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2005年7月の13件の記事

2005年7月31日 (日曜日)

松田・御殿場線・沼津・そして岳南鉄道

 さぁ,夏休みだ。会社は今日から9連休。
 ゆったりと旅に出るか……と思いきや,9連休の途中で一度出勤しなければならない。久しぶりの遠出は難しいが,とりあえずは西へ向かうことにする。

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 小田急線で西へ西へと向かい,新松田駅で下車する。ハイキングのオジさん,オバさんが多く,駅前ではバスが頻繁に発着する。

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 小田急線とJR御殿場線はここで交差しており,JR松田駅の乗り換え口が目の前にある。

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 駅前をぶらぶらしていたら,乗ろうとしていた御殿場線の電車が行ってしまい,次の電車の発車時刻まで時間があったため,松田町の商店街を歩き,乗り換え口の反対側の駅本屋側へ回ってみることにする。 商店街の中で懐かしい遊具を見つけた……。

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 工場か何かの跡だろうか……

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 不思議な感じの古い建物である。

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 JR松田駅の駅本屋。典型的な駅の佇まいである。が,よく見ると建物のメインの部分には駅業務とは関係の無い店が入っている。熱海-三島間に丹那トンネルができる前,御殿場線は東海道本線そのものであり,東西を結ぶ大動脈であった。松田駅もその東海道本線の駅として人や荷物の往来が盛んだったに違いないが,その後の時の流れをこの駅舎に感じる。

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 松田駅前にも歴史が残る。

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 さて,松田駅から御殿場線の電車に乗る。人で賑わう松田駅のホームに沼津行きの電車が入ってきた。

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 御殿場駅で対向列車を待つ。東海道線時代は複線だったが,現在の御殿場線は片側の線路がはがされ,単線になっている。そのため,対向列車待ちで停車時間が長くなることがある。
 上りホームは電車を待つ人でごった返していた。やってきた上り電車は,小田急線直通新宿行きの「あさぎり」号だった。

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 沼津駅に到着。

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 沼津駅を貨物列車が通過する。優等列車がほとんど走らなくなった沼津駅だが,長大貨物列車が頻繁に通過する。

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 沼津から東海道線下りの電車に乗り,吉原で下車する。吉原駅からはローカル私鉄の岳南鉄道が出ている。岳南鉄道は小さな小さな私鉄だが,貨物も扱う私鉄として,国内でも非常に珍しい存在になっている。
 目的も無く東海道線に乗って西へ向かうと,どうしてもこの岳南鉄道が気になってしまって,ここ吉原で下車してしまうことが多い。

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 岳南鉄道の吉原駅。JRの電車が到着すると,岳南鉄道に乗り換える客で賑わう。ローカル私鉄らしい雰囲気のある駅である。

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 工場地帯の中を電車が走ってくる。昔,京王井の頭線を走っていた車両だ。
 400円の一日フリー切符を買って電車に乗る。終点の岳南江尾までの運賃は350円だから,このフリー切符は格安である。

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 吉原駅で発車を待つ岳南鉄道の電車の横を東海道本線の電車が通り抜ける。

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 とりあえず終点の岳南江尾まで乗ろうと思ったが,比奈駅に貨物列車が停まっていたので下車する。

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 とても古い電気機関車である。面構えのゴツさ加減がすばらしい。

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 比奈駅の駅舎。構内には貨物用の引込み線が多い。

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 吉原行きの電車がホームに入ってきた。

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 岳南原田駅で下車する。煙を吐き出す煙突が立ち並ぶ風景は,私の大好きな風景である。

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 岳南原田駅の改札口。通勤時刻以外は無人駅である。「岳南鉄道をどんどん利用しよう」の文字が気になる。ご多分に漏れず,岳南鉄道も経営状態が厳しい。正直なところ,この小さなローカル私鉄が生き残っているのは奇跡のようなものだと感じている。

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 夕暮れの岳南原田駅で吉原行きの電車を待つ。

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 吉原本町で下車する。市の中心街の最寄り駅だが,この時間帯は無人駅になっている。

