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2005年9月の15件の記事

2005年9月25日 (日曜日)

北国街道海野宿を歩く

 別所温泉で出会った爺さんに「海野宿」を強く奨められたので,さっそく歩いてみることにする。江戸時代の建物が残る町として名前を聞いたり,写真を見たりしたことはあったが,観光地化されてハリボテのような街並みになっているのではないかと勝手に思い込んで,今まで訪れることはなかったのだった。

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 海野宿の東端にある白鳥神社付近から海野宿の街並みを見る。見事な越屋根である。

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 宿場町として栄えた海野宿だが,明治時代になって宿場町の機能が縮小し,養蚕が盛んになったそうである。立派な越屋根は,カイコを保温するために焚いた火の煙を建物の外に出すための気抜き窓である。

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 道(旧北国街道)の真ん中には水路が設けられ,今でも豊富な水が流れている。あちらこちらでコスモスが満開だった。

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 見事な卯建(うだつ)である。卯建は建物の妻の壁を屋根の高さまで伸ばしたもので,防火の役割を果たすものだ。建物の装飾的な意味合いも大きく,裕福な家でなければ設けることができないことから,「うだつがあがらない」という言葉が生まれる要因になっている。

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 水路を流れる水がとても綺麗である。水路の中をよく見ると,なんとサワガニが動き回っていた。生活排水は流れ込んでいないようだ。

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 何も考えずにシャッターを切っても,それなりに綺麗な写真が撮れてしまう。

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 あちこちに咲いている花も,綺麗な街並みの良いアクセントになっている。

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 右側が本陣跡。

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 適当に写真を貼り付けていると,あっという間に容量が増大してしまう。これだけ古い建物が建ち並ぶのも珍しい。

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 朝からずっと曇り空だったが,夕方になって少しずつ晴れ間が見えてきた。もうすぐ10月だというのに,晴れ間に合わせて裏の山からミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきた。

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 海野宿の裏側にまわると,一面の田んぼが広がっていた。はざかけが美しい。

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 千曲川に西日が差す。

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 大屋駅付近にも古い建築物が残っている。大屋は諏訪や伊那方面を結ぶ荷物の集散地として繁栄した町である。かつては上田交通の電車が上田−大屋間,さらには丸子町まで伸びていたのだった。

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 千曲川にかかる大屋橋から小諸方向を見る。
 大屋橋の下流には,かつて丸子町まで伸びていた上田丸子電鉄丸子線の鉄橋が残っていて,鉄道橋として特徴のあるトラスを見ることができたのだが,5年ぐらい前の台風で橋脚が傾き,とうとう新しい橋に付け替えられてしまったようだ。

 ── 縦横比4:3の写真はPENTAX OptioWP,3:2の写真はNikon D2Xで撮影 ──

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信州の鎌倉 ── 別所温泉

 長野からしなの鉄道で上田へ。上田交通別所線で別所温泉へ向かうことにする。
 別所温泉は北向観音などの古い神社仏閣が多いことから「信州の鎌倉」とも呼ばれる。鉄ちゃん的には上田交通別所線の電車に惹かれるものがあるが,今日は温泉街歩きをメインにしようと思う。

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 上田交通別所線の駅の前に,峠の釜めしで有名なおぎのや(本店は信越本線横川駅近く)が店を出していた。

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 ホームで待っているのは元東急のステンレス電車。古くは側面に丸い窓がある丸窓電車が走っていたことで有名な別所線だが,現在はすべての車両が元東急のステンレス電車に置き換わっている。
 まったく味気ないステンレス製の電車であるが,最近一部の電車が丸窓電車風に塗られて走っているらしく,楽しみである。

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 終点の別所温泉駅に到着。

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 別所温泉駅からさらに坂を登ってゆくと,緑の中に純和風の旅館が並んでいる。

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 周囲を緑の山に囲まれているためか,落ち着いた感じのある温泉街である。

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 共同浴場。温泉街にはいくつかの共同浴場があり,温泉街はこれらの共同浴場を中心に形成されている。

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 平坦な土地が無く,温泉街全体に坂道が張り巡らされている。

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 どんどん坂を登る。今日は電車のことを考えないつもりだったが,ひょっとしたら高いところから別所線を俯瞰できそうな気がして坂を登った。が,周囲の山には木々が茂り,俯瞰できそうな場所は見つからなかった。

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 別所温泉駅に戻ると,待っていたのは丸窓電車風に塗られ,側面に丸窓風の板をはめ込んだ車両だった。

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 風格そして雰囲気のある駅である。

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 ステンレスの車体への塗装ということで,奇妙な感じになっているんじゃないかと危惧していたが,意外に良い感じにできている。

