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2005年4月の8件の記事

2005年4月30日 (土曜日)

大糸線のディーゼルカーを撮る

 信越本線米山でのんびりした後,北陸本線糸魚川から大糸線に乗り,キハ52という古いディーゼルカーの写真を撮ることにする。数年前に塗色を国鉄時代のものに戻した車両があり,運が良ければ見ることができるかもしれない。

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 糸魚川駅に到着。乗ってきた電車を見送る。
 貨車,煉瓦造りの車庫,ディーゼル機関車……,昔から変わらない糸魚川駅の光景である。

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 大糸線のホームに向かうと,待っていたのは国鉄色が復元されたディーゼルカーだった。エンジンが掛かり,ヘッドライトも点いている。運良く,この車両に乗れるかと思ったのだが……

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 さらにその前には真っ赤な塗色のディーゼルカーが停まっていた。2両編成で走るのかとも思ったが,どうやら次の列車は真っ赤なほうの一両編成らしい。こちらの車両も,国鉄時代の首都圏──八高線や相模線など──で多く見られた塗色に近い色をしている。タラコ色とも揶揄され,当時から評判はあまり良くなかったが,大糸線の一般的なディーゼルカーの大胆な斜めストライプの塗色よりはマシかもしれない。

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 大糸線の糸魚川−南小谷間は非電化ローカル線であり,列車の運行本数は少ない。途中駅で下車して列車を撮影しようと思うが,列車の本数が少ないため何度も乗り降りすることは難しく,悩んだ末に小滝駅で下車することにした。幸いなことに,沿線には絶景ポイントが多く,どこの駅で下車しても撮影する場所に困ることはない。
 小滝駅で下車し,乗ってきた列車を見送る。

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 小滝駅のこぢんまりした駅舎。駅の横を暴れ川として有名な姫川──翡翠(ヒスイ)の産地としても有名で,河口付近では濁流に流された翡翠を拾うことができる──が流れており,雪解け水のために増水した川の轟音が響いている。10年前の集中豪雨で線路がズタズタになり,この小滝−南小谷間の列車運行が再開するまで数年もかかったのは記憶に新しい。そのときには廃線も覚悟していただけに,こうやって車窓の美しい路線が復活したのは嬉しいことである。
 
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 小滝駅の北側の鉄橋の袂で撮影する。姫川は全長60km足らずの短い川だが,白馬岳をはじめとする北アルプスを水源とする豊かな水量が日本海まで一気に流れ込むことを利用した水力発電所が数多く設置されている。
 鉄橋の下を流れる姫川は翡翠のような清流ではなく,雪解け水で増水した濁流になっていて,近くで見ると恐怖を感じるほどである。

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 近くの山を登り,糸魚川で折り返してきた列車を撮影する。ここがフォッサマグナ(大地溝帯)であることを実感させてくれる雄大な風景である。
 いつものように三脚を使わない手持ち撮影なので,この大きさの写真が限界。

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 奥の鉄橋を渡った列車が左側のトンネルを抜け,再び姫川の鉄橋を渡ってくる。

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 再びトンネルを抜け,足下の鉄橋を渡る。一粒で三度美味しい撮影ポイントである。こうやってカメラを動かして撮影できるのは,三脚を使っていないから,とも言える。

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 今度は鉄橋の横から南小谷駅で折り返してきた列車を撮影する。
 鉄橋の真横から見て,線路の下り勾配のきつさを実感する。写真の左側が下がっており,手持ち撮影だとカメラの水平を出すのに苦労する。どのように撮ってもカメラが傾いているように見えてしまうので,いっそのこと線路が水平になるようにして撮影してしまおうか,とも……。
 陽が傾きはじめ,トンネルの上方の木々に当たる光が斜光になって美しい。

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 時刻表を見ると,次にやってくる列車は,先程の列車が糸魚川で折り返すより前に糸魚川を発車している。ひょっとしたら,糸魚川に停まっていた国鉄色のきれいなディーゼルカーが走ってるくんじゃないかと期待して,姫川の河原に降りて列車を待っていたが……。