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 中心商店街。人通りはほとんど無い……

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2005年7月23日 (土曜日)

漁村の名残り空港の街 羽田

 とうとう日本でもサービスが始まったGoogleマップの衛星画像をあれこれスクロールさせていたところ,羽田空港の横に船溜まりのある小さな川があるのを発見した。京浜急行の天空橋駅の近くだったため,出かけてみることにした。

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 京急天空橋駅のすぐ横の小さな川の名前は海老取川。多摩川の河口と繋がり,周囲には干潟も多く,名前通りたくさんの海老が捕れたのだろう。小さな船溜まりがあり,たくさんの船が係留されている。
 大田区羽田は歴史のある漁村で,古くは羽田浦とも呼ばれていたらしい。多摩川河口には巨大な砂州や干潟があり,豊かな漁場が広がっていた。戦後の大規模な強制立ち退きなどの悲しい歴史を経て,現在は羽田空港がある街として発展している。

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 天空橋の上から撮影する。赤い鳥居は,5年ぐらい前に羽田空港内からこの位置に移設されたものである。

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 奥にかかっているのが天空橋。歩行者専用の橋である。

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 天空橋の袂に小さな祠があった。思わず物置みたいな祠だと感じてしまったが,祠の前を通りかかったときに軽く手を合わせる人が多く,街と祠の密接な関係が見て取れる。

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 多摩川の河口を漁船が行き来する。
 河口には羽田空港があり,高い頻度で飛行機が着陸する。飛行機の発着量には圧倒される。

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 多摩川から海老取川に漁船が戻ってきたところ。

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 弁天橋をくぐって船溜まりに戻る……

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 釣りを楽しむ人で賑わう。漁船を使った釣りも人気だ。ハゼやキスが釣れるようだ。

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 多摩川と海老取川の合流点にも小さな祠がある。羽田の街には穴守稲荷神社をはじめとする七つの稲荷神社(羽田七福いなり)や玉川辨財天など神社が多い。信心深い土地なのだろう。

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 ここでは時間がゆっくり流れているように感じた。

 と,のんびり歩いていたところ,突然足下がふらついた。真下から突き上げられる感じの地震だった。付近には防災無線によるアナウンスが鳴り響き,不思議な雰囲気が漂った。東京都大田区の震度は5弱。体感的にはもう少し強い揺れだったように感じた。

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 地震に揺られながら多摩川の河口方向を見ると,高架線の上をモノレールが走っているところだった。しばらくは何事もなかったかのように走り続けたようにみえたが,下り坂にさしかかったところで停車した。

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 地震発生から約30分,モノレールは徐行運転ながら動き始めたようだ。

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 天空橋の袂に不思議な看板を見つけた。天空橋を使わず,ちょっと離れた稲荷橋を利用するように促す内容だった。何か理由があるのだろうか。200mぐらい離れた弁天橋は現在工事中なので,この看板が弁天橋の袂にあれば理解できるのだが……。

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 京急天空橋駅へ。止まっていた電車が動き始めたらしいが,券売機などがまったく動いておらず,駅員の指示でとりあえずそのままホームへ。
 新逗子行きの電車が入ってきた。地震による運転停止の影響でむちゃくちゃ混雑しているかと思ったが,座席が概ね埋まる程度の混雑だった。
 京急空港線内は徐行運転だったが,蒲田からは通常の運転速度となった。

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 京急川崎駅で下車する。改札横で天空橋から切符無しで乗った旨を駅員に説明したら,そのまま改札を通るように言われ,お詫びの言葉までいただいた。
 写真は京急川崎駅前の「ヨドバシカメラ通り」。ヨドバシカメラが初めてこの川崎に進出した際,その集客力によって人の流れが大きく変化した。現在はヨドバシカメラ川崎店の本体がJR川崎駅前に移転してしまって,旧店舗はヨドバシのアウトレット専門店になっているが,「ヨドバシカメラ通り」の名前は残っている。