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 上田駅に到着。車内の釣り広告には,昭和初期の復刻版の広告が使われていたり,丸窓電車の現役時代の写真が貼られていたりして,楽しめるようになっていた。

 ── 縦横比4:3の写真はPENTAX OptioWP,3:2の写真はNikon D2Xで撮影 ──
   (OptioWPの写真が少しフレアっぽいのがちょっと気になる……)

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長野の朝/駅までぶらつく

 昨晩は善光寺の参道である中央通り横のホテルに宿泊。Webサイトで当日予約したのだが,なかなか空き部屋のあるホテルが見つからなくて困り果てた末,やっと見つけたホテルだったにもかかわらず,部屋は私が大好きな高層階だった。

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 善光寺方面を見る。問御所町付近では規模の大きな再開発工事が行われている。
 台風の影響もあって,朝から曇り空である。よく見ると,ときおり小雨が降っているようだ。

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 長野駅までぶらつく。

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 ショッピングプラザ again。ビル自体は古い感じだが(「ショッピングプラザ」という名称も古いかも),意外に若者向けの店が入っているようだ。

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 中央通りから路地に入る。飲み屋街のような雑多な路地を見つけることはできなかった。

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 ながの東急百貨店。長野駅前では最も賑やかな一帯である。

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 長野駅前から末広町の交差点方面を見る。土産物屋やビジネスホテルが建ち並ぶが,現在の人の流れからは外れているように感じた。

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 長野駅前にかかる歩道橋の上から駅前広場を見る。

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 この歩道橋,なぜか駅方向(右側)に伸びず,中途半端に切れている。当然利用者は非常に少ない。

 ── 縦横比4:3の写真はPENTAX OptioWP,3:2の写真はNikon D2Xで撮影 ──
   (OptioWPの写真が少しフレアっぽいのがちょっと気になる……)

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2005年9月24日 (土曜日)

権堂商店街から善光寺参道へ

 長野発湯田中行きの特急は長野から須坂までノンストップで走るが,長野行きの特急は長野の中心に近い権堂駅に停車するので下車してみることにする。

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 薄暗い権堂駅改札前。電話ボックスが壁にきれいに埋め込まれているのが目にとまった。改札前の地下道は,そのまま横のイトーヨーカドーの地下フロアとつながっている。

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 権堂商店街は立派なアーケードのある長野の中心商店街である。

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 権堂アーケードの周辺には松竹相生座,長野東映などの映画館もある。

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 横にもいくつかの商店街がのびているが,集積度はそれほど高くないように感じた。

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 ところどころに歴史を感じさせる建物が残っている。

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 善光寺の参道である中央通り。奥に善光寺の門の屋根がちらっと見える。

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 セントラルスクエア。地図で「セントラルスクエア」という名称を見て,大規模な商業施設だと考えていたのだが,どうやら長野オリンピック時に表彰式などが行われた場所らしく,なんとなく記憶に残っている。こんな殺風景な駐車場として残し,商店街に歯抜けを作るのであれば,いっそのこと取り壊してしまったほうが良いんじゃないかと感じた。

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 中央通りの街路樹にはたくさんの実がなっていた。これはなかなか面白い。どうやらリンゴの木が街路樹に使われているようだ。

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 裏通りにはまだまだ古い佇まいが残っている。

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 長野オリンピック前,急激にビルが増えた長野市だが,オリンピック後にはその反動かしばらく停滞しているように感じる。ここ新田町の交差点付近では規模の大きな工事が行われており,やっと停滞から抜け出しつつある雰囲気もないわけではない。

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長野電鉄に乗って湯田中温泉へ

 長野電鉄で湯田中温泉へ行く。
 長野電鉄に乗るのは木島線が廃止になる直前以来のことになるから,約4年ぶりである。その後,特徴あるOSカーが廃車になって,元営団地下鉄の車両ばかりになってしまったこともあって,足が遠のいたのだった。先日,小田急のロマンスカーが長野電鉄に譲渡されるというニュースが発表され,また訪れる楽しみが増えたように思う。

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 長野市の市街地区間は地下化されているため,駅の入り口は地下鉄のような感じになっている。

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 長野駅のホームには,湯田中行きの特急と信州中野行きの各駅停車が停まっていた。各駅停車の車両は元営団地下鉄の車両ばかりになっていると思っていたのだが,ホームに停まっているのは元東急の車両ではないか。しかもそれほど古くないタイプの車両なので,長野電鉄にやってきたのも最近のことと思われる。

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 湯田中までの特急乗車券。特急列車に乗るには乗車券の他に100円の特急券が必要になる。特急乗車券は乗車券と特急券が一緒になった切符だ。

