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2005年7月18日 (月曜日)

妻入りの街並み 出雲崎を歩く

 出雲崎は北国(北陸)街道の宿場町であり,北前船や佐渡の金銀を陸揚げする港として栄えた街である。観光的には良寛のふるさととして良寛堂があったり良寛記念館があったりもするが,そっち方面に疎い私は,もっぱらその街並みに興味がある。

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 まずはバスの車庫前からスタート。なぜかカラー舗装が施されていて,ちょっと違和感を感じる。

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 石井町から住吉町方面へ。

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 驚くほど神社仏閣が多い。山側の階段の上には,決まったように神社や寺がある。

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 良寛堂の南側にある古峯神社の石段を登ってみる。石段の途中から住吉町付近の街を見下ろす。小さな港も見える。

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 木々の間から羽黒町方面の街並みを臨む。海と崖に挟まれた街の様子がわかる。

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 階段を下りて街に戻る。ひっそりした街だが,人々の日々の生活が感じられる。

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 石井町から羽黒町方面を見る。道路に融雪装置が見あたらない。積雪はそれほど多くないのだろう。

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 妻入りの住宅が並ぶのが出雲崎の特徴である。妻入りとは,切妻造りの妻の側を道路側に向けて入り口とする建築様式のことだ。逆に平に入り口を設けた建築様式を平入り(ひらいり)と言い,たとえば橿原市今井町の街並みがその典型である。

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 羽黒町と鳴滝町の境界付近で道が曲がっている。

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 建物と建物の間に花が咲いていたり,路地になっていたりして楽しい。

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 鳴滝町の街並み。

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 さらに北に歩いた木折町の街並み。

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 木折町と鳴滝町の間の津波非難通路を上り,木折町の街並みを見る。

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 さらに坂を上ったところから,羽黒町,石井町の街並みを見る。
 海側に新しいバイパスができたため,古い街並みが残り,街中をたくさんの車が走り回ることが無くなった。バイパスができる前は街並みの裏側がすぐに海になっていて,生活と海がより密接に繋がっていたと思われる。

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 木折町の街並み。

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 さらに北側,木折町から井鼻の街並みを見る。

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 出雲崎車庫のある石井町まで戻る。
 出雲崎は,実に見事な街並みが残る街だった。観光地化されハリボテのようになった街並みとは違い,現在も普通の生活が営まれつつ街並みが維持されているところに価値がある。
 バイパス道路ができると,生活に密着した旧道は路上駐車であふれてしまうことが多いが,ここ出雲崎はそういう路上駐車がとても少なく感じた。街並みを楽しみに出雲崎を訪れる人間にとって,非常にありがたいことである。

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コメント

親類の住む海の近くの町には”水天宮”という神社等あり、子供の頃、何段もある石段を登ってたどり着いた記憶があります。いまだにこのような建物が日本にあるところにはあって、人々が暮らしているのですね。私にはとても懐かしい感じがする家々の写真です。

投稿: BellMatis | 2005年7月19日 (火曜日) 19時31分

 BellMatisさん,コメントありがとうございます。
 私は山の中の町で生まれ育ちましたが,海のある風景にはなぜか懐かしさを感じます。本当に不思議です。

投稿: 三日画師 | 2005年7月20日 (水曜日) 00時03分

はじめまして。
Googleで出雲崎で検索してこのページに辿り着きました。
三日画師様が撮られた素晴らしい写真を見て懐かしい気持ちが込み上げてきました。
そう、実は私、出雲崎の出身なのです。

今東京で暮らしているからこそ感じるのですが、出雲崎のあの家の形は相当独特ですね…

家の間から遠くに海が見える画像を見て泣きそうになりました。
実家周辺にとてもよく似ていて…。

海の近くで育ち、今海から離れたところに住んでいるせいか、海にはノスタルジーを感じます。
高校時代はよく学校をバックレて友人と海に行ってたことなんかを思い出しました。

長文&乱文失礼致しました。

投稿: 出雲崎出身 | 2007年9月 5日 (水曜日) 22時45分

 コメントありがとうございます。
 出雲崎は中越沖地震の震源にすごく近かったと思うのですが,ご実家の方は大丈夫でしたか? TVのニュース等では,柏崎や刈羽の名前を頻繁に目にするものの,出雲崎の状況が出てこないので,少し気になっていました(ニュースにならないのが良い知らせ,だといいのですが)。

 出雲崎は家並みだけではなくて,住んでいらっしゃる方の生活も含めて,町全体の雰囲気がとても良いところだったという印象があります。自分で書いた文章を読み返すと,そのときの気持ちが蘇ってきます。

投稿: 三日画師 | 2007年9月 6日 (木曜日) 03時03分

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柏崎市の椎谷の国道352号線。時折ダンプカーが走り抜ける。 全体に交通量が少なく、走り去ると時間が止まったような感じになるが。 細長い妻入りの町並みである。間口が狭く奥行きがある。 海沿いに多い町並み! 北国街道(新潟から弥彦、寺泊、出雲崎、柏崎、柿崎と通って直江津、能生、糸魚川、親不知、と北陸方面に向かう旧街道 直江津から信州方面に向かう街道を言うこともある)のよき時代を今に伝えている風景である。 ただしほとんど知れれていないのが残念である。(出雲崎は比較的有名ですが) ... [続きを読む]

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