをなぶり殺しにしたこともあります。今の子供達は世の中が物騒になったこともあり、そういうこともなかなか出来なくなっているのではないでしょうか。

学生のときは、私もドイツ語を選択しました。なぜかと言うと、英語がチンプンカンプンになってしまっていたので、ドイツ語なら始めからきちんとやればついて行けるのではないかと思ったからです。でもやっぱり途中でわからなくなってしまい、普通は3年間で終わるところを、試験で赤点を取って落第し、もう一年下級生に混じって履修しなければなりませんでした。どっちにしても当時「HARIBO」なんて単語は出て来なかったですけどね・・・(^_^;)。

身体の方は、私はどうも胃をやられたようです。腹が減るとキリキリ痛むんです。食欲もなく、常にだるい感じで、さすがにヤバいと思い、医者に行って来ました。今出してもらった薬を服用しながら療養中ですが、今週中にでも胃カメラなどの精密な検査を受けようと思っています。

確かにもう若くないですねぇ・・・(-_-;)。

投稿: D-Jin | 2005年11月29日 (火曜日) 03時01分

 D-Jinさん,こんばんは。

 最高気温が0度ですか……。さすがにヨーロッパ,亜熱帯になりつつあるかのような日本とは違いますね。こちら神奈川では,ここ数日の日中の気温が20度近くもあって,穏やかではあるものの多少異常な感じです。

 子供たちが外で遊ばなくなったと言われて久しいですね。やっぱり子供たちを取りまく環境が変わってしまったんでしょうね。物騒なだけなら,子供はそれほど気にしないばかりか,むしろ怖いところへは好んで「冒険」に行きそうな気もしますし。
 ブログの中の写真を見て気づく人は気づいたと思うのですが,街並みや鉄道風景を見るときに,私は住宅の裏山のようなところから俯瞰するのが好きなんです。ところが,ちょっと俯瞰できそうなところへ登る土手などにはフェンスが設けられていることが多いですし,かつては子供たちが遊んだと思われる小さな川の両側にもフェンスがあって入ることができないことが多いです。そういう小さな環境の変化の積み重ねが,子供たちを外で遊びにくくしているような気もします。

 空腹時に胃が痛むというのは,私の症状と似てますね。ちなみに私は十二指腸潰瘍でした。昨年の健康診断で胃のレントゲン(バリウム飲むヤツ)で異常が見つかり,胃カメラでの精密検査で判明しました。潰瘍の原因によっては,薬が合わないと悪化させることもあるらしいので,早めに見てもらったほうが良いかもしれませんね。
 胃潰瘍に比べると十二指腸潰瘍は若い人に多い,という医者の言葉に,「おっ,俺もまだ若いか」と思ってしまった私……です。

投稿: 三日画師 | 2005年11月30日 (水曜日) 02時19分

三日画師さん、どうも。

先日胃カメラをやりまして、その結果胃に1センチほどの潰瘍が出来ているのがわかりました。胃潰瘍は20年ほど前に日本でやって入院したことがあり、その時は直径が5センチ、深さが1センチありましたから、今回のはまあそれに比べれば大したことないんでしょうけど、痛いものは痛いですよね。

しばらく仕事を休むことになるのか、それとも仕事をしながら治療するのか、主治医と話す必要がありそうです。正直のところ、完治するまで仕事のことは考えたくないのが本音なんですけどね。

検査に先立って主治医からは、今ではバリウムのレントゲン検査はやらないと言われてました。結局詳しいことはレントゲンではわからないからだそうです。でもよく考えてみると、どうせ胃カメラをやるのなら、確かにレントゲンは不要のような気もします。

日本では幼い子供が殺害される事件が相次いでいますね。うちの子も6歳なので人ごとじゃないです。子供をどこまで自由にさせ、どこから監視状態に置かなければならないのか、どうやって子供を守ったらいいのか、難しいところですよね。一応知らないオジさんに声をかけられたら直ちに走って逃げるようには言ってあるのですが、それで防げるものかどうか・・・。

何はともあれお互い潰瘍にはせいぜい気をつけることにしましょう。

投稿: D-Jin | 2005年12月 3日 (土曜日) 00時52分

 D-Jinさん,おばんです。
 1cmの潰瘍で良かった……ですかね。5cmと言ったら,ヘタすると腹膜炎ですもんね。

 バリウム飲んでのレントゲンに限らず,有効性に疑問が持たれている検診方法が連綿と続けられているのが日本の健康診断なんです。毎年検診をしているグループと検診をしていないグループとで,がんを始めとする病気の早期発見に有意差が見られなかったというデータがいくつも発表されていたりします。むしろバリウムのレントゲン検査は有効なほうかもしれません。

 子供に対する異様な犯罪の連続は,本当に気持ちが悪いですね。昔から「人さらい」というものは存在していて,そういうものは犯罪自体が闇から闇に葬られてきたと思われますので,同様の犯罪が昔に比べて増えているのかどうか判断できませんが,なんとか知恵を絞って,海外の対策等を参考にして,うまい具合に防ぎたいものです。

投稿: 三日画師 | 2005年12月 5日 (月曜日) 01時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: グミ・キャンディの謎:

« お茶の水〜神保町 | トップページ | 西新宿 ── そして大久保 »