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 湯田中駅に到着。

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 駅に隣接した踏切から乗ってきた電車を撮影する。
 この車両は長野電鉄独自のもので,50年近く前に設計されたとは思えないモダンなスタイルがすばらしい。特急列車に使用されており,動力駆動系にカルダン式を採用するなど,デザインだけでなく機械的にも先進的だった車両である。

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 湯田中駅の反対側には旧湯田中駅舎が温泉施設としてそのまま保存されている。旧駅舎のほうが手入れが行き届いており,レトロ風の新しい建物かと勘違いしそうである。

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 駅から坂を登るかたちで形成された温泉街。飲食店街,歓楽街は目立ったものが無く,純粋に「温泉」を楽しむ雰囲気があるように感じた。

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 共同浴場が点在する。

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 地図を見たときには気付かなかったが,夜間瀬川に沿って形成された温泉街は,夜間瀬川の河岸段丘の上下に分かれている。段丘は意外に高く,大きな段差がある。河岸段丘の上にあるのが湯田中温泉街である。段丘の下にも温泉街が広がっているが,正確には星川温泉,穂波温泉というふうに別の名前が付いていて,それらを全部合わせて湯田中渋温泉郷と呼ぶ。

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 湯田中駅の近くにある神社の前には広場があり,ちょっと変わった雰囲気がある。

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 そろそろ長野市に戻るため,湯田中駅に戻る。雰囲気のある駅舎である。

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 ホームに長野からの特急電車が入ってきた。日中,湯田中駅にやってくる電車はすべて特急電車である。
 駅構内の線路配置が変わっていて面白い。ホームは平坦なところに設置されているが,駅の手前が急勾配になっているため,電車がそのままホームに停まると前の2両しかホームにかからない。そのため,電車は一端駅を通り過ぎて踏切を横切ったところで止まり,後ろ向きにスイッチバックしてホームに入ってくるのだ。これを知らない人がうっかりして車内アナウンスを聞き逃したりすると,最近マスコミのネタになっている「オーバーラン」かと勘違いしそうである。

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 電車はホームに入ってきたが発車までは時間があったため,再び駅の外から電車を撮影してみる。

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 湯田中駅前からは,「奥志賀高原」や「白根火山」行きのバスが出ている。

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 長野行き特急電車が村山駅近くの村山橋で千曲川を渡る。この村山橋は,自動車と電車が同じ橋を渡る道路併用橋として有名である。道路併用橋として最も有名だった名鉄犬山橋(犬山遊園−新鵜沼間)の併用が解消され,村山橋はある意味で貴重な橋となっている。

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 長野市の中心繁華街に近い権堂駅で下車する。下り特急電車は長野から須坂までノンストップだが,上り特急電車は権堂駅にも停車する設定になっている。

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松本から篠ノ井線で長野へ

 松本から篠ノ井線で長野へ向かう。篠ノ井線は中央本線の塩尻としなの鉄道,信越本線の篠ノ井を山越えで結ぶ路線である。途中の姨捨駅付近から見下ろす善光寺平の風景はことに有名で,日本三大車窓のひとつとなっている。

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 松本駅前の商店街。近年,アーケードを撤去するなど大胆に変貌した。

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 中には歴史ある建物も残っていたりする。

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 松本駅。数年前から駅構内の大改造工事が続いており,ちょっと不便な印象がある。新宿方面や名古屋方面からの特急列車がひっきりなしに到着する。

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 ガラガラの甲府行き普通列車が発車時刻を待つ。空いている電車を見ると乗り込んでみたくなる……。

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 篠ノ井線の車窓。稲刈りが進み,はざがけが整然と並ぶ。ホッとする風景である。

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 冠着(かむりき)トンネルを抜けると,車窓に善光寺平が見え始める。

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 姨捨駅。篠ノ井線は急峻な地形を越えるため,この姨捨駅や途中の信号所がスイッチバック式になっている。進行方向が変わることもあって,各駅停車は長時間停車することが多い。
 姨捨駅では何度か途中下車しているが,この駅からの絶景を楽しむために自動車で訪れる人が非常に多い。トイレを利用するだけの人も多く,その費用を誰が負担しているのかを考えると,ちょっと不満を感じる。

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 姨捨駅のホームからの見晴らしは絶品である。眼下には棚田が広がっており,小さな田んぼひとつひとつに月が映り込む姿は「田毎の月」として知られているが,最近は棚田が大幅に減少して「田毎の月」は言葉だけになりつつある。

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 姨捨を過ぎると列車は急坂を下るように篠ノ井を目指す。

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 稲荷山付近まで下ってくると,線路際には果樹園が多くなる。