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 ヨドバシカメラアウトレット専門店横の歩道橋から東海道線を見たところ,線路に電車が止まったままになっていた。しばらく見ていたが,東海道線も京浜東北線も電車が走っている気配がない。京浜急行がほとんど通常通りに運行しているので,JRもそれほどの影響なく走っているものだと思っていたが,どうやらこれから乗ろうとしている南武線もちゃんと走っているかどうか怪しいようだ。

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 JR川崎駅構内は大混雑だった。JRの電車が動いていないらしい。もちろん南武線の電車も。
 ヒステリックに駅員に詰め寄る客もちらほらと見かけた。駅員に文句を言っても,電車が急に動き出す訳じゃないし,とりあえずほとぼりが冷めるまで駅周辺をブラブラすることにした。

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 駅前の新しいヨドバシカメラ。店頭のデジカメをいじると急に欲しくなって衝動買いしてしまいそうだったので,書籍コーナーなどで時間をつぶす。

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2005年7月18日 (月曜日)

妻入りの街並み 出雲崎を歩く

 出雲崎は北国(北陸)街道の宿場町であり,北前船や佐渡の金銀を陸揚げする港として栄えた街である。観光的には良寛のふるさととして良寛堂があったり良寛記念館があったりもするが,そっち方面に疎い私は,もっぱらその街並みに興味がある。

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 まずはバスの車庫前からスタート。なぜかカラー舗装が施されていて,ちょっと違和感を感じる。

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 石井町から住吉町方面へ。

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 驚くほど神社仏閣が多い。山側の階段の上には,決まったように神社や寺がある。

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 良寛堂の南側にある古峯神社の石段を登ってみる。石段の途中から住吉町付近の街を見下ろす。小さな港も見える。

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 木々の間から羽黒町方面の街並みを臨む。海と崖に挟まれた街の様子がわかる。

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 階段を下りて街に戻る。ひっそりした街だが,人々の日々の生活が感じられる。

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 石井町から羽黒町方面を見る。道路に融雪装置が見あたらない。積雪はそれほど多くないのだろう。

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 妻入りの住宅が並ぶのが出雲崎の特徴である。妻入りとは,切妻造りの妻の側を道路側に向けて入り口とする建築様式のことだ。逆に平に入り口を設けた建築様式を平入り(ひらいり)と言い,たとえば橿原市今井町の街並みがその典型である。

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 羽黒町と鳴滝町の境界付近で道が曲がっている。

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 建物と建物の間に花が咲いていたり,路地になっていたりして楽しい。

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 鳴滝町の街並み。

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 さらに北に歩いた木折町の街並み。

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 木折町と鳴滝町の間の津波非難通路を上り,木折町の街並みを見る。

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 さらに坂を上ったところから,羽黒町,石井町の街並みを見る。
 海側に新しいバイパスができたため,古い街並みが残り,街中をたくさんの車が走り回ることが無くなった。バイパスができる前は街並みの裏側がすぐに海になっていて,生活と海がより密接に繋がっていたと思われる。

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 木折町の街並み。

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 さらに北側,木折町から井鼻の街並みを見る。

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 出雲崎車庫のある石井町まで戻る。
 出雲崎は,実に見事な街並みが残る街だった。観光地化されハリボテのようになった街並みとは違い,現在も普通の生活が営まれつつ街並みが維持されているところに価値がある。
 バイパス道路ができると,生活に密着した旧道は路上駐車であふれてしまうことが多いが,ここ出雲崎はそういう路上駐車がとても少なく感じた。街並みを楽しみに出雲崎を訪れる人間にとって,非常にありがたいことである。

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柏崎から出雲崎へ

 今日はとうとう最終目的地の出雲崎へ向かう。天気は上々,朝から幸先が良い。

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 柏崎駅前のビジネスホテルのエレベータホールから外を見ると,柏崎駅に越後線の電車が止まっているのが見えた。柏崎から出雲崎へ行くには,この越後線の電車に乗り出雲崎駅で下車,そこからバスに乗る──出雲崎の街は出雲崎駅から遠く離れている──方法と,柏崎から出雲崎行きのバスに乗る方法がある。
 今日は,15年前と同じように柏崎発出雲崎行きのバスに乗ることにする。