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 何度見ても,この斜めストライプ塗装はいただけない。

 さて,次の糸魚川方面への列車の15分後にやってくる南小谷行き列車に乗る予定だし,あちこち歩き回るのにも疲れたので,次の列車は小滝駅のすぐ近くで撮影することにする。

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 小滝駅構内で撮影しようと思ったが,駅の南側にあるトラス橋が気になり,思わず歩き始めてしまった。一旦歩き始めると,もう足が止まらない。足下の濁流がちょっと怖い感じのする護岸の上から撮影……。
 今回の旅行に持ってきたのはFinePixS2Pro + AF-S24-120だが,ここへ来てこのデジカメの欠点のひとつ,バッテリ制御の弱さが露呈し,列車が来て一枚目を撮影したところでバッテリ切れのマークが出て撮影不可となり,あわててポケットからOptioS5iを取り出して撮影するハメになった。トラス橋のような直線のある被写体では,コンパクトデジカメの歪曲の大きさがちょっと気になる。列車の重さでトラス橋が歪んでいるわけではない。

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 小滝駅に南小谷行きのディーゼルカーが入ってきた。
 小滝駅周辺では一日中たくさんの鉄道ファンが三脚を立てていたが,ホームでこの列車を待っていたのは私一人だった。周囲は暗くなり始め,次の列車を撮影するのは無理だと思われる。たくさんの鉄道ファンでホームが一杯だったら(座れないから)嫌だなぁと思っていたが,杞憂に終わった。喜ぶべきか,悲しむべきか……。

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 南小谷駅に到着。

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 信濃大町行きの電車に乗り換える。
 大糸線の南小谷から松本までは電化されていて,一日に数本は新宿からの特急あずさが乗り入れている。

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 今日の宿がある白馬に到着。

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峠から米山(鉢崎)の集落を見下ろす

 信越本線米山駅近くの山の上からは日本海と米山の集落に沿って走る信越本線を俯瞰でき,運が良ければ遠く立山連峰が見えることもあって,有名な撮影ポイントになっている。温かくなった今の時期,立山連峰が見えるのは期待できないが,雄大な景色を見ながら,しばらくのんびりしてみようと思う。

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 米山駅で下車する。日本海に一番近い駅として,ここから二つ新潟駅寄りの青海川駅が有名だが,この米山駅もすぐ隣が日本海になっている。

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 米山駅にはJAが併設されている。立派な駅本屋だが,現在は無人駅である。

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 米山は古くは鉢崎と呼ばれた宿場町であり,地形的な要因から関所(鉢崎関所)が置かれていた。交通の要衝であったため,早くからバイパス的な道路が造られ,そのおかげで古い街並みが残ったようである。写真の白いガードレールがバイパス道路。

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 宿場町として栄えた歴史を感じさせる建築物も多い。

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 街の外れに関所跡があり,そこから先は自動車が通れないつづら折りの坂道が続く。
 坂を登るのに疲れて,街並みを見下ろすあたりで休んでいると,長岡方面行きの列車がやってきた。期待はしていなかったが,やはり海の向こうに立山連峰は見えなかった。

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 米山の街並みも入れて撮影するとこんな感じになる。
 天気は快晴。ぽかぽかとして,このままぼんやり海を見ていたい気分だ。

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 坂を登り切り,岬の反対側(新潟側)を眺める。
 半分埋もれたトンネルは旧信越本線のものである。信越本線は当初,現在の路線よりも海側を海岸にへばり付くように走っていたが,複線化の際に長大トンネルで危険箇所を一気に駆け抜けるように線形の変更が行われた。その結果,海岸線にはたくさんのトンネル跡が残っている。米山駅の案内板では,旧線路跡はサイクリングロードになっているが,崖崩れでトンネルもろとも潰れてしまっているようだ。

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 最も高い場所から見下ろすと,快速「くびき野」がやってきた。元特急「みのり」が格下げになってできた列車で,車両も特急時代のままだと思われる。
 現在の線路の海側に旧線時代の架線柱が残っている。