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 長野駅に到着。篠ノ井線の車窓に満足して下車する。

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 長野駅前のデッキから駅前広場を見下ろす。
 続いて,長野電鉄に乗って終点の湯田中温泉に向かうことにする。

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2005年9月23日 (金曜日)

諏訪市上諏訪駅周辺を歩く

 中央本線で上諏訪駅近くを通るたびに見える小さな商店街や街並みが気になっていた。今日はその上諏訪駅周辺を歩いてみようと思う。

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 八王子駅からスーパーあずさ21号に乗る。三連休の初日ということもあって午後の指定席は満席,午後2時半のグリーン席がやっと取れた。上諏訪への到着は午後4時過ぎになってしまうが,しかたがない。

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 上諏訪駅到着。上諏訪駅は諏訪市の玄関駅である。上諏訪温泉だけでなく,近くの霧ヶ峰高原や車山高原へ向かう拠点となるため,乗降客が多い。駅のホームに温泉が設置されていることでも有名である。
 旧甲州街道である国道20号線のある東側,上諏訪の宿場町があった側に駅の正面出口がある。諏訪湖や上諏訪温泉があるのは駅裏側の西口側になる。

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 中央本線と平行に通る国道20号線に沿った駅前(横)の商店街。道路は路上駐車がしやすいように車道を広く,歩行者が歩きにくくなるように歩道が狭く作られている。

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 中央本線の線路沿いに飲食店街を歩く。商店と小さな神社が軒を連ねている。

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 中央本線の車内から見える飲食店街。西日が差し込むころ,すでにカラオケの声があちこちから聞こえてくる。

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 中央本線の踏切横のスワ・サンロード商店街。

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 国道20号線の両側に連なる本町1丁目商店街。元銀行と思われる重厚な建物などが建ち並ぶ。

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 貴金属,宝石,時計店が多い。

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 見事なファサードを持つ商店。この地のかつての繁栄が偲ばれる。

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 西日が傾いてきた。駅の西側の温泉街も歩いてみたかったが,東側の宿場町を見て歩くだけで,あっという間に時間が経ってしまった。

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 町の定番,角のたばこ屋さん。かつての看板娘が今も店を取り仕切る。

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 末広町一帯には花松館という映画館もあり,町の中心的な商店街となっている。

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 このあたりも末広町で,すぐ裏側を中央本線が通っている。

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 上諏訪駅の北側の商店街には飲食店が多い。

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 信州らしく,植え込みにはリンゴがたわわに実っている。

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 上諏訪駅ホーム。宿泊予約した松本を目指す。
 右側に停まっているのは飯田線の電車である。飯田線の列車の一部は上諏訪駅まで乗り入れているのだ。

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 松本駅到着。駅前にはまばゆいほどのネオンが光る……。

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2005年9月19日 (月曜日)

トンボ舞う宇都宮の商店街

 昨晩は餃子をたらふく食って,宇都宮駅前のビジネスホテルに宿泊。今日は宇都宮の商店街を歩いてみることにする。

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 ビジネスホテルの窓からJR宇都宮駅方面を臨む。特に高層の部屋を予約したわけではないが,高いところに登りたがる煙や阿房と同類と思われたのか,運良く最上階の部屋だった。

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 宇都宮の中心商店街はJR宇都宮駅付近ではなく,西側の東武宇都宮駅周辺に存在している。そのため,JR宇都宮駅前に大きな商業施設や商店街はない。

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 駅の周辺にはたくさんの宿泊施設が集まっており,中にはこのような見事な唐破風のある旅館もある。

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 駅前大通りは宮の橋で田川を渡る。

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 駅前大通りは交通量が多く,商店街といえるほどの商業集積はない。ところどころにアーケードが設けられていたりして,かつては連続した商店街になっていたのかもしれない。

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 裏通りに入る。一番町から三番町付近には古い建物が点在する。

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 中央五丁目付近には小さな商店街が網の目のように広がっている。飲食店も多い。

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 市街地の中央を流れる釜川は綺麗に整備されている。橋には東屋があり,川のせせらぎを聞きながら座って休むことができる。釜川の流量は意外に豊富である。

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 屋台横丁である。細く曲がりくねった路地を人工的に作り,その両側に飲食店が並ぶ。中心商店街の空洞化は全国各地で進んでいるが,道路の拡幅が空洞化の一要因になっている事例が多いように思う。ここでは,あえて狭い路地を作るという発想が新しい(個人的には「商店街は狭くあるべし」と考え続けているが)。まだ午前中なので開いている店はないが,夜の賑わいが感じられる。