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 柏崎駅前のバス停に出雲崎車庫行きのバスが入ってきた。出雲崎の街は,海と切り立った崖の間に細長く約4kmの長さで妻入りの街並みが続くのが特徴だが,出雲崎車庫が出雲崎の街のどのへんに位置するのかわからなかった。とりあえず終点まで乗ってみることにする。

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 柏崎の駅前通りと東西の本町の交差点。中心商店街と思われる。雁木というかアーケードが設けられている。
 バスの正面窓の上には「元気だしていこー! 中越」の文字が掲げられていた。柏崎は新潟中越地震の震源地にも近く,先月の余震でも震度5弱を記録している。まだまだ復興にも時間がかかるだろう。なんだか,のほほんと旅をしているのが申し訳なく感じた。

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 東本町からわずかな坂を上ったところにある諏訪町付近にも雁木が見られる。諏訪町は越後線の東柏崎駅が最寄り駅になっている。

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 出雲崎の街を通る国道452号線が海沿いを通っているためか,ツーリング中のバイクの姿も多く見かけた。やはりほとんどが群れを作っている。以前も書いたことだが,自由気ままに走ることが魅力なのになぜ群れて走るのか,不思議で不思議で理解できない。

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 海に面した家には間垣が設けられている。間垣は日本海に面した集落に特徴的な姿である。冬,日本海から吹き付ける風雪のすごさがよくわかる。

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 車を運転しなくなって久しいので,こういうパターンのラインが何を意味するのか,思い出せない。

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 柏崎から約1時間のバスの旅が終わり,出雲崎車庫に到着。これで610円だから意外に安い。出雲崎車庫は出雲崎の集落のほぼ中心の石井町に位置していた。

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2005年7月17日 (日曜日)

信越本線長鳥駅周辺を歩く

 15年ぶりに出雲崎の街並みを見ようと長岡にやってきたのだったが,駅前のビジネスホテルでごろごろしているうちに,今年のゴールデンウィークに長岡から信越本線に乗ったとき目を付けていた長鳥駅と北条駅で下車して周辺を歩いてみたくなった。

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 長岡で信越本線直江津行きの電車に乗る。涼しげなカラーリングの電車だ。

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 長鳥(ながとり)駅で下車する。ホームが狭いので,特急列車が通過するときにホームに立っていると,ちょっと怖い思いをしそうだ。

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 直江津行きの電車が長鳥駅を走り去る。ホームから続く階段もかなり狭い。階段の途中ですれ違うのは難しいかもしれない。

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 まずは線路に沿って柏崎方面へ歩く。夏の日差しが強烈で汗が吹き出す。点在する木陰が恋しくなる。
 急に夏らしい天気になったためか,ニイニイゼミが一斉に鳴き出して蝉時雨となっている。神奈川県でも最近ニイニイゼミが鳴き始めたばかりで,新潟と鳴き始めの時期にそれほど差が見られないところが面白い。
 ニイニイゼミといえば,俳人松尾芭蕉が山形山寺の立石寺で詠んだ,『閑かさや 岩にしみいる 蝉の声』の蝉がニイニイゼミである。
 決して静かではない蝉の声を『閑かさや』と表現することができ,『閑か』かつ『岩にしみいる』ような鳴き声は,ニイニイゼミ以外には考えられないと思うのだが,山形出身の歌人,斎藤茂吉は芭蕉が詠った蝉をアブラゼミだと主張して論争になったという記録があるらしい。
 結局,松尾芭蕉が立石寺を訪ねた時期に鳴いている蝉はニイニイゼミ以外にないことから,茂吉が自説を撤回したとのことであるが,ニイニイゼミとヒグラシ以外の蝉を『閑かさや』と表現することは考えにくいし,ヒグラシの鳴き声が『岩にしみいる』とは思えず,鳴き声だけで判断してもニイニイゼミ以外には考えられない。とすると,茂吉の説には何か深い理由がありそうな気がしてくる。