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 米山の集落が終わるあたりが関所跡である。そこから道路は山に沿って折れ曲がり,上り坂となる。

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 関所跡から続くつづら折りの道。
 中越地震との関係は不明だが,この道の途中に大きな亀裂が生じており,ひょっとすると今後は大規模な改修工事が必要になるかもしれない。信越本線のトンネルの真上でもあり,この写真のような緑豊かな姿は数年後には見られなくなるような予感がする。

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 米山駅への復路は往路とは別の路地を歩いてみる。

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 軒下の形状が面白い建物が多い。間垣と同じように,日本海から吹き付ける強い風に屋根が吹き飛ばされないようにするための工夫だろうか。

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2005年4月29日 (金曜日)

いざ 長岡へ。

 日本海を見に行く。

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 東京駅から上越新幹線で長岡へ。

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 ゴールデンウィークとは言え,国境の長いトンネルを抜けると,そこにはまだ雪が残っていた。

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 長岡に到着。

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 長岡駅前。

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 長岡駅前の大通り。

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 長岡駅。土地に余裕があるのか,立地的に駅のステータスが低いところにあるのか,駅前の超一等地が駐車場になっていた。MOTTAINAI!。

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 長岡から柏崎に向かう。長岡駅のホームに電車が入ってきた。

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 柏崎駅に到着。

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 柏崎駅前。

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 柏崎駅。

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 今晩は柏崎駅前のビジネスホテルに宿泊。

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 柏崎駅構内を見下ろす。右手前はバスターミナル。

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2005年4月24日 (日曜日)

里山の残る小野路町を歩く

 今日は町田市の北部,里山の風景が残る小野路(おのじ)町を歩くことにする。
 福島県の三春町から関東に出てきたばかりの頃,地図を見ていて「小野路町」という字面が,三春と同じ田村郡にある「小野新町(おのにいまち)」に似ていて思わず目がとまった。それが気になって訪ねてみたところ,その美しい街並みや周囲の里山に魅了されてしまい,それからはのんびりした風景を見たくなったときにはこのあたりを歩くことにしている。

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 多摩ニュータウンの南端にある南野地区が出発点。ここから北にはきれいに区画された多摩ニュータウンが広がっている。

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 そこから南は急に幅員が狭くなった下り坂になっている。坂の下にはニュータウンの開発からのがれた町田市小野路町がある。

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 緑の多い急坂を下ると小野路町だ。先日のブログでは,町田の中心に広い道路ができて,将来的には多摩センターからモノレールが延びてくる予定だという話を書いたが,多摩センターのモノレールをそのまま延ばすと,この小野路町の上をモノレールが通ることになる。

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 坂の途中から横道に逸れると,そこには鬱蒼とした木々の間を縫うような小道が続く。

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 今日は快晴。紫外線の多そうな太陽光も,木々に囲まれた小道では気持ちの良い木漏れ日となる。

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 おっと,小道が三つに分岐している。左側から,緑が深く日当たりが悪そうな道,最も順調そうで高いところを通る道,太陽の光がさんさんと降り注ぎそうな明るい道,とりあえず全部歩いてみたいところだが,そういうわけにもいかない。なんとなく最も左側の道を選んでみた。

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 意外にも明るいところに出た。

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 畑に植えられているのは青ネギだろうか。田舎育ちの私にとっては原風景のような小道となった。

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 雑木林が広がる。ところどころで椎茸を作っているのを見かけた。昔は炭を作ったりもしたのだろう。

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 緑のトンネルが続く。あちらこちらでウグイスが鳴いている。

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 見事な幽霊(ゴースト)も出た。

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 鳥のさえずりと風の音しか聞こえなかったところに爆音が轟いた。オフロードバイクだった。次から次へ,6,7台はいただろうか。なんとも無粋な行為である。彼らは立派なヘルメットをかぶっていて気にならないだろうが,小道はしばらくホコリまみれになった。鳥もいなくなってしまった。
 それにしても,以前も書いたが,自由気ままに走ることが好きなはずのバイク乗り達は,なぜ群れたがるのだろうか。集団で走ったら,自分の思うがままに走ることができるというバイクの魅力が半減すると思うのだが……。