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 宇都宮最大のアーケード商店街,オリオン通り。周辺には大型店も並ぶ。
 商店街では「ジャズの街 UTSUNOMIYA」を強くアピールしている。アルト・サックス奏者のナベサダこと渡辺貞夫が宇都宮出身であることからの便乗と思われるが,商店街のBGMにジャズが流れているわけでもなく,街にジャズ・スポットが多いわけでもなく,街頭でジャズ・ライブをやっているわけでもなく,なんとなく看板倒れになっているように感じた。また,渡辺貞夫の代表作は『マイ・ディア・ライフ』『カリフォルニア・シャワー』『オレンジ・エクスプレス』あたりなので,一般的にはジャズと言うよりフュージョンの人だからなぁ。

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 オリオン通りとパルコの横の通りの先には石段があり,小高い丘の上には二荒山神社が鎮座する。参道の両側には老舗と思われる上野百貨店が建っているが,すでに閉鎖されている。

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 中央通りには古くからの商店街が残るが,交通量が多く,簡単に道路を渡れない現状はちょっと厳しい。

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 県庁前通り付近から,また釜川沿いを歩く。都市部にしては珍しく,トンボがたくさん飛んでいる。

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 本町という地名からすると,古くは宇都宮の中心だったのだろう。飲食店が多い。

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 大通りから東武宇都宮駅方面を臨む。この付近とオリオン通りが宇都宮で最も賑やかなところだ。

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 正面のアーケードがオリオン通り,右側のビルが東武宇都宮駅が併設された東武百貨店である。東武宇都宮線は1時間に2本しか電車が走っていないのだが,それが信じられない。

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 オリオン通りをそのまま西へ向かい国道を渡ると,通りの名前はユニオン通りと変わる。

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 東武宇都宮駅の東南側には地上げで歯抜けになった商店街が一部だけ残っている。

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 無惨な姿を見せる商店街の南側には,大谷石建築物として有名な松が峰教会がある。皮肉なことに商店街の建物が無くなっているため,遠くからでも立派な二つの塔が見える。地上げが済んで再開発が進めば,この二つの塔も新しいビルに見下ろされることになるだろう。

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 東武宇都宮駅の改札口。JRではなく東武線でゆっくり帰ることにする。

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 東武宇都宮駅に栃木からの電車が入ってきた。東武宇都宮線の電車は,日中は各駅停車が栃木駅と東武宇都宮駅の間を1時間に2本の間隔で往復している。

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 新栃木駅で準急に乗り換え,尻が痛くなるほど乗り続けて,北千住駅で地下鉄千代田線に乗り換える。運良く,1本後の電車は小田急線直通の準急唐木田行きだった。

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 明るいうちに帰宅。バス停横の土手に珍しい白い彼岸花(曼珠沙華 :マンジュシャゲ)が咲いていた。赤い花が一般的だが,仏教で曼珠沙華(マンジュシャカ)は,天上に咲く白い花で,見るものを清めるという。
 それを歌ったのが山口百恵の名曲『曼珠沙華(マンジュシャカ)』である。「涙にならない悲しみ」「形にならない幸せ」……不倫である。このような重い歌を,わずか二十歳にして歌いこなしてしまうのだから恐ろしい。

 涙にならない悲しみのあることを知ったのは ついこのごろ
 形にならない幸せがなぜかしら重いのも そうこのごろ
 あなたへの手紙 最後の一行 思いつかない
 どこでけじめをつけましょ
 窓辺の花が咲いたとき
 はかなく花が散ったとき
 いいえ あなたに愛されたとき
 マンジューシャカ 恋する女は
 マンジューシャカ 罪作り
 白い花さえ真紅にそめる
   ──曼珠沙華 作詞:阿木燿子──

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2005年9月18日 (日曜日)

餃子の街 ── 宇都宮へ

 急に餃子が食いたくなったので,久しぶりに兵庫県の伊丹にでも行ってみるつもりで──好きな餃子屋があるのだ──アパートを出た。が,東京駅の新幹線の券売機やみどりの窓口が妙に混雑していたので,餃子の街として有名な宇都宮へ行き先を変更する。
 上野駅から普通列車で宇都宮を目指す。上野駅で東北方面の列車に乗るときに何とも言えない気持ちになるのは,たぶん私が東北生まれだからだろう。