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 青々とした田んぼの横を列車が走り抜ける。

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 長鳥駅の東側へ歩く。
 岩之入の集落付近で長岡方面への道路が不通になっていた。歩行者は通れそうだったのでそのまま歩いたが,数箇所で崖崩れが発生していて道路が半分ぐらい無くなっている。中越地震と最近の大雨の影響だろう。

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 線路横の集落の上から信越本線の列車を撮影する。ここが今日の「目的」の場所である。列車の中から見たときには,もっと違った雰囲気のある場所に感じたが,予想とはちょっと異なっていた。列車の中から見たときの印象と国土地理院の地形図から撮影ポイントを決めているが,撮影ポイントにたどり着いたときの印象が予想通りであることはほとんど無く,だいたいは予想を裏切られる。それもまた楽しみのひとつなのだが,予想に反して列車がまったく見えないこともあり,そんなときのショックは大きい。
 30℃を軽く超える猛烈な暑さで,列車を待つ間も汗が吹き出てくる。長岡駅で買ったペットボトルのお茶とミネラルウォーターが底をつく。あまり歩き回ると熱中症にもなりかねないので,お気楽な撮り鉄(=電車を撮影すること)に流されることにする。

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 少しだけ場所を変えて撮影する。大きな杉の木が印象的だったので,それをメインにしてみる。

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 場所を変えようと線路の横まで歩いてきたところ,急に踏み切りの警報機が鳴り出した。時刻表には無い貨物列車だった。以前にも書いたが,私は貨物列車が大好きである。もしこの列車が来ることがわかっていたら,坂を下りてこなかったのだが……(後悔先に立たずとは上手いことを言いやがる)。とは言え,前もって念入りに列車の情報を収集するというようなマメなことはとてもできそうになく,行き当たりばったりが楽ちんなのだから,多少の後悔なら楽しむぐらいになりたいものである。

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 岩之入の集落の南側,信越本線が順光で見える側へ移動する。
 このあたり,狭い谷戸に見事な棚田が作られている。棚田の上にはため池があって,鯉が優雅に泳いでいた。

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 長鳥駅へ戻る。駅舎は築堤の土手っ腹にある。

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 岩之入の南側では1時間ほど田んぼのあぜ道に居座っていたのだが,田んぼの所有者の方だろうか,帰り際に棚田を下ったところで「これ作ったばかりだから食べなさい」とおこわ飯をいただいた。ちょっと挨拶しただけだったのに,この暖かさはなんなのだろうか。人なつっこい子供たちも,都会では見かけなくなった。嬉しくて,懐かしくて,たまらなくなってしまった。
 長鳥駅で電車を待つ間にさっそく頂いたが,めちゃくちゃ美味かった……。

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 長鳥駅を特急列車が通過する。特急列車の通過を狭いホームで経験してみようかとも思ったが,あまり面白くなさそうだったので,駅の外から撮影する。

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 ホームからの風景。ごくごく普通の風景だが,どこにでも見られるわけではなくなりつつある。

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 北城では途中下車せず,柏崎の宿へ到着。この宿は風呂にも窓が付いていて,湯船に入りながら柏崎の街を見ることができる。これは嬉しい。
 柏崎の街の中心部は駅からちょっと離れたところにあるのがわかる。疲れていたので柏崎の街を歩くのはやめた。

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 日本海に沈む夕日。海面近くが曇っていたため,海面に反射する夕日にはならなかった。

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2005年7月16日 (土曜日)

日本一の花火大会が近づく長岡を歩く

 ただなんとなく出雲崎の街並みが見たくなった。
 とりあえず上越新幹線で長岡へ向かう。

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 東京駅のホームで新潟行き「とき」の入線を待つ。

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 ホームに入ってきた「とき」は古いタイプの車両だった。昨年の中越地震では走行中の新幹線が地震の揺れで脱線したことが話題になったが,そのときの車両がこのタイプだった。脱線した車両がひっくり返ったり,高架線から落下したりしなかったのは,この車両のボディマウント構造がしっかりしていたからだという検討結果もあり,なんとなく安心感がある。

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 長岡駅到着。
 長岡市は今年4月に周辺町村を合併し,人口23万人の都市となった。JR長岡駅はその表玄関である。