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 トンネルを抜けたところで,歩いてきた道を振り返る。三方向に分岐している。歩いてきたのは真ん中の道だが,さて,こちらから歩いていくとしたら,どの道を選ぶだろうか。想像すると面白い。

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 規則正しく並んだ切り株は桑の木である。実家のある三春町にも桑の木が多かったが,このあたりでも養蚕──三春の言葉では「カイコ様」。豊かな生糸を作ってくれる蚕(カイコ)は「様」を付けて呼んだのだ──を行っていた(いる?)のだろう。

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 懐かしいネギ坊主。

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 坂をどんどん下ると,ちょうど「小野路」のバス停となる。

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 小野路のバス停から南側は,道路の幅が狭いままの区間が残っている。車のすれ違いもままならない。小野路町は古くから栄えた町のため伝統的な建築物もあり,道路の拡幅が進まなかったのだろう。

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 狭い通りをバスも通る。当然他の車とすれ違うことはできないため,はるか彼方に対向車を見つけると,すれ違いのできる場所で対向車を待つことになる。特に整理員も信号機もない状態で,それなりにうまく通行できているところが面白い。

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 この小野路町宿でも,道路の拡幅工事のためのセットバック,立ち退きが始まったようである。小野路町の事情では拡幅は無理ということで,近くにバイパスでも通すのかと思っていたから,ちょっと驚いた。以前は古い宿場町の名残がそこかしこに残っていたのだが,それがどんどん失われているようだ。

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 小野路町宿の集落の中程にある中宿のバス停。バス停の横だけは道幅が広がっている。

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 南の鶴川側から多摩センター行きのバスが宿の集落に入ってきた。このあたりは昔の宿場町の雰囲気を残している。
 とはいえ,この近くには「煙草屋」という名前の古い酒屋さんがあって,店頭には見事な杉玉(酒林)がぶら下がっていて感激ものだったのだが,そこはすっかり更地になってしまっていた。

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 見事な塀は,新撰組ゆかりの小島家(現在は小島記念館)。ツツジが綺麗だ。

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 ここの道路が拡幅されるのだ。ちょっと信じられない。

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 ソメイヨシノは葉桜になったが,八重桜が満開である。薄紅色が綺麗だ。ソメイヨシノに比べて派手なためか人気のない八重桜だが,カメラマンの中にはソメイヨシノのような限りなく白っぽい花びらでも八重桜のようなピンク色に見せかけることに必死なひとも多い。

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 鶴川まであれこれよそ見しながら歩くことにする。交通量は多くなり,周辺には新しい住宅地が広がりつつあるが,まだまだ里山の風景が残っている。

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 鶴川まで歩くつもりだったが,2kmぐらい歩いたところで「小野路」交差点に到達。「小野路」の文字を見たら後ろ髪を引かれたような気がして,多摩センター行きのバスに乗り,今度は小野路の街並みをバスの中から見ることにする。ここを通らなければならないバスの運転手には,ストレスのたまりそうな通りである。

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2005年4月17日 (日曜日)

巨大商圏を誇る町田を歩く

 朝から快晴,大量の花粉が舞っている今日は,昼からのんびりと町田に買い物に行くことにする。

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 読売ランド駅前のバス停で下車。小田急沿線で,駅前のバス停がこれほど賑やか(の反対)なのは読売ランド前駅ぐらいだろう。

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 小田急線町田駅を出たところから,現在の町田で最も賑やかなパークアベニュー商店街方向を見る。
 町田の原町田地域は,武蔵の国の国府だった府中と幕府のあった鎌倉とを結ぶ鎌倉街道の宿場町であり,江戸時代から「二の市」「六の市」が立つことで賑わい,商店街が形成された。明治以降には,生糸の生産地だった八王子と横浜港とを結ぶ「絹の道」の中継点として賑わうようになり,さらには横浜線の原町田駅と小田急線の新原町田駅(後に双方とも町田駅に改称された)ができてからは,東京西部,神奈川北部の商業地として大きく発展している。