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 宇都宮まではグリーン車に乗ることにする。東北本線や高崎線の普通列車には今までグリーン車がなかったが,湘南新宿ラインという設定で東海道本線や横須賀線と直通する列車が走るようになったことにあわせてグリーン車が連結されることになった。
 ホームでグリーン券を買おうと思ったところ,なんとグリーン券売機はSuica専用……。
 普通列車のグリーン車は座席指定が無く,JR東日本は乗車前にあらかじめグリーン券を購入することを推奨している。そのため,車内でグリーン券を買うと,事前に買うよりもはるかに高い料金が設定されているのだ。
 にもかかわらず,Suicaを持たない乗客はホームでグリーン券を買うことができない。グリーン券を買うには,みどりの窓口へ行くか,特急乗り場など設置されている臨時窓口へ行かねばならないのだ。グリーン券は座席指定がないのだから,非常に単純な券売機でも販売できるはず。Suicaの拡販に精を出すのはかまわないし,Suicaがどんどん便利になるのもかまわないが,販売促進のためにSuicaを持たないことで(以前よりも)「不便」を強いられるのは勘弁して欲しいものである。

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 今日の耳の友はiPodではなくiPod nanoである。まだまだ操作には慣れないが,小型軽量化とバッテリの長寿命化はとてもありがたい。小型軽量化されたiPod後継機が楽しみである。

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 宇都宮駅到着。すぐ横のホームに札幌行きの特急カシオペアが入ってきた。

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 ホームの階段を上ったところから駅の東側を見る。宇都宮駅は宇都宮市街地のほぼ東端に位置しており,以前は駅の東側に目立った建物は無かったのだが,近年になってからたくさんのビルが建ち並ぶようになっている。その手前は貨物の操車場になっていて広大な敷地に線路がびっしりと敷かれ,たくさんの貨車が並んでいたのだが,今はすっかり原っぱになってしまった。

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 宇都宮駅。人口45万を誇る中核市の表玄関としては,かなりこぢんまりした印象である。

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 駅前一帯をぶらつき,餃子をたらふく食う。水餃子,焼き餃子,スープ餃子……。満足である。

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2005年9月17日 (土曜日)

iPod nanoがやってきた

 WebのApple Storeで購入ボタンをクリックしてから,約28時間という短時間で送られてきたiPod nanoであるが,独身サラリーマン貴族の最大のウィークポイントである「日中不在」のためすぐに受け取れず,本日やっと再配達してもらった。

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 iPod nanoと感動の対面。詳細は「かすかだり」にて。

 http://mikkagashi.cocolog-nifty.com/kasukadari/2005/09/ipod_nano_8fdb.html

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2005年9月14日 (水曜日)

iPodでPodcastを聴くとiPod nanoが欲しくなる

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 まずはMac OS X標準のスクリーンセーバーのひとつ,「iTunes Artwork」の画面。iTunesに登録されているレコードジャケットをタイル状にパタパタと表示してくれる。いつも複数のスクリーンセーバーがランダムに動作するように設定しているが,この「iTunes Artwork」が最も印象的だ。ただし,スクリーンセーバー(ディスプレイの焼き付き防止)としての効果は最低である。

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 さて,iTunesがPodcastに対応して,Podcastを自動更新してくれるようになったので,さっそくPodcastを登録して使っている。「週刊!木村剛」やら若手落語家の落語やら,茨城県磯原海岸の潮騒を延々と流し続けるチャンネルやらとなかなか楽しいのだが,気になって仕方ないのがiPodのアーティスト・リスト画面に表示されるPodcast発信者名だ。ミュージシャンの名前に混じって,見慣れないPodcast発信者の名前が表示されてしまうのである。たとえば,上の写真で文字化けしている「ーナーWーINIKKEI」がラジオNIKKEIが提供している「週刊!木村剛」になる。
 もちろん,アーティストのリストからではなくプレイリストからPodcastを選べば,Podcastのみを聴くことができるのだが,好きなミュージシャンのリストの中に見慣れない名前が混じるのは気持ちが悪い。

 というわけで,Podcast専用に安いiPod shuffleでも買おうかと思いつつあった。買おうかと思いつつ,というより,ほとんど買うつもりだったのだが,そんなときに突然発表されたのがiPod nanoである。iPod shuffleとiPod nanoを比べたら……,そりゃiPod nanoを買うしかない。Apple Storeで早速購入ボタンを押してしまった。

 ボタンを押したのが一昨日で,今日帰宅したら早速不在連絡票が入っていた。受け取るのは週末になるが,今から待ち遠しくてしかたがない。

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 蛇足だが,iPodには「黒」いインナー・イアー・タイプのヘッドホンを使用している。白いヘッドホンをする人が増え,iPodと言えば白いヘッドホンというのが定着している中,なぜ「白」じゃないのか? 
 他人にiPodを使っていることがわからないようにしているのだ。この複雑な気持ち,実は説明しようとすると自分でもよくわからないのだが,わかる人にはよくわかると思うのである。

 そんなひねくれ者が,私以外にもたくさんいることを書いているHOT WIREDの記事があった。
【隠れiPodユーザー:使っているのを知られたくない人々/Leander Kahney 2004年10月12日】