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 駅前の地図から判断すると,駅の西側から南西側が繁華街になっているように思われたが,まずは北側からぐるりと歩いてみる。
 やっぱり目立つのが雁木(がんぎ)である。雁木といえば上越市高田の雁木通りが有名だが,ここ長岡も雪国の都市らしく,商店街には雁木が設けられている。

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 スズラン通りからセントラル通りへとつながる中心商店街には雁木は無く,立派なアーケードが設けられている。高さが高く,雪を防ぐという意味は薄れているように思われる。ここ長岡でも,雁木が必要だった昔に比べると,冬の積雪量が減っているのだろう。

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 駅前にまっすぐのびる大手通りとスズラン通りの交差点。
 長岡は城下町(長岡駅一帯が城跡らしい)として発展し,油田や軍需産業で栄えた街である。大規模な空襲で街が焼け野原になった後,道幅の広い碁盤の目状の市街地を作り上げたが,中心商店街にとっては厳しい時代を迎えている。

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 駅の南西に位置する花の町通り。

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 駅前の大きなビルの壁にこんなものが……。
 平野部とはいえ長岡の積雪量は少なくないはず。北海道や東北よりも,重い湿った雪が多いだろう。それにしても,わずか2mの雪で(もちろん凄い積雪だけど),大きなビルの雪おろしが必要とは……。

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2005年7月15日 (金曜日)

読売ランド前駅のホームから見える…

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 小田急沿線は神奈川県の中央部,本厚木付近まで都市化が進んでいるが,読売ランド前のホーム横にはまだこんなに見事な藁葺き屋根の民家が残っている。乾燥無味な郊外住宅地の中で,一服の清涼剤的風景である。

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2005年7月13日 (水曜日)

徹夜明け 真っ昼間に帰る

 設計を担当しているアンテナの試験に対応するため徹夜する。使用環境を模擬した中にアンテナをさらす試験なのだが,設計の良否をモロに突きつけられるため毎度のことながら緊張する。
 朝になると眠くて仕方ない。もう若くないことを実感。半分眠りながら打ち合わせを二つ終え,さっさと帰宅することにする。

 昨晩からまともなものを食っていなかったため,大船で飯を食う。

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 大船の石狩亭で中華丼と餃子を食う。中華丼の写真を撮ろうと思っていたが,料理が運ばれてきたらすっかり写真のことは忘れて食べ始めてしまった。

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 藤沢駅で小田急線に乗り換える。JR東海道線の電車を降りると,横の小田急線のホームに電車が入ってくるところだった。

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 新百合ヶ丘に到着。眠さがピークに達する。

# 事情により文章の一部を書き換えました。2005年7月22日

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2005年7月11日 (月曜日)

もはや定番:ロマンスカーで鯵の押し寿司

 会社帰り,藤沢駅で新宿行きの快速急行に乗ったところ,エアコンの効きが悪く,妙に蒸し暑い。新百合ヶ丘まで乗っていると汗だくになりそうだったので,約20分後に発車するロマンスカー,特急えのしま48号に乗ることにする。

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 ロマンスカーに乗るときにはこれ,最近定番になりつつある大船軒の鯵の押し寿司。

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 今日は中身の写真もある。並の押し寿司は,このように鯵の切り身を使っている。

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2005年7月10日 (日曜日)

東京都庁の展望台に上る

 真夏のような暑さに梅雨独特の湿気が加わったキツイ一日,新宿へ買い物に出かけた。

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 新宿西口のヨドバシカメラ。今日は暑さのせいか,いつもより電車が空いていたが,ヨドバシカメラの周辺はいつものように混雑していた。

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 東京都庁,広場を挟んで都庁の隣には曲線的な回廊を持った都議会議事堂。建築家丹下健三の代表作である。コンペの選考過程や都庁完成直後にはいろいろ批判もあったが,今では新宿の空になじんだ風景になっている。違和感のあるものをも包み込む,新宿という街の懐の深さを感じる。
 ちなみに,お台場のフジテレビのビルも丹下健三氏の作品である。