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 レンガ通り商店街は小田急線町田駅の東側に広がっている。大型の商店はないが,きれいに区画された商店街である。

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 小田急線町田駅北口前には小さな広場があり,待ち合わせ場所になっている。駅の出口前だが,周囲は自動車の乗り入れができないこともあって,のんびりすることができる。

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 広場の傍らには八王子と横浜を結んだ「絹の道」の碑がある。
 ドトールが入っているところには,以前珍しい馬肉料理専門店の柿島屋が入っていたが,手狭になったためだろうか,移転してしまった。

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 一番街商店街は絹の道に沿って形成されている。とても賑やかな商店街であり,一日中人通りが絶えない。

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 二番街商店街は府中と鎌倉を結んだ鎌倉街道に沿って形成されている。日曜日でも歩行者天国にならず,車が通行するため,一番街のようにのんびり歩くことができない。空中の通路は長崎屋。

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 一番街と二番街の分岐点。ここからは原町田中央商店街となる。数年前にJR町田駅前から町田街道までを結ぶ広い道路ができて商店街が分断されてしまっている。活力のない商店街だったら,あっさり商店街がつぶれてしまいそうな暴挙だと思われるが,町田の商店街にはまだまだ余力がありそうだ。
 この道路の開発にともなって,写真の左側に残っていた小さな商店街「都南デパート」がなくなってしまった。デパートとはいうものの,市場形式の小さなアーケード商店街で,戦後のにおいが残るような感じがする懐かしいところだった。
 この新しい道路が広いのは,いずれ多摩センターからモノレールが延びてくる予定だからだそうだが,実現するのはいったいいつになることやら。

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 原町田中央通り商店街。老舗の乾物屋も残っているが,全体的には新しいチェーン店系のショップが多い印象だ。街が繁栄して地価が上昇し,家族経営の店はどんどん厳しくなった結果,チェーン店系の店が増えたのだろうと思われる。

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 こんな感じで老舗も新しい店に挟まれるかたちで残っている。個人的に猥雑な外観は嫌いではないが,目立てばよいというのにも限度があるだろう。それに比べると,さすがに老舗の店構えの存在感にはすごいものがある。

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 同じビルでも塗装が変わるとこれだけ印象が変わってくる。

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 町田仲見世商店街。都南デパートと同じ形態のアーケード商店街である。

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 町田仲見世商店街の原町田中央通り商店街側の入り口。

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 町田仲見世商店街には,懐かしさがこみ上げてくるような古い店と,若い人が経営していると思われる新しい感覚の店が混在している。この商店街の店のような小さな店であれば,若い人でも店が開きやすいのだろう。吉祥寺のハーモニカ横丁に若い人が経営する店が増えているのと同じだ。
 都南デパートがなくなってしまった現在,この仲見世商店街にはずっと残ってほしいものである。

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 仲見世商店街の東急ハンズ側の入り口。左側には仲見世飲食店街がある。ここには有名なカレー屋があり,カツカレーが名物になっている。

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 商店街の裏側に大きなケヤキが残っている。

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 ケヤキにつられて行き止まりの路地に入っていくと,タイムスリップしたような建物が残っていた。

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 東急ハンズ前の交差点付近。このあたりは国鉄原町田駅の駅前だったが,小田急線の新原町田駅に近づけるように駅が移動してしまい,現在のJRの駅からは離れてしまった。しかし,駅の移転補償として,バスターミナルと東急ハンズが誘致されたこともあって,人通りは絶えない。

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 大和通りを通って中央通り商店街に戻る。原町田中央通り商店街も,小田急線の駅から少し離れたこのあたりまで来ると,人通りも落ち着いた感じになる。

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 ここにも老舗の乾物屋がある。八王子から横浜に生糸が運ばれた絹の道を通って,横浜からは海産物が長期保存可能な乾物のかたちで運ばれたため,町田の商店街に乾物屋が多い。
 この周辺の建物には,巨大なイラストが描かれていて驚かされる。