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2005年9月11日 (日曜日)

雨の中 衆院選の投票へ

 午後から強い雨が降ったりやんだりする生憎の天気となった。今日は衆院総選挙の投票日だ。そう言えば去年の参院選投票日も天気が悪かった。マスコミの事前調査では,今回は投票率が上がりそうだとの結果が出ていたが,さてどういうことになるだろうか……。
 郵政民営化には賛成だが,中身のない空虚な小泉首相を支持する気にもならず,悩ましい選挙である。恐ろしいことだが,何事もなければ小泉首相の任期(自民党総裁の任期)はあと1年なのである。ここで自民党を勝たせるということは,小泉首相の後任の首相をも信任することになってしまうわけで,改革の流れを止めないためには自民党の大勝だけは避けたいような気がしないでもない。

 夕方になって雨が小降りになったので,傘を差して投票所となっている近くの小学校へ向かう。
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 毎度のことだが,投票所近くの違法駐車&渋滞が気になる。案内ハガキには「駐車場がないので車での来場はご遠慮ください」と書いてあるし,投票所はほとんどの場合歩いていける範囲に設置されているはずなのだ。多少距離があっても,気楽に近所を散歩する程度の時間で行くことができる。そんな簡単なルールも守れない,レベルの低い人の多さには呆れてしまう。

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 投票所の入り口。なにやら貼り紙がある。「近所が迷惑をしています。車の駐車は御遠慮して下さい。」こんなところに貼り紙をしなければならないほど,付近の住民は困っているのだ。

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 投票用紙を前にして,しばし悩む。特に最高裁裁判官の国民審査には毎度悩まされる。いきなり審査を受ける裁判官のリストを見せられても,何もわからない。実は,過去にこの国民審査において罷免された裁判官などいないし,投票用紙の左右の端に名前のある人が最も「×(罷免)」印を獲得するという,まったく正常に機能していない情けない制度なのだ。
 とは言え,納得の行かない最高裁判決を出し続ける裁判官を信任するのも癪なので,各裁判官が過去の裁判においてどのような判断を下したかを事前に調べ,罷免させたい裁判官をリストアップしておくことにする。実際に辞めさせられるわけではないので無駄な抵抗なのだが……。

【参考】
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 投票所となった西生田小学校が改築中だった頃の写真。1999年1月30日,FinePix700で撮影。

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2005年9月10日 (土曜日)

散髪帰りに溝の口を歩く

 髪の毛が伸びて巨大ブロッコリーのようになってきたので,久しぶりにパーマ&散髪しに出かけた。
 いつも極細のロットでパーマをかけるため,約3時間散髪屋のイスに座り続けることになる。休日の午後半日が潰れてしまうが,2ヶ月間は髪の毛の手入れをまったくしなくて良いところ(強烈な寝ぐせも手グシで十分)が不精者の私の好みである。

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 頭がすっきりした後,溝の口駅行きのバスに乗り,終点のひとつ手前のバス停で下車する。東急田園都市線の周辺に商店街が広がっている。

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 八百屋さんが軒を連ねる。いつも賑わっていた一角だが,心成しか以前よりも買い物客が少なくなっているような気がした。
 奥の高架線を走るのが,東急田園都市線の渋谷方面行きの電車である。

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 ブラブラ歩いていると,溝の口駅前通り商店街にぶつかった。ここはJR南武線の溝の口駅と田園都市線の高津駅近くを結ぶ通りで,商店の集積度はそれほど高くないが,人通りの多い商店街になっている。

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 商店街を歩いてみたが,以前よりも自転車の数が多くなっているように感じた。JR溝の口駅前の整備が進んだことによって,皮肉なことに駅と商店街の人の流れが切れてしまっている。駅から徒歩で商店街に来る人の数が減ったため,相対的に自転車の数が増えたように感じるのかもしれない。

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  駅前のペデストリアン・デッキの上から商店街を見る。手前が駅前方向だが,そのまま歩いても駅方面に渡る横断歩道がないため駅側の端は駐輪場と化している。

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 駅南側に区画整理以前からの商店街が少しだけ残っている。

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 溝の口駅西側一帯。

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 JR溝の口駅構内。

【過去の写真】
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 1996年5月12日,溝の口駅前再開発ビル「NOCTY」がまだ工事中だった頃の写真。駅前の商店街は仮設店舗で営業を行っていた。リコーDC-1で撮影。

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 溝の口からなじみの散髪屋のある町へ行くバスに乗ると,途中に昔ながらのせんべい屋さん(鮎せんべいが名物)があった。残念ながら道路拡幅工事と前後して店はなくなってしまった。1998年11月3日,バスの中からFinePix700で撮影。

