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2005年6月12日 (日曜日)

歴史と文化が息づくまち 海老名を訪ねる

 「歴史と文化が息づくまち」海老名は昔の相模国の中心で,小田急線,相鉄線海老名駅周辺には相模国分寺跡や尼寺跡,古墳群が点在している。相模国の中心とはいえ,栄えていたのは奈良・平安時代のことになり,海老名駅周辺に古くから大きな商業集積があったわけではない。むしろ,相模川左岸では隣の厚木駅近くの河原口が最も大きな集落であった。河原口は相模川を挟んで厚木と双頭都市として発達した集落で,相模線と小田急線,そして相鉄線(当時の神中鉄道)の3路線の厚木駅が設置されている。時は流れ,河原口の都市としての機能は薄れ,後年駅が設置された海老名駅周辺は都市化し続けている。

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 海老名駅前には立派なペデストリアン・デッキがあり,駅周辺の商業施設をつないでいる。10年ぐらい前に海老名駅周辺を歩いたときの記憶がまったく思い出せないほど変貌している。

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 海老名駅外観。ペデストリアン・デッキと繋ぐための仮設通路が設けられている。

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 海老名では老舗になるショッピングセンターSATY(元ニチイ)。日本初のシネマ・コンプレックス「ワーナー・マイカル・シネマズ7海老名」の開業が話題になったのは1993年のことである。

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 駅前のロータリー。黒いタクシーが並んでいる。小田急線伊勢原駅のタクシーも黒だったが,何か理由があるのだろうか。

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 海老名中央公園を中心にして,周囲にはVINA WALK 1番館から6番館までの商業施設が建ち並んでいる。公園には「七重の塔」があったり,周辺の通りが「天平通り」「飛鳥通り」と名付けられていたりするが,微妙な軽さが漂っている。公園内の七重の塔は,相模国分寺の七重の塔のほぼ三分の一の大きさだということだが,それがこの景観の安っぽさに拍車を掛けているように感じる。
 『VINA』という『え「びな」』に由来する名称も気になる。溝の口の『NOCTY(ノクティ)』が,ほとんど誰も使用していなかった略称『のくち』(『みぞ「のくち」』)に由来していて興ざめなのと同様である。最近では愛知県で開催されている『「あい・ち」球博』のダジャレもそうだ。ダジャレしか思いつかないようなオジさんの,『「愛知」だから「あい・ち」球博ってのはどうだ? なかなかエエだろ』という得意げな表情が目に浮かぶようである。

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 VINA WALK 5番館の巨大な浮き屋根。こういう建築物を見ると,建築技術の進歩を実感する。

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 駅周辺には高層アパートが建ち並ぶ。

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 ペデストリアン・デッキの下に降りる。以前からの海老名駅がまだ残っている。

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 相鉄線に沿って北東側へ歩く。「おしぼり通り」の名称に驚く。確かにバーやスナックなどの飲食店が多いような気はする……と思ったのだが,「おしぼり」=「押堀」だった。

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 横浜を目指す相鉄線の電車。このあたりは相鉄線と小田急線が並んで走る。

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 相鉄線と小田急線が分かれるあたり,相鉄線から分岐し,小田急線をオーバークロスする相模鉄道専用線(旧貨物線)の線路があり,JR相模線の厚木駅横まで繋がっている。

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 相鉄線と分かれた後の小田急線は掘り割り区間を走る。

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 小田急線をオーバークロスした相鉄専用線は,小田急の海老名検車区横を通り,JR相模線の海老名駅方向に伸びている。

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 すぐ横にはJR相模線の踏切がある。相模線は首都圏では珍しい非電化ローカル線だったが,10数年前に電化され,きれいな新しい電車が走っている。

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 小田急海老名駅(写真奥)とJR相模線海老名駅(写真手前)の間は数百メートル離れており,自由通路で繋がっている。

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 JR相模線の海老名駅。
 隣の厚木駅で交差した小田急線と相模線は,一度離れた後,海老名付近で再びわずか数百メートルの距離に近づく。元々相模線のこの位置には駅はなかったが,小田急線海老名駅の南東側が発達するにつれて駅の設置を望む声が強くなり,15年ぐらい前にこの海老名駅が設置された。

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 JR海老名駅の北側には広々とした田んぼが広がっていて,何もない。少し離れたところに日立製作所の工場があるぐらいだ。

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 駅前には何もないが,エスカレータとエレベータが完備されている。

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 小田急線とJR相模線の間には原っぱがあり,使われなくなったバックネットとサッカーのゴールが残っていた。空き地にしておくなら,自由に使わせてもよかろうと思うのだが,事故があったときの責任の所在などの問題もあるのだろう。

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 小田急線海老名駅の西口。

 海老名市のキャッチフレーズは「歴史と文化が息づくまち」である。駅の周辺に「歴史と文化」を見つけることはできなかった。もう少し歩く範囲を広げ,目久尻川付近まで歩いてみなければ「歴史と文化」にふれることが出来ないのかもしれない。

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コメント

おひさいぶりで夜分おじゃましまっす。
『あい.ち』球博』というキャッチフレーズは知りませんでした。わざとらしくてつまらぬやらしささえ感じる宣伝文句?ですね。
わりと近い場所にあるので行ってきました。噂どおり、人、人、でうんざりもしましたが、未知の異文化を知ることも出来ました。
”おしぼり通り”楽しい名称ですね。実際は押堀でもひらがなで表示されているのでしょうか。あの黒塗りタクシーなんでだろう。

投稿: BellMatis | 2005年6月19日 (日曜日) 01時06分

BellMatisさん,お久しゅうございます。
 混雑の少ない外国館で異文化を知るというのはいいですね。
 ほとんど予想通りの入場者数(自治体が費用負担する小中学生総動員だという話も聞きますが)にもかかわらず何時間もの行列が出来る状況ってのは,何かが間違っていると思います。でも,痛風防止のため一日に1リットル以上の水分補給をするように医者に言われていて,お茶かミネラルウォーターのペットボトルが手放せない私は,愛知万博会場には絶対入れそうにないので,文句を言っても仕方ないですね。
 「おしぼり通り」はひらがな表記です。それがわかる写真を追加しておきました。

投稿: 三日画師 | 2005年6月19日 (日曜日) 01時58分

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