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 右側の壁が老舗の乾物屋である。

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 古い建物と新しい派手なイラストのコラボレーション,か。

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 さらに原町田中央通り商店街を歩くと歩行者天国が終わり,一方通行だが車が乗り入れるようになる。このビルには100円ショップのダイソーが入っている。私が初めてここを歩いたときには,このビルにはトポスが入っていた。その後トポスが撤退し,コンピュータ関係の大型ショップ「メディアバレー」となり,今はダイソーが入っている。

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 東急ハンズの前から商店街を見る。

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 左側がDoCoMoショップ,右側がドン・キホーテ。以前は左側がパソコン関係の上新電機,右側がディスカウントショップキムラが入っていた。栄枯盛衰は世の常であるが,ここまで激しいと落ち着かない感じがする。

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 JR町田駅のルミネから駅前のペデストリアンデッキと東急デパートや109のある通りを見下ろす。
 町田市の人口は約40万人。隣の相模原市の人口は約60万人であるが,相模原市には明確な中心地がなく,しかも相模原市を通るJR横浜線と小田急線は町田で交差していることもあって,実質的に町田の商業施設集積度は100万都市並の規模を誇っている。
 今日の写真はワイコンを付けたCaplio GXで撮影している。ワイコンのアダプタ部分に滑り止めのラバーを巻いたことでちょっと気分が変わり,あっという間に大量の写真を撮ることになった。おかげでBlogもまとまりがなく,長々としたものになってしまった。反省。

【かつての都南デパートの写真を追加/2007年6月12日】
 都南デパートの周辺の写真が出てきたので追加。東急百貨店の連絡通路から俯瞰した写真もあるはずなのだが,検索できなかった(情けない)。6枚とも,1999年2月6日にFinePix700で撮影したものである。

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 左が都南デパート(ショッピング街)。南側の入口に「一龍」というラーメン屋があって人気だった。

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 都南デパート横の仮設通路には絵が描かれていた。町田デザイン専門学校のフェスタ町田ウォールペイントコンテストだった。

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 都南デパートの北側。

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2005年4月15日 (金曜日)

きれいは汚い 汚いはきれい マクベスお前もか

 暖かい日が続かなかったこともあって一週間近く満開状態を保っていた川崎市北部の桜も,毎日たくさんの花びらを散らすようになった。地面や川面には花びらが積もり,風が吹くと花吹雪となる。桜が最もきれいな瞬間かもしれない。

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 朝のバス停。近所のおばあちゃんが歩道に積もった花びらを掃除していた。
 このバス停の横は桜並木になっていて,この季節には桜の花びらを,晩秋には降り積もった枯れ葉を踏んで歩くのがとても気持ちが良いのだが,厚く降り積もる前にきれいに掃除されてしまうのがちょっと不満だった。でも,こうやっておばあちゃんが掃除している姿を見てしまうと,微妙な気分……。

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2005年4月10日 (日曜日)

桜満開 小田急線百合ヶ丘〜柿生

 私が生まれ育った福島県三春町には桜の木が多く,春になり周辺の桜の花が咲き競う様は見事である。「三春」という町名は「春になると梅,桃,桜の三つの花が一斉に咲き競う」ことに由来するらしいが,現実には圧倒的に桜の花が多い。最もポピュラーなソメイヨシノではなく,ヒガンザクラ系のベニシダレザクラが多いこともあって(有名な「滝桜」ももちろんベニシダレザクラである),開花時期がソメイヨシノよりも早く,梅の花と同時期に咲くことがあったのだろう。そんな三春の風景が身体に染み込んでいるためか,梅や桜の花が咲き始まるとワクワクしてたまらなくなる。
 というわけで,近くの桜の木が満開になったので出かけてきた。

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 小田急線百合ヶ丘駅の周囲には見事なソメイヨシノの並木がある。
 ホームからその桜並木を見上げる。安易に下枝を切り落としているためか,木に以前のような勢いがない感じがする。並木の中の一本はほとんど花を付けず,すでに葉桜になっている。枯れ枝が目立つ木も多く,もう少しケアが必要かもしれない。