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2005年9月 8日 (木曜日)

アブラゼミの夜泣き──

 盛夏が終わり,朝晩はだいぶ過ごしやすくなった。近所のコンビニの誘虫灯の下でバタつくアブラゼミの数もだいぶ少なくなった。

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 誘虫灯の下でほとんど動かないアブラゼミ。前足が欠けている。
 時季外れの話題だが……,誘虫灯に集まるセミが,ほとんどアブラゼミなのは興味深い。熱帯夜の真夜中に鳴き続けるのもアブラゼミばかりである。たまにニイニイゼミなど他のセミが混じることも無いわけではないが,圧倒的にアブラゼミの割合が多い。
 以前から興味があったので,ときどき観察してみたのだが,セミの鳴き方にはセミの種類によって違いがあるのだ。メモ代わりにここに書いておくことにする。

・ニイニイゼミ
 気付きにくいハルゼミを別にすると,夏が近づき,真っ先に鳴き始めるセミがニイニイゼミである。後述のアブラゼミに近い鳴き方(もちろんだが,鳴き声が近いわけではない)で,熱帯夜に鳴くこともある。

・ヒグラシ
 朝,まだ暗い頃から鳴き始める。すっかり明るくなった早朝には鳴きやんでしまうことが多い。名前通り夕方になるとまた鳴き始めるが,日没後にはほとんど鳴かない。私の住む川崎市北部ではだいぶ個体数が少なくなってしまった。

・ミンミンゼミ
 朝,ヒグラシの次に鳴き始めるのがミンミンゼミである。起伏のある土地では,朝早くは高いところで鳴き,日中は里に降りてくる。夜中に鳴くことはほとんどない。アブラゼミに比べると,若干数が減っているように感じる。

・アブラゼミ
 朝の鳴き始めはミンミンゼミより若干遅い。熱帯夜には真っ暗なところでも鳴き続け,未明になって気温が下がるとやっと鳴きやむ。アブラゼミが夜中も鳴き続けるのは,街路灯などの街の明かりが強く,昼だと勘違いしているのかと以前は考えていたが,熱帯夜には街路灯のない真っ暗なところでも鳴き続けることが多い。
 私が生まれ育った福島県の三春町は,夜中になると空と山の境界がわからなくなるほど真っ暗になる田舎(だから満天の星空は綺麗だ)だが,一年に何度かある熱帯夜にはやはりアブラゼミが鳴き続けることが多い。アブラゼミは他のセミと違って,気温によって活動するのではないだろうか。アブラゼミと同様に羽根が不透明なニイニイゼミが,似たような活動傾向があるのはちょっと興味深い。
 東京の都心部でも,アブラゼミの数は減っていない。他のセミに比べると,幼虫時代の生息環境の悪化に耐えるのかもしれない。種類は異なるが,トンボの幼虫(ヤゴ)は水の中に生息するため,環境の悪化の影響をモロに受けやすく,都会でトンボを見かけることはほとんど無い。

・ツクツクボウシ
 晩夏の典型的なセミで,ツクツクボウシの鳴き声を聞くと夏休みの宿題を思い出す人も多いだろう。私が生まれ育った三春町ではツクツクボウシの鳴き声を聞くことがなかったため,鳴く時間や温度に特徴があるかどうか不明である。関東地方でも数はずいぶん減っているように感じる。

・クマゼミ
 関東地方ではほとんど鳴き声を聞かないが,小田原付近ではずいぶん生息数が増えているように感じる。鎌倉付近でもクマゼミの鳴き声を聞いたという話を聞く。温暖化に伴って生息範囲を東に広げているようだ。

・エゾゼミ
 福島県より北では一般的なセミである。

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2005年9月 3日 (土曜日)

ハエトリグモきたる

 良い天気だったが,体調が思わしくなく,部屋でゴロゴロして過ごす。今週は,火,水,金と三日も会社を休んでしまった。悪夢の胃カメラで見てもらったところ,食道の粘膜に炎症があり,逆流性食道炎とのこと。炎症を繰り返すとガン化する恐れもある,との怖い話も聞かされる。祖父の死因は食道ガンだっただけに,ちょっと恐ろしい。

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 ぼんやりしていたら,部屋にハエトリグモが現れた。
 知っている人には有名だが,このハエトリグモは動きに愛嬌があってなかなか楽しいクモである。クモの巣を作らずに歩き回ってエサを捕るのが特徴で,眼を使ってエサを見極めるために眼が非常に発達している。そのため,指や糸を近づけたときの反応が面白い。地方によっては,オスのハエトリグモ同士が威嚇し合う性質を使った遊びが行われている。

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