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 都庁の周辺には,都庁が出来る前から西新宿を特徴づけてきた高層ビルが並ぶ。

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 都庁の展望台から新宿副都心を見下ろす。左側から,新宿住友ビル(三角ビル),新宿三井ビル,損保ジャパンビル(旧安田火災海上ビル。裾が広がっているのが特徴),新宿センタービル,京王プラザホテル。

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 南東側。ずんぐりしたビルが新宿NSビル。その左隣が新宿モノリス,その奥がKDDIビルである。
 新宿NSビルの奥に見える緑は,明治神宮と代々木公園。

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 視点を遠方に移すと,左上に六本木ヒルズの巨大なビルが見える。
 左下には中央線の赤い電車がわずかに見える……。

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 南側で目立っているのが新宿パークタワー。そう言えばこの新宿パークタワーも丹下健三氏の作品である。
 その先に見えるのは,初台の東京オペラシティである。
 手前の緑は新宿中央公園。新宿周辺には意外なことに緑が多い。

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 北西側,西新宿から中野区にかけては住宅地が広がっている。

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 展望台はそれほど混雑していなかった。半数近くは外国からの観光客……,特に中国の方が多いように感じた。
 展望台へ上るエレベータの前では,テロ対策と思われる手荷物検査が行われていて,カバンの中まで念入りにチェックされた。

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 展望台をぐるりと一回りする。ビルの形からもわかるように,都庁の展望台は北展望台と南展望台に分かれており,展望台から都庁の周辺をぐるりと一回り見ようとすると,一度エレベータで1階まで降りなければならない。

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視界ゼロ

 電車やバスに乗るときには,少しでも視界が広がっていたほうが楽しい。満員電車は論外だし,着席していても目の前に立たれるとガッカリする。その点,ボックスシートの窓側や先頭かぶりつきは視界が遮られないので安心できる。

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 毎日利用しているバス路線にもノンステップ低床バスが増えている。その先頭かぶりつき席は少しよじ登るようになっていて,アクリル保護板越しになるが視界も悪くない。

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 座席への登り降りや急ブレーキ時に危険があることから,お年寄りや小さな子供は座らないようにとの注意書きが貼られている。しかし,どうしても座りたくなってしまう人が多く(特に小さな子供),バス会社も頭を痛めているようだ(運転手が注意すると逆ギレする親がいたりする)。

 そこでバス会社は考えた。
「視界が広がるから子供が座りたがるのだ。視界を遮れば座りたくなくなるだろう。」

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 対策その1「注意書きを印刷した大きな紙を貼り視界を遮る」

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 対策その2「透明なアクリル板から不透明な板に変更する」
 視界はゼロ。ちっとも楽しくない。

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2005年7月 7日 (木曜日)

一瞬の空白

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 朝の小田急線町田駅にはひっきりなしに電車が到着し,たくさんの乗客が乗降する。
 そんな朝の町田駅にも,時間が止まったような静かな一瞬が生じることがある。

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2005年7月 4日 (月曜日)

明るいうちに家路につく

 胃の具合が良くないので早めに帰宅することにする。最近ずっと調子が悪いのは,昨年末に見つかった十二指腸潰瘍が悪化しているのかもしれない。

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 藤沢駅近くで早めの夕飯を食う。

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 飲屋街が賑やかになるには,まだちょっと早い。

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 飲食店街の横を東海道本線が走る。
 今年の梅雨は本当に梅雨らしい天気が続き,雨ばかり降っている。

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 藤沢駅南口駅前の名店ビル裏のビルの谷間にはちょっとした広場がある。

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 広場には一本の木が植えられているのだが,ちょっと気の毒な環境である。

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 東海道本線藤沢駅の南北を繋ぐ自由通路。

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 小田急江ノ島線藤沢駅で発車を待つ江ノ島行きの電車。藤沢はスイッチバック式の駅になっているため,ここで運転士と車掌が交代する。

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 東海道線の駅に比べると,小田急線の駅にはちょっとだけのんびりした雰囲気が残る。

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