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 百合ヶ丘駅の新百合ヶ丘側には桜並木はないが,線路横の土手には菜の花が一面に広がっていた。

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 百合ヶ丘駅から小田急線の線路に沿って読売ランド前駅方面へ下る坂道は,私の好きな場所のひとつだ。どうってことない坂道だが,桜並木が満開になるこの季節はよそ行きの姿を見せる。
 ちなみに,縦横比4:3の写真はNikonのCOOLPIX5700,3:2の写真は*ist Dで撮影している。*ist Dでレンズ交換をする代わりに,望遠側で撮りたいときにはCOOLPIX5700,広角側で撮りたいときには*ist D,という使い分けをしてみた。

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 新百合ヶ丘駅から柿生駅までの小田急線に沿って流れている柿生川の両岸には,見事な桜並木が続いていて,車窓からの目を和ませてくれる。柿生川と小田急線の間には畑が広がっていて,桜並木をさえぎるものはほとんどなかったのだが,5年前ぐらいから大きなアパート(マンション)がたくさん建ってしまって,小田急線の車窓はだいぶ寂しくなった。
 桜の花が咲く頃には近所の人々が集まり,あちらこちらで宴会が催される。わずかに残る広場にも,よく見ると「道路建設予定地」の看板が立っており,数年後には風景や風習が変わってゆくことだろう。

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 柿生川は人工的な味気ない川だ。完全にコンクリートに囲まれ,大雨が降ったときの大量の雨水を氾濫させることなく下流に流す機能に特化している。

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 以前のこの道は,アスファルトに覆われていない土の道で,表面をタンポポやオオバコが覆っていた。周囲が宅地化されたのと同時に自家用車が通れるように舗装されてしまった。でも,最近の犬は,意外に土の道よりも舗装された道を好みそうだったりして。

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 新百合ヶ丘駅から多摩線に乗る。新百合ヶ丘駅を出てすぐに柿生川と世田谷通り(津久井道)の上をクロスする。見事な桜並木だ。

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2005年4月 3日 (日曜日)

京浜急行青物横丁〜鮫洲

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 京浜急行川崎駅。京浜急行といえば赤い車体に白い線。他社線のようにステンレス車体の列車が急増しているということはないが,こういう古いタイプの車両はだいぶ少なくなったようである(大師線は別だが)。

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 名前に惹かれて青物横丁駅で下車する。楽しそうな商店街がありそうな予感がする。

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 最初は駅の西,第一京浜側に出たが,商店街のにおいがする東側に歩いてみる。すると,見事な洋風建築物と「旧東海道」の案内が見えてきた。

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 旧東海道を南側の鮫洲方向に歩く。旧東海道ということと,青物横丁という駅名から賑やかな下町風の商店街を想像したが,カラー舗装はなされているものの,すでに商店街としての機能は薄れてしまっていた。ところどころに昔の賑わいを感じさせる建物が残っている程度である。

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 京浜急行は旧東海道に沿って南北に伸びている。このあたりから南は高架線になっている。

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 歩き続けると,あっという間に鮫洲の商店街へ。やっと商店街らしくなってくる。

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 鮫洲の駅から運転免許センターへ行く道筋と旧東海道が交差するところ。

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 丁寧に使い続けられているため,とてもきれいなまま残っている。

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 旧東海道から逸れて,鮫洲駅周辺をふらつく。見事な住宅が残っている。

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 懐かしい感じの路地も残る。

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 路地を歩くと鮫洲八幡神社へ。門前には風格のある建物が残っている。

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 京浜急行鮫洲駅前。運転免許センター周辺らしく,代書屋さんが軒を並べる。

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 京浜急行の品川駅構内。跨線橋から駅構内を見渡せるようになっていて楽しい。
 今日は気合いを入れてあちこち写真を撮り歩いてみようと思って*ist Dを持ってきたが,うっかりCFカードを入れておくのを忘れてしまった。我ながら情けない。写真は常時携帯しているOptioS5iで撮影したものである。

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